はじめに
Zabbix4.0でsnmptrapの監視方法を記載します。
Zabbix画面上だけでなく、設定ファイルを変更するものが多かったので、まとめました。
変更する設定ファイルは以下の4つです。
- /etc/zabbix/zabbix_server.conf
- /etc/snmp/snmptrapd.conf
- snmptt.ini
- snmptt.conf
ほとんどこのサイトをもとに設定しました。
このサイトを見て、設定したい頂いたほうがわかりやすいし、早いです。
[https://www.miraclelinux.com/product-service/zabbix/tech-lounge/zbx-tl-001]
最低限の設定だけ記載します。
事前準備
- Zabbixのインストール
- snmpttのインストール
/etc/zabbix/zabbix_server.conf
zabbixサーバの動作を設定するファイルです。
SNMPTrapperの有効化とsnmptt.logの出力先を指定します。
#StartSNMPTrapperの有効化
StartSNMPTrapper=1
#snmptt.logの出力先
SNMPTrapperFile=/var/log/snmptt/snmptt.log
/var/log/snmptt/snmptt.logはsnmptt.iniと同じにする必要ある。
/etc/snmp/snmptrapd.conf
snmptrapdの動作を設定するファイルです。
snmptrapをsnmpttに渡すように設定し、認証の無効化を設定します。
# snmptrapをsnmpttに渡すように設定
traphandle default /usr/sbin/snmptthandler
# 認証の無効化を設定
disableAuthorization yes
コミュニティ名で認証する場合は以下のように設定します。
# snmptrapをsnmpttに渡すように設定
traphandle default /usr/sbin/snmptthandler
# コミュニティ名pubblicで認証する。
authCommunity log,execute,net public
/etc/snmp/snmptt.ini
snmpttの動作を設定するファイルです。
#NET-SNMP のPerlモジュールを有効化
net_snmp_perl_enable = 1
#日付と時間のフォーマットを設定。
date_time_format = %Y/%m/%d %H:%M:%S
#ログファイルの場所
log_file = /var/log/snmptt/snmptt.log
/var/log/snmptt/snmptt.logはzabbix_server.confと同じにする必要ある。
/etc/snmp/snmptt.conf
snmpttのログの整形方法をしていします。
Zabbixでsnmptrapが確認できなければ、個々の設定が間違っている可能性が高いです。
以下の設定規則で記載します。
EVENT <event_name> <OID> "category" severity
FORMAT format_string
Zabbix上の設定
以下のサイトを参考にしてください。
[https://www.zabbix.com/documentation/4.0/manual/config/items/itemtypes/snmptrap]
[https://www.miraclelinux.com/product-service/zabbix/tech-lounge/zbx-tl-001]
サービス起動
以下のサービスを起動してください。
- snmptrapd
- snmptt
- zabbix-server
まとめ
上記に簡単に記載しましたが、設定する項目が多くなかなかうまくいきませんでした。
次回は上手くいかなかった対処方法を記載したいと思います。
上手くいかなったときの対処法を以下に記載しました。
https://qiita.com/shiojojo/items/dd7e663f2bae40b98266
参考文献
[https://www.zabbix.com/documentation/4.0/manual/config/items/itemtypes/snmptrap]
[https://www.miraclelinux.com/product-service/zabbix/tech-lounge/zbx-tl-001]