#前年比や累積計算
リストにおいて、特定の数値データの、前年差異や累積合計の計算式を作成する手順を学びます。
#手順
A1.Reportを開始点とする。
クエリー1に、「クエリー計算」を追加し、名前に「前年差異」、式の定義に「running-difference ([数量] for [製品ライン])」を記載。
※running-differenceのような関数は、赤枠で示す「f{x}」タブで、Cognosで使用できる関数の一覧が表示されている
※for [製品ライン]の意味は、後ほどレポート実行時に説明する
レポートを実行してみる。
「前年差異」列に、前年との差分の数量の値が表示されている事がわかる。
それぞれの製品ライン、例えば「アウトドア用保護用品」の中での年ごとの差分が計算されている事がわかる。これが計算式で定義した「 for [製品ライン] 」の意味。
次に「累積合計」を作成する。
式の定義は「running-total([数量])」で、「for [製品ライン]」を入れてない事に注目。
レポートを実行してみる。
「累積合計」列が表示されるが、「for [製品ライン]」を指定していないので、「製品ライン」のグルーピングは無視して一気通貫で累積されていく事がわかる。
A10.Reportとして保存。
この様に、「f{x}」タブの関数を使いこなすと、表現の幅が広がりますので、色々と関数を使用してみてください。
#自己学習記事一覧
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