はじめに
BigQueryのWebUIは、ある程度はSQLを快適に記述できるように実装されています。
しかしながら、エディタとしての使い勝手は決して十分とは言えません。
そこで、AtomエディタでBigQuery SQLのシンタックスハイライトと、スニペットによりコードを補完するパッケージ language-sql-bigquery
を作成しました。
この記事では、パッケージの特徴とインストール方法、使い方を簡単に説明します。
BigQuery SQL Atomパッケージ概要
パッケージ名・URL
language-sql-bigquery
https://atom.io/packages/language-sql-bigquery
特徴
- Google BigQuery の SQL をシンタックスハイライトします。
- 標準SQL(スタンダートSQL)、レガシーSQLの両方をサポートしています。
- レガシーSQLにしかない関数は、それが分かるように別のハイライトを組み込んでいます。
- コードスニペットは、クエリ(SQL)・DML・DDLの雛形、標準SQLの関数を実装しています。
インストール方法
- Atom > Preferences > Install タブを開いてください。
-
language-sql-bigquery
を検索してください。 - Install ボタンをクリックすると、インストールが完了します。
使用方法
使い方は簡単です。Grammarを変更するだけで、 language-sql-bigquery
を利用することができます。
- メニューより、Edit > Select Grammar を選択してください。
- 他の方法
- ショートカットキー
ctrl-shift-L
があります。 - ステータスバーをクリックしても選択できます。(
SQL
,PlainText
などと表示されている右下の箇所です)
- ショートカットキー
- パレット(入力エリア)から
SQL (BigQuery)
を選択してください。
※sql
,bigquery
,sql big
など一部の文字列を入力するだけで候補が絞り込まれます。 - ステータスバーに
SQL (BigQuery)
と表示されていることを確認してください。 - 以上で使用開始できるようになりました。
最後に
BigQueryは使い方さえ間違えなければ、安く、簡単にデータを集積し、高速に分析することができます。
データウェアハウス(DMP、最近はCDPなんて呼ばれますね)のプラットフォームでお悩みの方には、自信を持ってお勧めできるプロダクトです。
(もちろん、BigQueryが最善かは、ビジネス要件・技術要件などと照らし合わせて、決めるべきなのは承知の上!)
BigQueryをお使いの方は、是非、このAtomパッケージをお使いいただけるとうれしいです!