概要
Cognos Analyticsは、上書きインストールでバージョンアップできますが、自分でカスタマイズしている色々なファイルって、どうなっちゃうんだっけ?
と、結構前にこの内容を理解していたはずなのに、本日聞かれてすっかり忘れてしまっていたので、自分の備忘録も込めて投稿しておきます。
内容
Cognos Analytics 11.0.6以降の場合の話です。
以下のフォルダの、2つのファイルがポイントです。
C:\Program Files\ibm\cognos\analytics\configuration\preserve.ca_base_preserve.txt
C:\Program Files\ibm\cognos\analytics\configuration\preserve\preserve.txt
バージョンアップの時、.ca_base_preserve.txtファイルにリストされているファイルは、カスタマイズが入っていても、そのまま新バージョンの環境で保持されて移行されます。
※exclude:ファイル名となっているものは、逆に保持の対象から明示的に外されているものです。
※このファイルを編集する事は禁止されています。
上記のファイルのリストに無いファイルをカスタマイズしていて、バージョンアップ時に保持して欲しい時は、preserve.txtファイルに記載します。
説明に記載されているように、こちらのファイルも普通にファイル名、フォルダ名を書けば保持され、exclude: の後に記載すると保持対象外となるようです。
簡単ですが、以上です。
参考情報
How to upgrade your version of Cognos Analytics
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21994915
Preserved files and folders when upgrading Cognos Analytics
https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/SSEP7J_11.0.0/com.ibm.swg.ba.cognos.inst_cr_winux.doc/c_ca_upgrade_latest.html