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React書き方変わりすぎ問題

Last updated at Posted at 2019-07-03

※最終更新日: 2019/08/16 stateHookの例を追加。ライフサイクルのお話追加

30代半ばの中堅エンジニアのメモ代わりの書きなぐりです。

要約

触ってみた。試してみた系のコードには冗長な記述が目立つので、ついカッとなって書いた。反省はしていない。
フロントエンドは日々進化が激しいので、追いかけ続けないと1年前、2年前の書き方をして、「書き方が老害」になりかねません。
そのため、新しく勉強した結果と、備忘録も兼ねてこちらに書き残します。

前提(思想)

2行でも3行でも省けるコードは省くべきであるし、自分で書くコードは一番信用してはいけない。

しかしながら、どうしてもコードを書かなければいけない場合は前述の通り、本質とは関係のないノイズを減らし、バグの介在余地を少なくするべきである。

constructorは基本的に書かない

もちろん絶対ではないですが、省略記法が使える場合は使いましょう。可読性も上がります。
例えば以下のようにstateを設定する場合、constructorを呼び出す必要はなくなりました。

従来の書き方.js
export default Sample extends Component {
  constructor(props) {
    super(props)
    this.state = {
      foo: "baa",
    }
  }
  ...
  render() {
    const { foo } = this.state
    return (
      ...
    )
  }
}
state設定.js
export default Sample extends Component {
  state = {
    foo: "baa",
  }
  ...
  render() {
    const { foo } = this.state
    return (
      ...
    )
  }
}

さらに、React16.8以降はuseStateというステートフックが使用できるようになりましたので、今まで以上にコードの本質だけを書くことに専念できるようになりました。

useStateを使う.js
import React, { useState } from 'react'

export default const Sample = () => {
  const [state, setState] = useState(0)
  return (
    ...
  )
}

原則的にclass設計しない

上記のuseStateとも関連しますが、constで作成してもpropsも渡せますし、状態管理も可能になりました。importも普通にできます。
classを使用したコンポーネントを作成するのは、shouldComponentUpdateなどのライフサイクルを利用するときだけで十分な気がします。

※サンプルでは直接送ってますが、propsをchildrenに直接渡すのはアンチパターンです(必要なものだけ渡すのが普通)

従来の書き方.js
export default Sample extends Component {
  constructor(props) {
    super(props)
  }
  render() {
    return(
      <View style={styles.container}>
        <Foo {...this.props} />
      </View>
    )
  }
}
constで書ける.js
export const Sample = props => {
  return(
    <View style={styles.container}>
      <Foo {...props} />
    </View>
  )
}

export default Sample

古いライフサイクルを使う

サンプルコードに以下3つのライフサイクルが存在する場合、
そのコードは賞味期限が過ぎています。食べられません。
特に個人ブログやstackOverFlowなどでcomponentWillReceivePropsが多く見受けられます。

地獄へ落ちろ.js
componentWillMount
componentWillReceiveProps
componentWillUpdate

bind祭

thisthis見にくいthis

よく見かける実装.js
constructor(props) {
  super(props)
  this.foo = this.foo.bind(this)
  this.baa = this.baa.bind(this)
  ...
}
foo() {
  // do something
}

アロー関数でbindする.js
foo = () => {
  // do something
}

render() {
  return(<Foo onPress={this.foo}/>)
}

divdivしてる

Reactはルール上、一つのコンポーネントをreturnすることを想定しています。だからと言ってとりあえずでdiv指定するのは愚の骨頂です。
昔からreact触ってる、なんて方に多い書き方です。コードレビューでこてんぱんにしましょう。
無駄なHTMLタグ増やすことで可読性が著しく落ちますし、メンテしずらいです。

よく見かける実装.js
render() {
  return(
    <div>
      <Foo/>
      <Baa/>
      <div>
        <Text>aaaaa</Text>
      </div>
    </div>
  )
}

公式推奨.js
import React, { Fragment } from 'react'
render() {
  return(
    <Fragment>
      <Foo/>
      <Baa/>
      <Fragment>
        <Text>aaaaa</Text>
      </Fragment>
    </Fragment>
  )
}

まとめ

敵「きれいな実装より動く実装が優先だろ?」
敵「そんな時間無いです」
敵「仕様変更や」

現場には上記のような敵がいっぱいいますので、保守コストやリファクタコストを考えると、プロジェクトが始まる前にコーディング規約とかに入れておいたほうが良いですね。
途中からの参画の場合は、耐えしのぐか暴れるかの二択です。
私としては是非とも後者をおすすめします。
責任は負いませんが。

参考文献

なぜsuper(props) を書くの? - React界のカリスマ「Dan Abramov」のブログ

React.Fragment の活用タイミング

Losing .bind(this) in React

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