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メンタルは鍛えるものではなくスキルだと思う話

はじめに

QiitaにCognosの技術記事の投稿を始めてから丸二年、ついに記念すべき300回投稿となりました!

50回投稿の時も、いつものCognosとは関係の無いこんな投稿していましたが、自分にとって投稿を続けるコツは今も唯一つで、この記事の通りの事をやり続けてます。
「追い込まれないと動かない自分を、いつでも動かせるようになった画期的な方法」
https://qiita.com/shinyama/items/b9a620f7119a7027ad49
※今も返信必須なメールの返事を保留にして、この記事書いてます。相手の方、ごめんなさい。。。

さて300回記念という事で、今回もタイトルのようなメンタル系の投稿でもしてみようかと思います。
Qiita300回の投稿を通して思う事は、「多くの技術情報を提供してこのエリアに関わる人々に貢献するんだ!」、という崇高な理想を自分の中で思い起こしてみても、どうもモチベーションが続かず、投稿面倒くさいな~と日々思うのですが、上記の記事のような小技を使うとあっさりと1件投稿できてしまう、何か人間ってそんなものだなと思う次第です。
日頃から、いかに自分の精神状態を健康に保つかという事に対して、こういうしょうもない小技を考えては試してみるのを趣味としてやってますので、この際自分で有効だなと思った、ばかばかしくも使えるスキルをピックアップしてお伝えしたいと思いますw

スキル① 超忙しいプロジェクトでも休憩する方法

休憩というと、タバコを吸いに行ったり、外を散歩したりという方法をイメージする人が多いのではないかと思うのですが、周りのみんなが殺気立っているようなプロジェクトだと、席を外すのも目立つし、休憩とるのも気を遣いますよね。
でも長時間連続仕事していると確実に効率は落ちるので休憩は必要なのですが、思い切って外に出て散歩してみて戻っても、なんかあんまり回復してる感じがしないんですよね。
なんで回復しないんだろうと考えてわかったのは、散歩をしている間も結局仕事の事を考えながら歩いていて、実は仕事と同じ脳の使い方をしているからで、脳を休ませるためには違う脳の使い方をしないといけないのでは、という事にふと気がついたんですね。
そこで私が殺伐としたプロジェクトでやっているのは、机に向かったまま仕事とは違う脳の使い方をして休憩するです。

では、早速やってみましょう!
疲れてきたな~と思ったら、パソコンの画面一杯に超細かい文字満載のExcelのファイルを開いて、後ろからチラ見されてもちゃんと仕事をしているように見せかけれる画面にしておいて、「妄想」を行います。
妄想のネタはお任せしますが、お勧めは「自分の好きな事の次回の計画を具体的に立てる」です。
例えば、キャンプに行くのが好きな人だったら、「今度の週末はキャンプに行こう、どこに行こうかな、最近行ってない長野方面に足を伸ばすか、あ、そう言えば、誰々さんがあのキャンプ場は良いと言っていたな、釣りができるんだっけかな、渓流釣りできる川がそばにあるキャンプ場がいいな、長野で川となると天竜川とか木曽川とかだっけ、鮎釣りとかって初心者でもできるのかな、そうだ、その前に釣具屋行って、新しい竿を見つつ店員さんに聞いてみるか、・・・」とか考えていると、なんか楽しくなってきて、この間に仕事とは全く違う頭と感情の使い方をする事になり、実はこれによって脳がかなり回復するようなんです。自分の場合。
周りから見ると真面目に仕事しているように見えるし、自分の脳と心は回復してくれるし、おまけに週末の予定が立てられるので実際に充実した週末が過ごせるようになるという、一石三鳥の素晴らしいスキル、だと自分では思っています。
合言葉は「瞑想より妄想」です。
是非試してみてください!

