LoginSignup
0
0

More than 5 years have passed since last update.

Cognos クロス集計で数値の入っているセルのみドリルスルーを設定する

Posted at

概要

以前、ドリルスルーを設定した際のパフォーマンスの劣化の原因を説明するため、こちらの記事を投稿しました。
Cognos BI ドリルスルー使用時のパフォーマンス上の注意点
https://qiita.com/shinyama/items/2fa81dfd42689eb1b407

平たく言えば、「ドリルスルーポイント分だけ、パラメーターで指定された値を繰り返し持つ」という、Cognosのレポートの仕様によるもので、これは以下の様なクロス集計をドリルスルー元とした場合でも同じです。

この場合、クロス集計は4列x5行で20セルありますので、ドリルスルーポイントも20個となり、「Fax」という文字の情報が、20回繰り返されてレポートに保持されます。
001.PNG

お気づきの通り、「2010年」の「Mountaineering Equipment」は、データがNULLで入ってないですが、このブランクセルにもドリルスルーは内部的には設定されていて、「Fax」という文字を保持します。

一般的なクロス集計では、このような空白のセルは多いですので、この空白セルからドリルスルーを排除できたらパフォーマンスが向上できる、というのが今回の内容です。

手順

やり方は簡単です。
クロス集計のセルの中に「条件ブロック」を入れています。

ブロック変数の条件がYesの時、ドリルスルーが設定された「Quantity」が配置されています。
002.PNG

条件がNoの時、ドリルスルーは設定されていない、そのままの「Quantity」が配置されています。
003.PNG

コンディション・エクスプローラーで、ブール値変数として、以下の定義を置いています。
004.PNG

非常に単純ですが、クロス集計が「遅い」「ドリルスルーを設定している」「空白セルが多い」という環境では、非常に効果がありますので、是非覚えておいて頂ければと思います。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0