0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

GPT-5.6 Sol Ultraを6時間使ってみた。5.5より「違う、そうじゃない」が減った

0
Last updated at Posted at 2026-07-10

人間とAIが一緒に粘土からゲームキャラクターを作っているイメージ

おはこんばんわ。最近はゲームを作らせてもらっています。

今日、自分の環境でGPT-5.6 SolをUltraモードで使えるようになったので、6時間くらいずっと動かしてみました。

正直、まだ6時間です。ちゃんと条件をそろえた比較でもないですし、トークン数のログも取っていません。なのでレビューというより第一印象に近いです。

それでも、GPT-5.5のときとは少し違うなと思ったことがあったので、忘れないうちに書いておきます。

一番感じたのは、こちらが「違う、そうじゃない」と説明し直す回数が減ったことでした。

今はFable 5とGPTで役割を分けている

GPT-5.5のころからProの20x枠を契約して、ゲーム開発に使っています。

最近Fable 5が使えるようになってからは、実装計画や設計まわりをFable 5に考えてもらい、実装はGPTに任せることが増えました。

今の分担はだいたいこんな感じです。

Fable 5には、いきなりコードを書いてもらうというより、「どう作るか」を先に考えてもらっています。

自分の頭の中では分かっているつもりでも、実際には曖昧なところがかなりあります。それを実装できる単位まで整理してもらう感じです。

同期が、OpusとFableの違いをこんなふうに言っていました。

Opusは平均60点くらいのものが多く、たまに30点のものを出す。
Fableは平均80点くらいで、たまに200点くらいのものを出す。

もちろん数字は完全に例えです。

でもFable 5を使っていると、この「たまに200点」はちょっと分かります。こちらが頼んだ範囲をこなすだけではなく、「そう、それを言いたかった」と思う提案を急に出してくることがあります。

Ultraでは、必要な役割に分かれて動いている

GPT-5.6 SolのUltraモードで面白かったのが、タスクに合わせてサブエージェントが動くところです。

実際の画面では、QA、UIレビュー、ビジュアル表現の確認、画面遷移の制約確認など、いろいろな役割が出てきました。

QA、UIレビュー、ビジュアル監査などの専門サブエージェント

自分が一つずつ役割を指定しているわけではありません。頼んだ内容を見て、必要そうな担当に分かれて動いているように見えます。

今までは「すごく頭のいいAI一人と話している」という感覚でした。Ultraは、必要になったらその場で小さなチームを作る感じに近いです。

OpenAIの説明でも、Ultraはサブエージェントを使って複雑な作業を進めるモードとされています。なので「GPT-5.6ならいつでも複数のAIが動く」というより、GPT-5.6 SolのUltraモードの特徴と考えるのがよさそうです。

GPTは、一緒に粘土工作をする友達みたいなもの

自分にとってGPTは、指示を出したら完成品が返ってくるだけの道具ではありません。

友達と一緒に粘土をこねて、フィギュアを作っている感じに近いです。

「これ、あれじゃないかな」

「もう少しこっちを削った方がよくない?」

「それなら、このパーツも付けてみよう」

そんな感じで話しながら、最初はよく分からなかった塊を少しずつ形にしていきます。

AIが出したものを見て自分の考えが変わり、それをまたAIに伝える。自分だけでは思いつかなかったものが、その往復から出てくることがあります。

この感覚はGPTに限らず、対話しながら使うAIにはだいたい感じています。

5.5より「説明し直す回数」が減った

GPT-5.5もかなり頭はよかったです。ただ、こちらの意図と少しずれた実装が出てくることがありました。

「そこじゃなくて、こっちを直してほしい」

「その変更で別のところが動かなくなっている」

「いったん前提から説明し直そう」

こういう壁打ちを何回かして、やっと欲しかった形になることも多かったです。

GPT-5.6 Sol Ultraを使ってみると、この回数が減りました。最初から意図に近いところまで実装して、そのまま次へ進めることが増えた感じです。

もちろん一発で全部完成するわけではありません。今でも確認や修正は必要です。

ただ、壁打ちの中でも「一緒に良くするための会話」は残り、「意図が伝わっていなくてやり直す会話」が減ったように思います。

だからトークンの減り方も緩やかだったのかもしれない

使っていて最初に「あれ?」と思ったのが、トークンの減り方でした。

GPT-5.5を使っていたときより、減り方が緩やかに感じました。

最初はモデル側の仕組みが変わったのかと思いましたが、単純に修正の往復が減ったからかもしれません。

やりたいことを一回で近いところまで実装してくれれば、説明し直す回数も再実装の回数も減ります。その結果、完成までに使うトークンも少なくなります。

なので「GPT-5.6は一回の処理が必ず安い」という話ではありません。Ultraはサブエージェントも使うので、一つのタスク自体は重い可能性があります。月額料金が下がったわけでもありません。

あくまで自分の使い方では、完成までの遠回りが減った結果、全体の消費が減ったように感じたという話です。

これは素直にうれしかったです。

AIは賢くなるけど、自分は勝手には賢くならない

GPT-5.6がここまでよくなっているとは、正直思っていませんでした。

巷ではもうGPT-6がどうなるのかという話も見かけます。正式な話はさておき、次の世代がどんな性能になるのかは楽しみで仕方がありません。

ただ、一つ悩みがあります。

AIの性能はどんどん上がっていきますが、自分の性能は自動では上がりません。

AIが速く正確に実装できるようになるほど、何を作りたいのか、どこまでできたら完成なのか、出てきたものが本当に正しいのかを決めるのは自分です。

AIが遅い間はAIがボトルネックでした。でもAIがどんどん速くなったら、次にボトルネックになるのは自分かもしれません。

そこは気をつけたいと思いました。

おわりに

まだ6時間なので、もっと長く使ったら印象が変わるかもしれません。

それでも今のところ、GPT-5.6 Sol UltraはGPT-5.5より「違う、そうじゃない」と言う回数が減りました。そのおかげで修正の往復が減り、完成までに使うトークンも少なくなったように感じています。

AIが進化するのを楽しみつつ、自分が開発のボトルネックにならないように、自分の作る力も一緒に上げていきたいです。

同じようにゲーム開発や個人開発で使っている人がいたら、GPT-5.6 Solの使用感も聞いてみたいです。


参考

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?