概要
Windows + WSL2 + Kiro IDEの構成で、WSL上のソースコードを操作する設定を行うためのメモです。
少し無理やりな設定のため、推奨はできません。
前提
もともと、Windows + WSL + VSCode 構成、WSL(Ubuntu)上のソースコードを編集する環境です。
VSCode Extensionの Remote WSL を使用してWindows上のVSCodeとWSL上のソースコードやターミナルを連携しています。
Kiro IDEはVSCodeベースとのことですが、同じExtensionをそのまま使えるとは限らないようです。
環境
今回無理やりの対応のため、他のバージョンでは動作しない可能性があります。
Kiro IDE のバージョンは0.9.47でした。
Version: 0.9.47 (user setup)
VSCode Version: 1.107.1
Commit: 7874f21263257bc03baa548f7c190bb305ca44e3
Date: 2026-02-13T22:08:02.575Z
Electron: 39.2.3
Chromium: 142.0.7444.175
Node.js: 22.21.1
V8: 14.2.231.21-electron.0
OS: Windows_NT x64 10.0.26200
調べる
VSCodeにはMicrosoft謹製の Remote WSL があり、それを導入すればよいのですが、Kiro IDE にはインストールできません。
代替Extensionとして Open Remote -WSL を利用します。
参考記事
使用してみる
VSCodeの場合
私の利用方法としては、WSL(Ubuntu)へターミナルでアクセスし、対象のプロジェクトディレクトリからIDEを起動しています。
$ cd prj
$ code .
最下段のステータス部の一番左に WSL:UbuntuSwx と表示があります。(仕事用のUbuntuプロファイル)
WSL内からVSCodeを起動すると、自動的に認識してRemote-WSL動作になるようになっています。
ターミナル起動時も自動的にWSL上のシェルが起動します。
大変便利です。
導入後のKiro IDE
同様に kiro コマンドで起動します。
(Open Remote -WSL をインストール済みです)
$ kiro .
プロジェクトディレクトリは開きますが、WSL連携されていません。
対処手順
繰り返しになりますが、おすすめできる方法ではありません。
RemoteWSL用のスクリプトをコピーする
VSCode用のRemote WSLに付属するスクリプトをディレクトリごと、Open Remote WSL内へコピーします。
(ディレクトリ名のバージョンは適宜確認)
コピー元
%USERPROFILE%\.vscode\extensions\ms-vscode-remote.remote-wsl-0.104.3\scripts
コピー先
%USERPROFILE%\.kiro\extensions\jeanp413.open-remote-wsl-0.0.5-universal\scripts
現時点では、wslCode.sh wslDownload.sh wslServer.sh が含まれています。
kiroスクリプトを編集する
WSL上で実施します。
場所確認(実体はWindows上にあります)
$ which kiro
/mnt/c/Users/shinsaka/AppData/Local/Programs/Kiro/bin/kiro
vi(vim)で編集します
$ vi `which kiro`
変数 WSL_EXT_ID へセットする値を ms-vscode-remote.remote-wsl から、 jeanp413.open-remote-wsl へ変更し、保存します。
if [ $IN_WSL = true ]; then
export WSLENV="ELECTRON_RUN_AS_NODE/w:$WSLENV"
CLI=$(wslpath -m "$VSCODE_PATH/resources/app/out/cli.js")
# use the Remote WSL extension if installed
# WSL_EXT_ID="ms-vscode-remote.remote-wsl"
WSL_EXT_ID="jeanp413.open-remote-wsl" # この行に書き換える
確認
$ kiro .
WSLを自動認識し、連携した状態で起動しました。
注意
何度も書きますが、推奨される手順ではありません。
勝手に別のスクリプトをコピーしていますし、今のバージョンでは動いただけで、今後動作しなくなる可能性が高いです。
元リポジトリへプルリクすべきかとも思いますが、とりあえず手元で試したことを記録させていただきました。
また、Kiro IDEをアップデートしたところ、変更した kiro スクリプトも更新されるため、気に掛ける必要があります。



