先日プロダクトオーナー祭2015において以下のスライドを発表しベストスピーカー賞をもらいました。
よいスライドなのでみんなみてね(ダイレクトマーケティング)
http://www.slideshare.net/shinsemiya1/ss-55595855
POadvent calendar向けに作った「KPIbotを作ってチームメンバーの意識を市場的成功に向けた話」もオススメですよ!(ダイレクトマーケティングその2)
http://shinsemiya.hatenadiary.jp/entry/2015/12/03/123000
本題
私は最近プロダクトオーナーis何という説明の必要性が上がっているように思います。
先日のプロダクトオーナー祭において、初参加者が多かったことと会社などにおいて「プロダクトマネージャーとプロダクトオーナーってどうちがうの?」という質問が結構あったからです。
そこで初心者向けのスライドを訳しました。
元記事はこちら。24,000PVくらいあります。
Product Manager 101: What Does A Product Manager Actually Do? (Cristopher Cummings)
http://www.slideshare.net/chriscummings01/product-manager-101-what-does-a-product-manager-actually-do-presentation-744889
以下翻訳
プロダクトマネージャーが知るべき101個のこと
プロダクトマネージャーが実際にすべきこととは?
著:Cristopher Cummings
プロダクトマネージャーって何?
プロダクトマネージャーは戦略的かつビジネス志向の役割で、市場のニーズにソリューションを届けることに特化しています。
市場ニーズに合致した「利益の出せるチャンスを見極める」のがプロダクトマネージャー
市場にプロダクトを「投入する」のがプロダクトマネージャー
市場にすでに存在するほかのプロダクトを「視野に入れて監視する」のがプロダクトマネージャー
市場のニーズの旬を過ぎたプロダクトを「終わらせる」のがプロダクトマネージャー
プロダクトマネージャーは何をする?
例えば?
あなたが考えたビジョンに沿ってプロダクトを実現する
みなをわくわくさせるプロダクトイメージのポスターを貼る
頻繁にみんなとコミュニケーションする
差し入れをする
とか?そういうこと?
難しく考えることはない。プロダクトマネージャーは「実際には」何をするだろうか?
市場を理解すること
顧客や潜在顧客とコミュニケーションすること
ユーザービリティテストを指揮する
全体を見渡す
市場からのポジティブとネガティブな評価を記録し続けること
実際に日常的にプロダクトを使い続けること
市場を見据えた上で、プロダクトの戦略を策定する
リサーチ、リサーチ、とにかくリサーチだ。
競合に意識を払い、とにかく理解せよ
しかしそれは競合プロダクトの機能をとにかくコピーしろって意味ではない
ぶくぶくと肥満したパッとしないプロダクトを作らないように常に注意を払わねばならない
適切な、実用性のあるドキュメントを作らねばならない
BRD: ビジネスが要求するドキュメント。ビジネスの問題とソリューションを定義する。
MRD: 市場が要求するドキュメント。機能要求および非機能要求を定義する。
PRD: プロダクトが要求するドキュメント。機能の詳細やユーザーインターフェース、フローなどを定義する。
FSD: 機能定義のためのドキュメント。エンジニア向け。画面ごとに定義する。
メモ: すべての会社がこれらの言葉やドキュメントを同じように扱っているわけではない。(会社によって意味が変わる)
プロダクトを市場にもたらす
あなたの仕事は「市場の要求」を探り当て、実際にそれを満たしたプロダクトを市場に対して投入することだ
市場の開拓作業が常にペイするとは限らないことははっきりと理解せねばならない。
しかし、開拓を怠って乗り遅れることのないようにすることは非常に重要であることも理解する必要がある。
タイミングは最も重要なのだ。
たとえばXerox’s Star Computer は81年製であり、Lycos TVは99年製だ
(訳注:この2つのプロダクトがどういうニュアンスなのか不明)
開発者の顧客との関係
様々な方法がある
対面
Email
ブログ
電話
Social Network
5−C メソッド
Clear, not Jargon.(明快に話す。専門用語禁止)
Concise, not Convoluted.(簡潔に。複雑ではなく)
Confident, not weasel words.(明確に話せ。言葉を濁すな)
Courteous(丁寧に)
Completely understands the issue(完璧に問題を理解しろ)
プロダクトに関わるすべての部署をつなげ
セールス
マーケティングコミュニケーション
開発
デザイン
カスタマーサポート
QA
運用
プロダクトマネージャーの最も重要な役割はこういった事態を避けることだ
ほかにプロダクトマネージャーのすることは?
ブランドをマネージすること
売上の優位を作り出すこと
プロダクトの利益と損失に責任を持つこと
新プロダクトを投入し、既存プロダクトの利益を最大化し、失敗したプロダクトを葬ること
内部的においても外部的においてもプロダクトの第1人者であること
簡単にいうと?
プロダクトマネージャーは以下の目的のために市場データを分析する。それは
「知性に基づいた決定を行うため」
「自分たちの航跡を海図に書くこと」
「プロダクトを目指すゴールへと連れていく"船長"であること」
おまけだよ。
プロダクトオーナーとして5つのコツを紹介するよ
どのようにしてものごとを終わらせるかの手段を他人に自分で指示してはいけない。自分が何を求めているかを言うんだ。
狙いすませた質問をして、仮説が正しいか検証し、有益なデータを集めるんだ。
会社の内外の専門家の知識を活用するんだ
外部の要求による横槍から、自分のチームを守るんだ
すべてを語るな。もしもの時に備えて準備をしておくんだ。ジャンプする準備と、他人に手を差し出す準備を。
参考資料:
• How To Be A Good Product Manager: http://www.goodproductmanager.com
• Pragmatic Marketing: http://www.pragmaticmarketing.com
• All Top Product Management: http://product-management.alltop.com
• The Cranky Product Manager: http://crankypm.com
• On Product Management: http://onproductmanagement.wordpress.com