概要
Cognos Analytics をWindowsサーバー上に実装する場合に、ウィルススキャンS/Wの対象とすべきファイル・フォルダに関する情報です。
Virus ScanのS/Wをただ入れるだけで、そのままでOKとしている環境は無いでしょうか。
Virus Scanの対象外にしなければいけないフォルダは、一番下のリンクにあるようにしっかりとガイドされていますので、ガイドに従って除外設定するようお願いします。
また、Cognos BIに関しては、以下の投稿をご参照下さい。
Cognos BI をWindowsサーバーに導入した際のウィルススキャンS/W設定
https://qiita.com/shinyama/items/28e428e833a9ea0eced8
内容
Cognos Analyticsでのスキャン対象外の指定です。
導入中
Cognos Analyticsのインストール中は、スキャンは実行しないようにしてください。
Configurationフォルダ
<c11_location>\configuration\
例 c:\Program Files\ibm\cognos\analytics\configuration\
以下の拡張子のファイルを除外して下さい:
*.ini
*.xml
*.xsd
*.xslt
一時ファイル
<c11_location>\temp\
例 c:\Program Files\ibm\cognos\analytics\temp\
このフォルダに生成される uda* から始まる名称のファイルが除外対象となりますが、特定の拡張子ではないため、指定が難しい場合は、tempフォルダを丸ごと対象外としてください。
bin及びbin64
<c11_location>\bin 及び <c11_location>\bin64
例 c:\Program Files\ibm\cognos\analytics\bin 及び c:\Program Files\ibm\cognos\analytics\bin64
このフォルダ全体を除外対象として下さい。
cgi-bin
<c11_location>/cgi-bin/
例 c:\Program Files\ibm\cognos\analytics\cgi-bin
以下のファイルを除外して下さい：
cognos.cgi
※Technoteには記載が無いですが、ISAPIでGWを構成している場合、cognosisapi.dllも除外対象となると思います。
Transformerキューブ
TransformerでPowerCubeを作成している場合、キューブも除外対象となります。
以下のファイルを除外して下さい：
*.mdc
Logファイル
<c11_location>\logs\
例 c:\Program Files\ibm\cognos\analytics\logs\
以下のファイルを除外して下さい：
*.log
*.xml
*.lck
*.pid
*.service
cbs* (拡張子はありません)
dataファイル
<c11_location>\data\
例 c:\Program Files\ibm\cognos\c11\data\
以下の拡張子のファイルを除外して下さい:
*.rtm
*.lck
参考情報
Which Cognos Analytics 11.x files need to be excluded from a virus scan?
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg22001916