概要
自然言語の入力でグラフの作成が行える「アシスタント」の機能に関して、こちらの記事で以前に紹介していました。
Cognos Analytics 12.0 新機能 アシスタント
https://qiita.com/shinyama/items/7eabb9e07926aa2d2354
今回はCognos Analytics 12.0.1と12.0.2での機能アップデートをご紹介します。
参考情報
アシスタント 12.0.1
https://www.ibm.com/docs/en/cognos-analytics/12.0.0?topic=2023-assistant
アシスタント 12.0.2
https://www.ibm.com/docs/en/cognos-analytics/12.0.0?topic=2024-assistant
12.0.1でのアップデート
データソースの選択時に、「choose source」「 set source」「 change source」「select source」というフレーズが使えるようになりました。
例えば、select sourceまで入れてみると、ソースの候補リストが表示されます。
リストはされていませんが、「GS_Website」という名称のソースを指定してみると、Cognosフォルダ内を検索してマッチするソースを選択してくれます。
コマンドのガイドも親切です。Showまで打つと、候補のコマンドオプションが選択されます。
show columnを打つと、このソース内の列がわかります。
Visualizationを得るためのコマンドも途中で候補が出ます。Regionを選択してみます。
Visualizationが表示されました。
この画面でもアップデートがあり、Shareで「Top Insights」の文言もメールやSlackで共有できるようになり、Add to でVisualizationを新規のダッシュボードだけでなく、現在編集中のダッシュボードにも貼り付け可能となりました。
「What is」「When is」「Where is」「Who is」などの質問に関して、アシスタントがシンプルな回答でOKと判断した場合、Visualizationではなく、イメージのようなテキストベースでレスポンス良く回答されるようになりました。
また、Visualization作成不能な質問に関してはLearn Panelのリンクが表示され
リンクを開くと入力した質問が引き継がれて検索された結果が表示されるようになりました。
12.0.2でのアップデート
データソースの選択時に、「Select sample data source」が表示され、サンプルを利用してAssistantの機能を学習できるようになりました。
「コール・センター」「コーヒーの販売とマーケティング」「病院の入院データ」のサンプルソースが選べますが、サンプル選択すると、こんな質問してみてはどうかというSuggestionの質問を例として表示してくれます。