vimについての解説を行なっていきます。
ステップ0 まずはvimを使えるようにしよう
私自身VSCodeを利用していたので、VSCodeでvimを利用できるようにするための準備から始めていきました。
下記記事を参考に設定等を進めていけば問題なくvimを利用できるようになると思いますので、ご参考にどうぞ。
VimmerのVimmerによるVimmerのためのVSCode環境構築(Part1)
VSCodeVimの有効/無効をショートカットキーで切り替える方法
ステップ1 vimのModeとカーソル移動のコマンドを覚えて操作に慣れよう
vimではマウスを使用しないので3つのModeを駆使して編集していきます。
モード | できること | コマンド |
---|---|---|
NormalMode | カーソル移動、他のモード移行、テキストのコピー・カット・ペースト | Esc |
InsertMode | テキストの入力・編集 | a/i/oなど |
VisualMode | 文字選択モード | v |
次にカーソル移動に必要なコマンドです。
NormalModeで使用していきます。
コマンド | 効果 |
---|---|
h | カーソルを左にずらす |
j | カーソルを下にずらす |
k | カーソルを上にずらす |
l | カーソルを右にずらす |
ステップ2 vimの起動と終了、テキスト編集のコマンドを覚えよう
まずはキーを押して確実にNormalModeに移行していきましょう。
下記コマンドを実行することでテキスト編集や内容の保存等を行うことができます。
コマンド | 効果 |
---|---|
a | カーソルの場所から1文字右からInsertMode(文字入力モード) |
A | カーソルの行の最後に飛んでInsertMode |
i | カーソルの場所からInsertMode |
I | カーソルのある行の最初に飛んでInsertMode |
o | カーソルの場所の次の行からInsertMode |
. | 直前にやったことを繰り返す |
x | カーソル直下の文字を削除 |
:w | ファイルの保存 |
:q | 実行中のタブを閉じる |
:wq | 組み合わせて実行することもできる(左記のコマンド例でいうとファイルの保存をして実行中のタブを閉じる) |
:w! | !をつけることで強制終了することができる |
以上で紹介したコマンドをまずは使ってみて慣れていきましょう!
ステップ2 テキストの削除するコマンドと取り消しコマンドを覚えよう
コマンド | 効果 |
---|---|
dw | カーソル位置から次の単語までを削除 |
de | カーソル位置から単語の末尾までを削除 |
d$ | カーソル位置から行の末尾までを削除 |
dd | 行全体を削除 |
u | 前回の動作を取り消す |
U | 行全体の変更を取り消す |
CTRL-R | 取り消しの取り消し |
変更に用いるコマンドは、「オペレータ [数値] モーション」という形でも入力して編集することができます。
- オペレータ:削除dの類で何をするのか
- [数値]:そのコマンドを何回繰り返すか
- モーション:w(単語)やe(単語末尾)、$(行末)などの類で、テキストの何に対して働きかけるか
例:d2w(2単語削除)
ステップ3 貼り付け・置き換えコマンドを覚えよう
コマンド | 効果 |
---|---|
p | dd等で削除したテキストを貼り付けすることができる |
r | 置き換えたいテキストにカーソルを合わせてr入力後正しいテキストを入力する |
c | 変更と挿入を組み合わせることができる。例:ce(選択したカーソル位置から単語末尾までを置き換えることができる) |
:%s/[変更対象の文字]/[変更後の文字]/gc | ファイル全体でoldという文字で見つかるものに対して、1つ1つ確認を取りながらnewに変更する(gのみだったら確認なし) |
例えばoldという文字をnewに置換したい場合は、
:%s/old/new/gc
となります。
ステップ4 ファイルの位置・情報を取得しよう
この操作を覚えていることで任意の場所に移動することができます。
コマンド | 効果 |
---|---|
CTRL-g | ページの一番したにファイル名と行番号が表示される |
G | ファイルの最下行に移動 |
gg | ファイルの先頭に移動 |
[行番号]G | 任意の行番号に移動 |
ステップ5 検索コマンドを覚えよう
この操作を覚えることで任意の文字を検索することができます。
コマンド | 効果 |
---|---|
/[任意の文字] | NomalModeで/入力し[任意の文字]で検索できる。同じ語句を検索するときは単にn、逆方向に検索するときはN |
?[任意の文字] | 「/」とは逆方向に検索することができる |
% | 対応する括弧に移動。(,[か{のどれかにカーソルを合わせて%を入力することで対応する括弧に移動する |
ステップ6 外部コマンドを実行する方法を覚えよう
コマンド | 効果| |
---|---|
:!ls | 外部シェルコマンドが実行できるようになる。(lsやdirなど) |
今までご紹介させていただいたコマンドを利用していけばvimになれることができると思います。
下記記事はここでは紹介されていないコマンドも紹介されていますので、ぜひ参考にされてみてください。
引用記事