Cognos TM1に監査ログの機能があり、ユーザーのログインやCubeなどのオブジェクトの変更操作をログできると思いますが、監査ログにログされるものもあればログされないものもあります。
そんな時に、あきらめずにログできるものもあるというTipsです。
監査ログに出力できるものとして、以下のようなエントリーの変更や、セキュリティーの変更などもログをされます。
しかしながら、例えば「機能の割当」などのセキュリティー変更がログされるかというと、
とりあえず、あるグループに対する「Consolidation TypeIn Spreading」の権限を「拒否」にしてみます、
監査ログを表示してみると、以下のように「機能の割当」の変更はログされていません。
こんな時にあきらめずに、トランザクションログである、tm1sYYYYMMDDhhmmss.logを見てみましょう。
以下の太線の箇所のように、先ほどの操作がコントロールキューブへの変更としてログされているものがあります。
#LOG_FORMAT=1
#LOGID=A
"","20161213093318","20161213093318","Admin","S","","DENY","}Capabilities","Consolidation TypeIn Spreading","EXECUTE","10110",""
#"","20161213093455","CubeSerialized: }Capabilities: by *"
#"","20161213093455","CubeSerialized: }CubeProperties: by *"
#"","20161213093455","CubeSerialized: }DimensionProperties: by *"
#"","20161213093455","CubeSerialized: }ElementAttributes_}Cultures: by *"
#"","20161213093455","CubeSerialized: }StatsByChore: by *"
#"","20161213093455","CubeSerialized: }StatsByClient: by *"
#"","20161213093455","CubeSerialized: }StatsByCube: by *"
#"","20161213093455","CubeSerialized: }StatsByCubeByClient: by *"
#"","20161213093455","CubeSerialized: }StatsByProcess: by *"
#"","20161213093455","CubeSerialized: }StatsForServer: by *"
というTipsでした。