Cognos BIもシステムなので、障害時にはリストア復旧が必要です。
日頃、どんなものをバックアップ取っておくべきなのか、というのを経験上からまとめました。
■ マニュアルでの情報
【InfoCenter:Back Up Data】
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/cbi/v10r1m0/index.jsp?topic=%2Fcom.ibm.swg.im.cognos.ug_cra.10.1.0.doc%2Fug_cra_id14269BackUpData.html
※この中では、以下がバックアップ対象としてガイドされています。
・Content Store
・ReportServer/ContentManagerの/configurationディレクトリ
・Framework Managerのプロジェクトディレクトリ (配置場所は任意)
■ ReportServerでのバックアップの対象となる事が多いもの。
① /configurationディレクトリ
② レポートに使用しているImageファイル(gif,jpgなど) ⇒ ゲートウェイ上に存在。ディレクトリは任意。ただしWebServerで設定されたパス。
③ JavaScriptを使用している場合、そのプログラムファイル(*.js) ⇒ ディレクトリは任意
④ SDKを使用している場合、そのプログラムファイル(*.java, *.classなど) ⇒ ディレクトリは任意
⑤ PowerCubeを使用している場合、Cubeファイル(*.mdc) ⇒ ディレクトリは任意
■ バックアップ対象となる可能性が考えられるもの。
※以下の全ファイルを取得が必要というわけではなく、明示的に変更しているファイルを取得。
① system.xmlファイル(カスタマイズしている場合)⇒ /templates 以下の層に複数
② cogdm*.iniファイル(カスタマイズしている場合)⇒ /bin
③ *.cssファイル(カスタマイズしている場合)⇒ ファイルにより任意。よく使用されるものは以下。
・/webcontent/skins/<スタイル>/portal/default.css
【IBM Cognos Connection の外観の変更】
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/c8bi/v8r4m0/index.jsp?topic=/com.ibm.swg.im.cognos.ug_cra.8.4.1.doc/ug_cra_i_ModifyingtheCognosConnectionStyleSheet.html
・GlobalReportStyles.css ⇒ 以下の複数箇所。
【IBM Cognos 8 のスタイル シートの全体的な変更】
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/c8bi/v8r4m0/index.jsp?topic=/com.ibm.swg.im.cognos.ug_cra.8.4.1.doc/ug_cra_i_style_sheet.html
その他、環境・要件によっては以下の項目もバックアップ対象としてご検討ください。
・ Metric Managerを使用している場合、Metrics Store DB
・ 監査用DBを構成している場合、そのデータベース
・ Transformer使用時のモデルファイル(.mdl、.pyi) ⇒ ディレクトリは任意
・ IHSやWASなどM/Wのバックアップに関しては、各製品のガイドに従ってください。
・ 運用/メンテナンス用のスクリプト
・ Cognos 10 でDynamic Query Modeを使用している場合、/log/XQE
・ Cognos 10 でAnnotation Service や Human Task Servicesで専用のDBを使用している場合そのデータベース
参考:データベースによるバックアップを選択しない場合は、こちらの配布ツールによるバックアップになります。
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/cbi/v10r1m1/topic/com.ibm.swg.ba.cognos.ug_cra.10.1.1.doc/t_deployhumantaskandannotation.html#DeployHumanTaskAndAnnotation