はじめに
Googleよりこちらの発表がありましたので簡単にまとめました。
Google Workspaceを利用中の企業は無料でGemini AdvanceやNotebookLM Plusなどが利用可能になるとのことです。
概要
Googleは本日、AI機能を全てのビジネス向けWorkspaceプランに標準搭載することを発表しました。これにより、企業はアドオンを購入することなく、最新の生成AIの機能を利用できるようになります。
なぜAIを標準搭載するのか
Googleは、AIが仕事の未来の基盤であり、その変革力はすべての企業と従業員が手の届く価格で利用できるべきだと考えています。過去20年以上にわたり、Google Workspaceは単なるツール群以上の存在として、チームの創造、構築、成長の場を提供してきました。1,000万以上の企業がWorkspaceを活用し、革新的なスタートアップから大企業まで、働き方を変革しています。
主要な新機能
1. Gmail、Docs、Sheets、Meet、Chat、VidsなどでのAIアシスタント
- Geminiによる通信の効率化
- メール、チャット、ファイル内の情報要約・作成・検索支援
- 文書、スライド、スプレッドシート、動画の作成支援
- 会議の自動メモ作成、音声・映像の品質向上、遅れて参加した際の会話のキャッチアップ支援
2. Gemini Advancedとの対話機能
- ラップトップやモバイルデバイスでの学習、ブレインストーミング、プランニング支援
- コーディング、研究、データ分析などの複雑なプロジェクトのサポート
- 反復的または専門的なタスクを支援するAIエキスパートチーム(Gems)の構築
3. NotebookLM Plusの提供
- 革新的なAIリサーチアシスタントを全従業員に提供
- 複雑なトピックの理解支援
- 音声オーバービュー機能
- チーム間での学習・オンボーディングの加速
料金体系の簡素化
- アドオン購入の必要性を排除し、プランと料金を簡素化
- 例:以前はWorkspace Business StandardプランとGeminiビジネスアドオンで月額$32/ユーザーだったものが、新料金では月額$14/ユーザーに
- 新規顧客は明日から適用開始
- 既存顧客は2025年3月17日または年間/固定期間プランの更新日のいずれか遅い方から適用
- 小規模ビジネス顧客は現時点で料金変更の対象外
セキュリティと信頼性
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データの所有権
- ユーザーの許可なくGeminiモデルのトレーニングにデータを使用しない
- 広告ターゲティングやデータ販売に使用しない
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制御機能
- エンタープライズグレードの制御機能を搭載
- ユーザーの権限に基づく関連データのみ取得
- 既存のWorkspaceデータセキュリティと主権制御を自動適用
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コンプライアンス
- SOC 1/2/3、ISO 27001/17/18、ISO 42001などの認証を取得
- HIPAA準拠のサポート
今後の展開
- 無料トライアルの提供開始
- 今後1年間で新しいAI機能と価値の追加を継続
- すべてのビジネスのためのAI駆動型の働き方の実現を目指す
Privacy Hubで利用可能な管理者向けコントロールと取り組みについて詳しく確認できます。
こちらに提供予定である機能一覧が載っています。