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Cognos Framework Managerのデータモデルを複数人で開発する

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概要

Cognos Framework Managerを複数人で開発したい時に、それぞれの開発担当者が開発したモデルを、どうやってマージしたら良いか、というのを聞かれる事があります。

こうやろうという正式なガイドがある訳ではないので、私のプロジェクトではこうやってましたという一例の紹介です。

方法

とりあえずDatabaseViewにテーブル定義を取り込んだ状態のモデルです。
BusinessViewは何も作成していません。
ここから、開発担当①には「製品」のクエリーサブジェクトを、開発担当②には「従業員」のクエリーサブジェクトをそれぞれ開発してもらう、というシナリオだとします。
001.PNG

FMモデルのフォルダには、以下のファイル群がありますので、担当①と担当②にそれぞれこのファイル群を渡します。
002.PNG

担当①はFMModel1というフォルダにファイル群を置きました。
003.PNG

ここで、モデル開発に入る前に「log.xml」ファイルを削除します。
004.PNG

「log.xml」を削除した状態です。
005.PNG

この状態で、FMModel1のFMModel.cpfを指定してモデルを開きます。
006.PNG

頑張ってBusinessViewに「製品」クエリーサブジェクトを作成しました。
007.PNG

一方その頃、担当者②はFMModel2にファイル群を展開していました。
008.PNG

そしてFMModel2をFMで開いて、
009.PNG

「従業員」クエリーサブジェクトを作成してました。
010.PNG

さて、どうやって「製品」と「従業員」のクエリーサブジェクトを元のFMモデルに取り込むかというと、担当者①と②から、それぞれのFMモデルフォルダー(FMModel1とFMModel2)にある、「log.xml」ファイルを送ってもらいます。
どこか適当なフォルダにlog.xmlファイルを置いて、わかりやすいように名称を変更します。
011.PNG

さて、元のFMモデルを開きます。
BusinessViewは何も存在しない状態ですね。
012.PNG

ここで「プロジェクト」メニューから「スクリプトの実行」を選択します。
013.PNG

担当者①から送られてきた「log1.xml」を指定します。
014.PNG

担当者①が行った変更で取り込みたいものをチェックし「実行」。
015.PNG

正常完了を確認し「承諾」。
016.PNG

「製品」クエリーサブジェクトが取り込まれました。
017.PNG

この状態で、再度「プロジェクト」メニューから「スクリプトの実行」を選択し「log2.xml」を指定します。
018.PNG

担当者②の変更を反映します。
019.PNG

このように「従業員」クエリーサブジェクトも取り込まれました。
020.PNG

まあこんな要領で、それぞれの担当者が開発したログを1日の終わりに、マスターモデルに取り込むようにしていました。

もっと良いやり方あるという方は、是非教えて下さい!

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