Hadoopには、ラックの位置を意識してデータを配置するラックアウェアネスという機能がある。この機能を使うことにより、ラック障害などによる複数ノードの同時ダウンなどに対する耐障害性を持たせることができる。
本記事では、Cloudera Manager にてラックIDを設定する方法を説明する。
ラックアウェアネスの機能そのものについてはApache Hadoop の該当ページを参照のこと。
環境
- Cloudera Manager 5.9.0
手順
トップメニューから、 ホスト → すべてのホスト をクリックする。
ラックIDを設定したいノードにチェックをつけ、 選択内容に対するアクション → ラックの割り当て をクリックする。
ラック名を入力する。ラック名はスラッシュで始まる、ファイルパスのような方式で記載しなければならない。例: /rack1, /group1/rack2
影響を受けるサービスを再起動する。
参考
Cloudera 公式ドキュメント: http://www.cloudera.com/documentation/enterprise/latest/topics/cm_mc_specify_rack.html