変数の宣言
JavaScriptにおける変数の宣言には、const
、let
、var
の3つがあります。
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const
:
const
キーワードは、ブロックスコープ内でのみ有効な定数を宣言するために使用されます。const
で宣言された変数は再代入も再宣言もできません。const x = 10; // x = 20; // エラー: 再代入はできない
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let
:
let
キーワードは、ブロックスコープ内でのみ有効な変数を宣言するために使用されます。let
で宣言された変数は再宣言ができませんが、再代入は可能です。let x = 10; x = 20; // 再代入が可能
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var
:
var
キーワードは、古いバージョンのJavaScriptで使用されている変数宣言方法です。関数スコープまたはグローバルスコープでのみ有効であり、ブロックスコープではないため、変数が宣言されたブロックの外からでもアクセス可能です。var
で宣言された変数は再宣言が可能です。var x = 10; var y = 20;
まとめ
変数の宣言は基本的にconst
かlet
を使用することが推奨されます。var
は古い構文であり、ブロックスコープを無視するなどの問題があるため、可能な限り避けるべきです。常に変数のスコープと再代入可能性を考慮して適切なキーワードを選択することが重要です。