コミュニケーション Advent Calendar 2016の19日目です。
コミュニケーションコストってなんだ?
この言葉に行き当たったのはサイボウズの記事で、ちょうどそのときに考えていたことが書かれていたので、もう参照してよ。以上! とはいかないので、自分なりの何かを見いだしていこうと思います。
2つの側面
コミュニケーションコストには、大きく分けて2種類あります。
タイムコスト
コミュニケーションには時間がかかる=人件費がかかる ⇒ 短いほどいい!
という発想のビジネススキルとして言及されることが多いでしょう。
関係者のコンテキストが異なると、問題のピントを合わせるのにも一苦労します。
お互いに必要な情報を交換し、ゴールに向かっていくためにどういうことが必要なのかということは、ファシリテーションやホウレンソウと呼んだりしてビジネススキルとして多くの組織から求められているのが現状です。
去年のpenginさんの記事や今回のrhoboroさんの記事はこちらに重点を置いたものだといえます。
心理的コスト
風通しの良い職場環境
その言葉を面接官に言われ、本当にその職場がそうであったかどうか、私あなたが実態に悩まされたかどうかは別の問題として、企業から求職者に対するアピールポイントとなる程度には求められている要素です。
相手に話しかけたり相談をするために決断や思い切りが必要な場合は、コストが高い
状態にあります。
多くの場合、相手との関係性や彼・彼女・私の人間性として言及されることになります。
この記事では心理的コストにフォーカスします
関係性とか人間性に帰結してしまうと逃げ道がなくなってしまうので、何とか体系化できないものかと悩んでいて、そのとっかかりとしてこの記事を書いています。
心理的コストの差で何が変わるのか
サイボウズの記事で言う「絡みやすい」人だと何がメリットなのか。まずはそこから確認しましょう。
- 信頼関係を作ることで、お願いを聞いてもらえる土壌ができる
- 情報が集まる
ビジネスマンとしては前者、技術者としては後者が重要かもしれません。
一般的な組織のマネージャにとっても、情報が集まることは重要ですので見逃せない要素だと思います。
「絡みやすい」人とは
人と事を分離する
今日見つけたものが何であれ、チームの全員が、その時点でわかっていたことやスキルおよび能力、利用可能なリソースを余すことなく使って、置かれた状況下でベストを尽くした、ということを疑ってはならない
(ノームカースの最優先事項)
私がどこから拾ってきたのか忘れてしまいましたが、私のEvernoteに残っている言葉です。ググっても出典が見つかりませんでしたw
問題が発生したとしても、原因を人に求めるのではなく事に求めるようにすると、メンバーは所属するチームに安心感を覚えます。
説明を遮らない
本来、一人で考えているだけの方が楽なのに、人に説明することは、それだけで気合いが必要です。
勇気を出して説明していることを遮り、お前の話はよくわからないなどと突っ返されたら、次から説明するときのハードルが上がります。
一方で、説明の途中で「ああ、わかった」というのも実はあまりよくありません。
わかってくれたんだと思っても、後から話をすりあわせると、やっぱり話がすれ違っていたりする。ひどい場合には、自分が言ったことにされて、その人の意見を通しただけ、という事態にもなります。
そうなると、説明者はやはり曲解を生む相手と話すことに抵抗を覚えるようになります。
自分を飾らない
人は弱さを見せる人に対して親近感を覚えます。
何でもできると吹聴する人と対面するのはしんどいことが多いです。
得てして、承認欲求の現れであったり、自らの意見が絶対であると考えているケースが多数のため、相手の意図に沿わない応対をすると関係がこじれるためです。
まとめ
コミュニケーションコストとして人との垣根をなくすためにできることを書き殴ってみました。
総じて言えばGoogleのプロジェクトアリストテレスで言及されているように、心理的安全性や信頼感が人とのつながりの間の障壁を減らすことになるのでしょう。
不完全燃焼
最初の段階ではもうすこし掘り下げて書こうと考えていたのですが、なかなかうまくまとまらないままアドベントカレンダーの予定日を過ぎてしまったため、このまま投稿します。
具体的には、心構えに近くなっているこの内容から、実際の行動へとつなげるためのスキルとして敷衍できたらと考えていました。
なので、一旦ここで投稿し、追記を後日投稿しようと思います。
→ やっと追記を投稿できました。 (2017/01/19)
転職します
個人的なことですが、2017年1月から別の会社で働きます。
新しい職場での自戒と抱負を込めて、この記事を書きました。
また、Qiita初投稿になる訳ですが、殻に閉じこもりがちな自分を鼓舞し、コミュニケーションの基本と言われる自己開示から始めようと思ってます。