はじめに
Azure OpenAI Service について調査をしていますが、
使用可能なモデルが複数あり、その違いがよくわからなかったので、簡単にまとめました。
Azure OpenAI Service について
→Azure登録から始める、Azure OpenAI Serviceの使用手順
Azure OpenAI Service のモデルについて
利用できるモデル(prompt)は、大きく2つのグループに分けることができます。
通常の言語モデル(prompt)
基本1つの入力に対して1つの出力を返すモデル。
- Ada
- Babbage
- Curie
- Davinci
- GPT-3モデル
※上から順に高性能となります
チャットモデル(completion)
会話インターフェースように最適化されたチャットモデル。
チャット形式で文脈を理解した回答を生成することができる。
- GPT-4モデル
- 8K コンテキスト
- 32K コンテキスト
- ChatGPT (gpt-35-turbo)
<コンテキストウィンドウ>
モデルによって、チャットの文脈を理解できるサイズが異なります。
モデル | コンテキストウィンドウ | トークン |
---|---|---|
ChatGPT (gpt-35-turbo) | 4Kコンテキスト | 2,048トークン |
GPT-4 | 8Kコンテキスト | 8,192トークン |
GPT-4 | 32Kコンテキスト | 32,768トークン |
その他:微調整されたモデル(fine-tuning)
既存のモデルに(トレーニング)をさせることで、個人用データセットに合わせて調整されたモデルを使用することができる。
※現在、使用可能モデルは通常の言語モデルのみ
Azure OpenAI Service を使用してモデルをカスタマイズする方法 - Azure OpenAI | Microsoft Learn
Azure OpenAI Service 利用料金
各モデルによって使用料金が異なります。
一部抜粋してまとめるので、その他モデルについては公式サイトを参照してください。
チャットモデル
モデル | 1,000トークンあたりの料金 |
---|---|
ChatGPT (gpt-35-turbo) | ¥0.266691 |
GPT-4 | プロンプト (1,000 トークンあたり) | 完了 (1,000 トークンあたり) |
---|---|---|
8K コンテキスト | ¥4.001 | ¥8.001 |
32K コンテキスト | ¥8.001 | ¥16.002 |