どうも、プログラミングの鬼シヨツ鬼です。
この記事では「Raspberry Pi(ラズパイ)をWindowsから遠隔操作したいぜ」って人に向けてTeraTermという無料のソフトを使って遠隔操作する方法を説明します。
初心者の人がこの記事を見ただけで操作できるように、IPアドレスを調べる方法などの準備からコマンドの意味などできるだけ丁寧に説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに、この記事は次の動画と同じ内容ですので、記事だけだと分かりづらい部分は、そちらもご活用ください。
(ボタンの位置や操作方法などがわかるので、初心者の方は動画のほうが分かりやすいかも)
YouTube:【電子工作】TeraTerm(テラターム)を使ってRaspberryPi(ラズパイ)を遠隔操作する方法
準備するもの
・Raspberry Pi 3 model B(OSインストール済のもの。OSのインストール方法はこちら)
・遠隔操作されていることが分かる部品(本記事で使っているLチカのやり方はこちら)
・Windows10が入っているPC
・無線LAN環境(Wi-fi)
・フリーソフトへの感謝の気持ち
WindowsへTeraTermをインストールする
Windowsからラズパイを操作するためにTeraTermという無料のソフトをインストールします。インストールは簡単ですので、下記に紹介するページを参考にインストールしてください。
TeraTermの配布ページ
インストール方法
ラズパイのIPアドレスを調べる
IPアドレスとはネットワークに接続された機器に割り当てられた数値のことです。電話番号のようなイメージで、通信の際に必要に必要になるので調べます。
1.ラズパイをネットワークに繋げる
画面右上の電波のマークをクリックしてWi-Fiに接続してください。
2.IPアドレスを表示する
ラズパイのプロンプトを開いて以下のコマンドを打ち込みます。
ifconfig
3.IPアドレスを確認する
先ほどのコマンドによりネットワークの情報が画面に出力されるので、inetと書かれた部分にどのような値が記載されているか確認します。
(例)inet 192.168.1.27
WindowsのIPアドレスを調べる
1.Windowsをネットワークに繋げる
画面右下の電波マークをクリックしてラズパイと同じネットワークに接続されていることを確認してください。
2.IPアドレスを表示する
「コマンドプロンプト」を開いて、以下のコマンドを打ち込みます。
ipconfig
3.IPアドレスを確認する
先ほどのコマンドによりネットワークの情報が画面に出力されるので、IPv4アドレスと書かれた部分にどのような値が記載されているか確認します。
(例)IPv4 アドレス . . . . . . . . . . . .: 192.168.1.24
ラズパイの設定を行う
TeraTermでの遠隔操作を実現するためにラズパイの設定を行います。
次の設定を行うことで、遠隔操作を行うための通信が可能になります。(難しい言葉で言うと「SSH」というプロトコルによる通信を許可する設定)
1.設定画面を開く
次のコマンドを打ち込み設定画面を開きます。
sudo raspi-config
2.「5 Interfacing Opetions」を選択する
3.「P2 SSH」を選択する
4.「<はい>」を選択する
5.「<了解>」を選択する
6.「< Finish>」を選択する
TeraTermより接続を行う
1.WindowsでTeraTermを起動する
2.「新しい接続」の画面でホスト欄にラズパイのIPアドレスを入力して「OK」
初めての接続で「セキュリティ警告」が出た場合は「続行」を選択
3.「SSH認証」の画面でユーザ名とパスフレーズ欄にラズパイのアカウント情報を入力
コマンド入力の画面が表示されれば、成功です。
ラズパイをWindowsからコマンドベースで接続することができます。
まとめ
コマンドを打ったりする操作は、慣れないと時間がかかったり、打ち間違いで動かなかったりするかもしれないけど、だんだん慣れるよ。
得体の知れない怖いものではないから、落ち着いて使ってみてね。
最後まで、読んでくれてありがとう。
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