スキル② ルーティンの作業を最短時間でやろうとしない

「仕事とは時間が無い中でやるものなので、自分が常日頃やっている既にルーティン化しているような作業は、最短時間で最速で終わらせて、頭を使わなければならないところにしっかりと時間をかけるってのが、できる社会人の時間の使い方だよ」、とかいうのは、実は違うんじゃね、と思う話です。
ルーティンとなってる、もはやあまり頭を使わなくてもできる作業って、全速力で行うと1時間で終わるけど結構な疲労度をもたらすとすると、精神力を使わないようにわざとゆったりやってみたところ、1時間20分くらいで多少時間はかかるのですが、あれ?全然疲労度なしでできてるじゃん!、というのにある時気がつきました、という情報共有です。
これ、一日のトータルの仕事効率で考えた時に、どっちら得かと考えたら、後者じゃないのかしらと思い、日々実践しています。
ルーティン化している作業は、精神力を使わないように、むしろ精神力回復の時間ととらえ、気持ちゆっくり目にやる
これは仕事中だけじゃなくて、日々の生活の中でも同じだと思います。御飯作ってる時とか、買い物している時、はては単に歩いているだけの時に、むやみに急いで実は凄い精神力使ってる経験ないでしょうか。
そこに気がつく事で、ルーティンの作業の時間をむしろ精神力を回復する時間にしてしまう、というのを心がけるのが、スキルだと思う次第です。

スキル③ 人生辛かった事ランキングを活用する

誰だって辛い経験なんてしたくないですけど、不幸はどうしても向こうからやってくるもので、辛い経験をした時に「これを成長の糧にしよう」と本当に心から思える人は、全人口の一握りで、多くの人は、辛い目に会った事は、心に傷をかかえながらもなるべく思い出さないようにして、人生を生きていくというのが普通なのではないでしょうか。
でも辛かった経験って、実は利用価値があって、自分の中でランキング化する事で、今のつらい状況を乗り切る財産にできると思うんですよね。
例えば、運よくコストが潤沢で、非常に協力的な人格者のお客様やメンバーに恵まれたプロジェクトを長いことやっていると、非常に毎日ハッピーかというと、人間ってそんなにうまい造りには出来ていなくて、いつの間にやらこれが当たり前になってきて、日々の些細なしょうもない事や、ちょっとしたストレスな事に対してやたらと目がいくようになってきて、まるで不幸を自分で求めているかの様に、その些細な事が「これさえ無ければな~」→「今一番辛いこと」→「辛くてストレスを生む要因」、になってきちゃうんですよね。
そういう風にならない人も多々いるとは思いますが、自分は気がつくとそういう状態になってしまうので、なんか辛いな~と思う時は、意識的に今一番辛いと思っている事って、自分の人生の辛かった事ランキングに入れてみると、何位だ?、とランキング付けしてみる事にしています。
すると、あらら、ランキング30位にも入らないや、という事を認識できて、客観的に今の状況を見られるようになり、「そんな気にする事ないか」と思えるんですよね。
苦痛の具合を主観的から客観的に変換するのに、過去の辛い経験を利用するという事ですね。
これが辛い経験の一番の活用方法だと思います。
特に私と同じような思考パターンをやってしまう人は、是非マイ不幸ランキングを試してみて頂ければと思います。

スキル④ 怒りを継続させている事の悪影響を知る

まあ、いつの時代も社会というのは理不尽なでき事が発生するもので、マジでむかつく事一杯ありますよね。
怒りに対する対処というのはどうも難しく、私も怒りを抑える確実な方法というのは知りません。
しかしながら、怒りを継続させている事による自分への悪影響にある日気がつきました、という話です。
怒りというものは、その怒りが正当な怒りであればある程長続きして、気づかぬ間に自分に悪影響を及ぼしているものですね。
怒りを継続させている間は、日常の些細な事に幸せを感じる能力とか、ちょっとした他人からの思いやりに気がつく力とか、世の中の美しい景色を見て「きれいだな~」と普通に思う感情とか、そういうのを段々と確実に自分から奪っていきます。
怒りを与えている相手はくだらない存在で、どう考えても自分の方が正しいのに、そうであればある程、実は自分が一方的に損をしていっていて、そこに気がつきにくい、というのが、怒りというものの恐ろしい仕組みなんだと思います。
この罠にはまらないには、怒りが自分を不幸にしていく仕組みを知るという事しかないのかなと。
私の好きなドストエフスキーの名言で、こんな言葉があります。
 そうだ、僕のまわりには小鳥だの、
 木々だの、草原だの、大空だのと、
 こんなにも神の栄光があふれていたのに、
 僕だけが恥辱の中で暮らし、
 一人であらゆるものを汚し、
 美にも栄光にも全く気づかずにいたのだ。

