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Simulatorを使ってiOS版SafariのWebページの挙動をデバッグする

Last updated at Posted at 2018-06-21

モバイル向けのWebページにおいて、特定のOSバージョンでJSがうまく挙動しないなどのバグに遭遇することがある。

たまたま同じバージョンの端末が手元にあればすぐにデバッグできるが、往々にして手元にはないので、その際にXcode付属のシミュレータでデバッグをするための手順メモ

環境(Mac側)

Xcode(Version 9.2)
Safari(バージョン11.1.1)

やり方

1. MacにXcodeをインストール

AppStoreからダウンロードしてくる、方法は割愛。

2. Simulatorを立ち上げる。

Xcodeを立ち上げてSimulatorを立ち上げる方法もあるのですが、Bash実行のほうがスマートなのでこちらを紹介。

$ open /Applications/Xcode.app/Contents/Developer/Applications/Simulator.app

3. 任意のバージョンのiOSをDLする

検証したいバージョンのOSを以下の手順でいれる

HardwareDeviceManaged Device を選択、Xcodeが部分的に立ち上げる
スクリーンショット 2018-06-21 15.47.51.png

デバイス設定の画面がでるので、Simulators を選択
スクリーンショット 2018-06-22 0.04.07.png

左下に「+」の追加ボタンがあるので押す
スクリーンショット 2018-06-22 0.04.16.png

OSVersionのプルダウンを選択して Download more simulator runtimes を選択
スクリーンショット 2018-06-22 0.04.25.png

ダウンロードしたい端末にチェックを入れてダウンロードする、時間がかかるので待つ
スクリーンショット 2018-06-22 0.04.34.png

4. 任意のiOS端末を立ち上げる

ダウンロードが完了したら立ち上げたいOSと端末種別を選択する

スクリーンショット 2018-06-22 0.04.52.png

5. デバッグしたいページをSimulator内のSafariで開く

単純にSafariをタップしてURLを開く。

なおMacのキーボードと連動したい場合は
HardwareKeyboardConnect Hardware Keyboardを選択すること

スクリーンショット 2018-06-22 0.17.08.png

6. PC側のSafariを立ち上げて、開発を有効に

Safariの「環境設定」を選択、詳細の メニューバーに'開発'メニューを表示 にチェックボックスを入れる

スクリーンショット 2018-06-22 0.09.01.png

7. 開発タブからSimulatorを選択

Safariの開発タブからさきほど立ち上げたSimulatorを選択
スクリーンショット 2018-06-22 0.14.22.png

そうするとWebインスペクタが立ち上がり、デバッグ可能になる

スクリーンショット 2018-06-22 0.15.09.png

参考リンク

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