APIルートとは
Next.jsのAPIルートは、Next.jsアプリケーション内でサーバーレスのAPIエンドポイントを定義するための特別なディレクトリです。このディレクトリ内のファイルは、サーバーサイドで実行されるAPIエンドポイントとして機能し、クライアントからのリクエストに対してデータを返すことができます。
通常、APIルートは/pages/api
ディレクトリに配置されます。このディレクトリ内の各ファイルは、HTTPリクエストに対応するAPIエンドポイントを表します。たとえば、/pages/api/users.js
ファイルは/api/users
パスに対応し、ユーザーに関するデータを返すAPIエンドポイントとして機能します。
APIルートのファイルは、通常のReactコンポーネントとは異なり、以下のルールに従う必要があります。
1. ファイルのエクスポートは、APIエンドポイントのハンドラー関数である必要があります。この関数は、リクエストオブジェクトとレスポンスオブジェクトを受け取り、データを返す役割を果たします。
2. APIルートのファイルは、サーバーサイドでのみ実行されることを意味するため、クライアントサイドのコードは含まれません。
以下は、簡単なAPIルートの例です。
// pages/api/hello.js
export default function handler(req, res) {
res.status(200).json({ message: 'Hello, Next.js API!' });
}
このファイルは、/api/hello
エンドポイントにアクセスした際に{ message: 'Hello, Next.js API!' }
というJSONデータを返します。APIルートを使用することで、Next.jsアプリケーション内で簡単にサーバーレスのAPIを作成し、クライアントからのリクエストに応答することができます。