怒りを継続させてしまう事で、身の周りにあふれる幸せに気がつかなくなる、という状況になっていないか、時々自分でもチェックするようにしています。

スキル⑤ 「失敗は他人のせい」という考え方をスキルとして使う

例えばこんな経験をしたら、貴方はどう思いますか?
貴方はあるプロジェクトのリーダーですが、お客様が非常に気難しい人で、ミーティングのたびに貴方の意見は全否定、もはや自分でも何が悪いのかわからず、プロジェクトをうまく進めていく事ができません。
プロジェクトの進捗が悪くなってくると、お客様は貴方の上司にクレームを入れ、プロジェクト崩壊の間際になって、ついに上司は貴方の更迭に踏み切ります。そして、貴方は退場し貴方のチームメンバーだった後輩が後を引き継ぐ事になります。
するとどうでしょう、それまで何を言っても全否定だったお客様が、簡単にGOサインを出してくれるようになって、プロジェクトはあっという間に立ち直り、成功裏にサービスインを迎えたのでした。
めでたしめでたし・・・、じゃなくて地獄ですよね。。。

こんな時、普通の人だったら、
「ああ、後輩がやるとあんなにうまく行くなんて、なんて自分は無能なんだ。上司にも自分の無能があからさまになってしまい、もう立ち直れる気がしない。この会社でもうやっていける気がしないので、転職しようか。。。」
という感じに思いますよね。
そりゃあそうです。こんな嫌な経験、恥ずかしくて、悔しくて、消えてしまいたいと思うのが普通です。
こんな時、一部の素晴らしいメンタリティーを持った人は、
「今回は失敗をしたけど、これを成長の糧にして頑張ろう。今回、自分がお客様をマネージできなかったけど、後輩ができたのは、やはり何か自分に足りないものがあり、後輩が持っているものがあったのだと思う。それが何かしっかりと考えてみて、学ぶところは学び、きっと将来に活かしてみせる!」
と思えるかも知れません。
素晴らしい。エンジニアの鑑であり、日本人が最も美しいと思える生き方なのではないでしょうか。

でも、少なくとも私にはこんな考え方はできません。
普通の人は、こんな風に前向きに考えられないし、常に前向きであろうとするのは結構なことですが、いつかメンタルをやってしまうリスクをはらんでいると思います。

そこで忘れてはいけない、第三の視点が、こんな視点だと思うのです。

確かに貴方は失敗したかも知れないが、ちょっと待って。自分にこう問いかけてみてください。
「何を言っても全否定なんて、そのお客様、社会人として未熟過ぎやしないですか?」
「その未熟さ故に感情的になり、プロジェクトをリスクにさらしたのは、明らかにお客様のミスではないですか?」
「プロジェクトが崩壊しそうになって自分に不利益が及びそうになったら我に返り、慌ててとにかくプロジェクトを進めようとした結果、なんでもOKモードになったんじゃないですか?」
「それに、お客様にクレームを言われたからと言って、そのクレームを鵜呑みにして、しかもメンバーである後輩を後釜に据えるなんて、その上司も短絡的過ぎやしないですか?」
・・・

美しくない考え方で、こういう考え方はしないよう子供の頃から教育されて育って来たかと思いますが、実は本質をとらえている部分が多々ある、「この失敗は実は他人によって引き起こされている部分があるのでは?」という視点です。

もちろん失敗は失敗として、反省は忘れてはいけません。
でも立ち直れないような辛い状況であれば、意図的に「自分は悪くなくて、他人が悪い」という考え方を自分の心の中だけでしていくのは、決して悪いことではなく、自分が挫折から立ち直ってこれからも社会の中で健康に生きていくためのりっぱなスキルだと思うのです。

これって日本の教育の影響なのか、特に日本人だとこういう考え方をしない人が多いと思うので、自分を客観的にみて、「こういう考え方はした事が無いな」と思い当たる、優しく素敵な貴方にこそ覚えておいて欲しい自分を立ち直らせるスキルだと思うので、是非一度、究極的に辛い時には使ってみて頂ければと思います。

おわりに

という事で、今回のお話はおしまいです。お楽しみ頂けましたでしょうか?
一時期よりはマシになったとは思いますが、IT業界はやっぱり厳しい業界で、自分の周りでもメンタル不全になってしまう人は少なくないです。
人によって効果の有無はあると思いますが、スキルとして知っておけば、もしかしてそうならずに済んだという人もいるかも知れませんので、日常で、あるいは辛い時に、思い出して試してみて頂ければ、これ以上ない幸せに思います。