この記事について
回路設計もしたことなかった私が、JLCPCBで基板の実装サービスを利用したときに経験した失敗談です。
KiCad1で回路設計し、JLCPCBに注文するまでの基本的な流れは、[KiCadで]JLCPCBにPCBAを発注する手順2を参考にさせていただきました。
失敗談
注文する前にJLCPCBのFAQs3を確認しても、理解できなかったです。
失敗してみると、ちゃんと書いてあったんだなぁという感じです。
失敗1: 回路がショートしてた
レイアウトし直した後は、再度、詳細チェック!
小さい基板を複数作成したいときに、複数の基板を1枚のボードにまとめて注文することがあります。これを、面付けと言い、同じ回路図の基板を複数まとめることを同種面付けと言います。
私は、この同種面付を行う際、KiCad においてミシン目を使って面付けをする4を参考にしたのですが、基板のレイアウトを修正しているうちに、意図せず1つの配線をずらしてしまったのです。
両面基板だったので、裏側で回路が全部繋がっていました。
失敗2: 部品の型が違った
データシートは、必ず丁寧にチェック!
JLPCBで基板実装の再注文をするとき、部品欠品で購入履歴から再注文ができないことがよくあるんです。
部品はいつ調達される予定なのか分からないので、別の部品に差し替えるのですが、部品の写真とデータシートをざっとチェックして注文すると全く型の違う部品でした。
部品の一辺一辺、ひとつづつ丁寧に確認しましょう。
失敗3: 部品の向きが逆
座標ファイルには、部品の配置座標や取り付け向きが記載されているおですが、KiCadが出力したものを信じてしまっていました。
しかし、部品は基準になる向きがそれぞれ異なるので、JLCPCBにて各部品の基準となる向きを調べないといけないようなのです。
ピンヘッダーでも向きが違います。
座標ファイルのRotationには、黒背景の図の部品を何度反時計回りに回転させるかを記入しておけば大丈夫そうです。
おまけ
JLCPCB側のミスもありました。
基板が届いたときに、チェックしましょう!
どちらも部品が基板に対し水平に付けられてなかったです。
ピンヘッダーが倒れてる
タクトスイッチが斜め
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[[KiCadで]JLCPCBにPCBAを発注する手順] (https://qiita.com/platypus5384/items/605e28d0cd89402a8672) ↩