デフォルトエクスポートとは
Reactのデフォルトエクスポート(export default)は、モジュールから1つだけエクスポートする方法です。モジュール内で1つのコンポーネントや関数、クラス、またはオブジェクトをデフォルトとしてエクスポートすることができます。このようにエクスポートされた要素は、インポート時に名前を変更することなく利用できます。
使用方法
例えば、以下のようにReactコンポーネントをデフォルトエクスポートすることができます。
// MyComponent.js
import React from 'react';
function MyComponent() {
return <div>Hello, World!</div>;
}
export default MyComponent;
この場合、MyComponent
はデフォルトエクスポートされており、他のファイルでインポートする際には以下のように書くことができます。
import MyComponent from './MyComponent.js';
export default
を使用すると、インポート時に任意の名前を付けることができます。上記の例では、MyComponent
がデフォルトエクスポートされているため、インポート時に任意の名前(ここではMyComponent
)を指定できます。
一方、export
文を使用してエクスポートする場合、エクスポートする変数や関数の名前を指定する必要があります。この場合、インポート時に指定した名前でエクスポートされた変数や関数を使用する必要があります。
// MyFunction.js
export function myFunction() {
return 'Hello, World!';
}
このようにエクスポートされた関数は、インポート時に同じ名前で使用する必要があります。
import { myFunction } from './MyFunction.js';
まとめ
デフォルトエクスポートは、ファイルごとに1つの要素をエクスポートする必要がある場合や、エクスポートされる要素が単一である場合に便利です。一方で、export
文を使用すると、複数の要素をエクスポートすることができるため、柔軟性があります。