概要
user名が変更になり、ホームディレクトリの名前が変更されると、pyenvが動かなくなることがあります。これは、pyenvの環境にあるライブラリが参照しているpythonのパスが通常ホームディレクトリ内にあるのですが、通らなくなることによります。以下の方法で解消可能です。pyenv-virtualenvでも対応は同様です。
環境: Ubuntu 16.04
手順
# 環境名取得
$ pyenv versions
$ vi ~/.pyenv/versions/環境名/bin/pip
一行目は以下のようになっていると思います。
#!/home/旧user名/.pyenv/versions/環境名/bin/python3.*
これはインタプリタ言語において、読み込むインタプリタを指定するいわゆるシバンというものです。IDが古いままですので、新しいものに変更します。
#!/home/新user名/.pyenv/versions/環境名/bin/python3.*
これでpipが動くようになりました。あとは、他のライブラリも再インストールすれば一律変更できます。
$ pip freeze > requirements.txt
$ pip install -r requirements.txt