はじめに
私はスーパーマーケットのデリカ部門で発注業務を担当しています。
デリカ部門では、
- 原材料
- 容器
- アウトパック商品
など、多くの商品を決められた期限までに発注しなければなりません。
しかし、
「発注そのものを忘れてしまう」
というヒューマンエラーが起きると、
- 容器が無い
- 原材料が無い
- 商品が作れない
という大きな問題につながります。
実際に私自身だけでなく、上司や他の担当者でも発注漏れが起きることがあります。
そこで、
発注忘れをゼロにする仕組み
を作りたいと思い、今回プロトタイプを制作しました。
作りたい最終制作
今回の最終制作では
LINEを使った発注支援システム「発注忘れゼロくん」
を制作します。
今回の課題では、その第一歩として、
LINE BotとGoogle Apps Scriptを使ったプロトタイプを制作しました。
使用技術
- LINE Messaging API
- Google Apps Script(GAS)
- Google Spreadsheet
今回制作した機能
① 発注登録
LINEで
きざみねぎ 2 7/9
と送信すると、
Googleスプレッドシートへ
- 登録日時
- 納品日
- 商品名
- 数量
を自動で記録します。
② 商品マスター確認
商品マスターへ登録されていない商品を入力すると
商品マスターに登録されていません
と表示されます。
入力ミスを防ぐことができます。
③ 今日の発注一覧
LINEで
今日の発注
と送ると、
今日発注する定番商品の一覧を表示できます。
これにより、
「今日は何を発注するんだっけ?」
を確認できます。
④ 今日の重点発注
LINEで
今日の重点発注
と送ると、
曜日に応じた重点発注商品を表示できます。
例えば木曜日なら、
- 16don
- 中華丼のもと
- ミニかつのもと
などが表示されます。
火水曜市向けの重点発注忘れを防ぐことを目的としています。
⑤ 未発注チェック
LINEで
未発注チェック
と送ると、
今日まだ発注していない商品だけを表示できます。
これにより、
「あと何を発注していないのか」
が一目で確認できます。
動作画面
制作してみて感じたこと
最初は、
「LINEから発注登録ができれば十分便利になる」
と思っていました。
しかし実際に作ってみると、
登録できるだけでは発注忘れは防げないことが分かりました。
そこで、
- 今日の発注一覧
- 今日の重点発注
- 未発注チェック
など、
「忘れない仕組み」
が必要だと感じました。
実際に作ってみたことで、
必要な機能がより明確になりました。
フィードバック
今回のプロトタイプについては、まずチームメンバーへ相談を行いました。
その中で、
「自動化と言いながら入力作業が増えてしまっていないか?」
という意見をいただきました。
また、
「仕様書(PDF)を読み込み、必要な原材料や容器を自動抽出できれば、さらに業務改善につながるのではないか」
というアイデアもいただきました。
職場でも上司(チーフ)へ相談する予定でしたが、提出期間と社内試験の時期が重なったため、今回は実際の現場検証までは行えませんでした。
チーフからは
「試験を最優先にして、試験が終わったらプロトアウトに集中しよう。」
と声を掛けていただきました。
今後は実際に職場で試してもらい、現場の意見を取り入れながら改善を進めていきたいと思います。
今後の展望
今回制作した「発注忘れゼロくん」は、
発注忘れを防ぐ第一歩です。
今後はさらに、
- PDF仕様書をAIで読み込む
- 必要な原材料を自動抽出
- 必要な容器数を自動計算
- 発注間隔から自動リマインド
- 発注漏れをAIがチェック
- 発注履歴から適正在庫を提案
などの機能を追加し、
現場で本当に使われるシステムへ成長させたいと考えています。
おわりに
今回の課題提出期間は、社内の昇格試験とも重なっていました。
限られた時間の中でプロトタイプを制作しましたが、実際に動くものを作ったことで、今後必要な機能が明確になりました。
試験も一区切りついたので、これからは最終制作に向けてさらに機能を追加し、現場で本当に使える「発注忘れゼロくん」を完成させたいと思います。


