#データ・モジュールの基本操作
先にアップロードした「製品マスタ.csv」と「販売実績.csv」を、データモジュール上で結合する手順を学びます。
#手順
Cognosポータルで、「新規」から「データ・モジュール」を選択。
ソースの選択画面で、チーム・コンテンツからC1でアップロードした「製品マスタ.csv」ファイルを選択し「OK」。
「グリッド」タブで、左ウィンドウに表示されている「製品マスタ.csv」を選択すると、データの中身が表示される。
「ダイアグラム」タブを見ると、図のように「製品マスタ.csv」のみが登場人物として存在する事がわかる。
次に「販売実績.csv」もデータソースとして取り込みたいと思う。
「+」から「新規ソースの追加」を選択。
ソースの選択画面で、チームコンテンツから「販売実績.csv」を選択し「OK」。
「販売実績.csv」も取り込まれ、ダイアグラムタブでは図の様に両方のファイル(テーブルの扱い)が表示されている。
それぞれのデータアイテムを「文字」として扱うか「数値」として扱うかの検討を行う。
※「文字」「数値」の判断は、以下のようなイメージ。
「年」は数字データであるが「数値」として扱うと、表に置いた際に自動的に集計されてしまい「2017」と「2018」が合計され「4035」となる。この表示では意味不明なので、年は文字として自動集計しないようにする。
取り込んだ両ファイルのデータアイテムの型、数値(L字型定規)、文字(abc)を見ていくと、「製品キー」が数値になっているので、文字に変更する。
「製品キー」を右クリックし「プロパティ」を選択。
使用法を「識別子」あるいは「属性」に変更し「OK」。
※「識別子」はデータが重複なくユニークな場合に選択。
次に、取り込んだ2つのテーブル間には現状では関係性が無いので、関係を作成する。
※「関係」とは、2つのテーブルからデータを取得する際に発行されるSQLの結合のキーや結合タイプを決めるために使用する
ダイアグラムタブで「販売実績.csv」と「製品マスタ.csv」をCtrlキーを押しながら両方クリックで選択し、右クリックで「関係を作成」を選択。
結合のためのキーアイテムとして、表1から「製品キー」、表2から「製品キー」を選択し、赤枠のネジ型アイコンから「多対1」を選択。
※これは、左側の「販売実績」表が多、右側の「製品マスタ」表が1、という関係性になる。基本的には集計すべき「数値データ」のアイテム、つまりここでは「数量」や「単価」「収益」などを持っている実績表が「多」となり、数値データを持っていないマスター表が「1」となる、という感じで選択する。
「選択された列のマッチング」をクリックし「更新」をクリックすると、結合後のデータのイメージが表示されるので、確認して問題なければ「OK」。
「保存」アイコンから任意のフォルダに任意の名前で「保存」する。
ポータルで作成したデータ・モジュールが存在する事を確認する。
新規にレポートを作成し、先ほどのデータ・モジュールをソースとして選択する。
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