はじめに
2025年7月から2026年6月までの1年間、手元の月額$20前後(約¥2,400)を握りしめて、サービスを乗り換えてきました。
これまでの変遷は
- Cursor
- Gemini CLI
- Claude Code
- Codex
と入れ替えてきましたが、本記事作成日の2026年6月30日を機に、再びCursorに移行することにしました。本稿では、この1年間の試行を通じて得た評価をもとに、Cursorが個人開発に最適である理由を述べます。
Claude Code, Codexで感じたフラストレーション
私が主に使う用途としては、個人開発の中で
- コードレビュー
- デザイン(Claude Design)
- GitHubのIssue作成
などです。中でもIssueについては、実装の詳細や目的などをテンプレートを用意して、記載してもらっておりました。
またプランについてはそれぞれ、
- Claude Code … Pro プラン
- Codex … Plus プラン
でそれぞれ運用していました。そもそもいいプラン(Maxなど)を契約すればいいのですが、万年金欠な私にとって、月2万数千円というコストは個人開発を鑑みると重すぎる出費でした。 ![]()
さらに、2026年4月にClaude Designが5時間の使用上限に統合されたことで、Claude Designだけで上限を使い切ってしまい、Claude Code本来の用途にほとんど手が回らない状況になっていました。
そのため、トークン効率がよく、いちいち使用量を気にする必要がないCoding Agentを探す旅に出ました。
Claude, Codexを併用しているのは、Apple Music連携などでChatGPTを使う必要があることなどが理由です。
Cursorの自社開発モデル: Composerの凄まじさ
私がCursorを推すのはほぼこれです。
Anysphere, Inc.が出したBenchmarkの比較表では、他社のトークン消費が高いモデルと比較して、引けを取らない成績を出しているそうです。
そして実際に、過去3か月間で私の複数のPRをレビューさせたところ、12PR中10PR(指摘内容の一致率83%)でCursor ComposerがClaude Sonnet 4.6とほぼ同じ指摘を出してくれたので、「このトークン消費でこのパフォーマンス?」と感心しました。
また、時間帯にもよりますが、私の用途で使用してもほぼ使用上限に達しません。また、同じような行数のPRをコードレビューさせても、他のサービスと比べてトークンを消費している印象がなく、同じ作業量でも余裕を持って使い続けられます。
Cursorは定額サブスクなので直接の金額比較はできませんが、Composerが内部的に消費するトークン量はClaude SonnetのAPI単価換算でインプット・アウトプットともに約6分の1とのこと。同じ使用上限の中でより多くの作業をこなせる、トークン効率の高さが強みのようですね。
行のコンテキストを複数、一つのチャットに入れることができる
Cursorでは Cmd + L で、単一ファイル内の散らばった行はもちろん、複数ファイルにまたがる行も直接チャットに参照として送ることができます。
Claude Codeの場合、同じことをしようとするとコードを直接貼り付ける必要があり、チャットが煩雑になりがちです。コードレビューやIssue作成のように「複数箇所を横断して文脈を把握させたい」用途では、この差が積み重なって大きなストレスになっていました。
とはいえOn Demand使用上限の消費が想定より速い(?)
Cursor Composerのトークン効率がいいことは先ほどのセクションでもお伝えしましたが、それでもProプランの使用上限では収まらず、On Demandを使用していました。そしてOn Demandで10$ほど使ってみて感じたことは、肌感ですが、Cursor Proプランの半分もトークンが持たないことでした。
数値で具体的には示すことができないのですが、同じくらいの依頼内容でも、すぐに消費されてしまうような感覚でした。
そのため、月の20日間程度はCursor, 残りの日数 + Design + 日常遣いでClaudeを使っています。
Cursorのプランの上限まで使い果たした後に、継続して使うためには、プランのアップグレードかOn Demandを有効にする必要があると記載があります。
https://cursor.com/ja/docs/models-and-pricing#-4
ですが、実際にはかなり低速ですが、無料枠で使用できることが確認できました。(2026/6/30現在0
まとめ
約1年間、複数のサービスを渡り歩いてきましたが、個人開発という用途においては、コストと使い勝手のバランスでCursorに軍配が上がり、結局、戻ってきました。
それでも、完璧なオールインワンはまだ存在しないというのが正直なところで、使用上限の消費速度には課題を感じています。同じように月額$20前後の予算で悩んでいる方の参考になれば幸いです。