背景
- 2年半ほどアプリケーションエンジニア、データエンジニアとして活動していた
- クラウドネイティブな環境で、モダンな手法の開発がしたかった
- それまでの職場では、クラウドのサービス新規使用申請が下りるまで平均一月、最大半年ほど待つケースもあるといった話を耳にしており、自分の望む仕事ができそうにないと判断した
- 2022年4月頃〜7月頃まで実施、10月1日から新職場に着任
当初のビジョン
- 手を動かすエンジニア職種で、アプリケーションエンジニア or データエンジニアに絞る
- 大きすぎない規模のシステム開発あるいはデータの可視化・データ基盤構築案件に絞る
- 業務ドメインは絞らず、事業会社〜コンサルまで幅広に見る
どのように活動が進んだか
選考フローと期間
- 基本的には書類選考→webテストあるいはコーディングテスト→複数回面接→オファー の形で進む
- 1つの企業の選考応募〜内定までは1〜2ヶ月ほどかかる
各選考段階で気をつけるべきこと
書類選考
- openworksやlinkedinなどのポータルサイトにweb履歴書を登録し、他の企業の出すオリジナルレイアウトにはコピペベースで対応できるようにする
- ChatGPTなどの生成AIサービスを用いてレイアウト修正するのもあり
- エージェントの提供するエクセルやワードのフォーマットだとレイアウトが崩れる時は、許可をもらってMarkdownで記述し、PDFにエクスポートして提出するのもあり
webテスト、コーディングテスト
- 面倒がらずに速やかに受ける
- コーディングテストは対策必須
- tracktestなど、どのサービスを使用するか分かっている場合は無料登録して温度感、必ず使用するコードなどを確かめておく
- ソート系、FizzBuzz系などの有名なアルゴリズムは実装できるようにしておく
各種面接
- 聞かれる内容は、志望理由、今までの実績、仕事の進め方、着任後の仕事やキャリアについてに大別できる
- 面接時間中は回答内容の掘り下げが続くので、聞かれたことに簡潔に答え続けることを意識する
質問例: 志望理由について
- 転職を考えた理由
- 何故うちなのか、他社でない理由は何か
質問例:今までの実績
- 参画案件概要と従事したロール
- 最も主体的に取り組んだ職務内容とそれによって生み出した価値を可能な限り定量的に話してほしい
- 技術力を問うような質問(以下は一例)
- アプリケーションをホストする際に、可用性やセキュリティ的の側面から気をつけること
- tcpとudpの違い
- dbのacid特性とは
- dbの正規化とは何か、第一〜第三まで
質問例:仕事の進め方
- どのようなステークホルダーと進めてきたか
- チームメンバー、上司、ステークホルダーと仕事をする際のコミュニケーション
- 思い通りにタスクが上がってこないメンバーとの接し方
- 要件整理のためにどのようなコミュニケーションを取るか
- 意見が食い違った時の擦り合わせ方
質問例:着任後の仕事やキャリアについて
- 新規職場での3-5年のキャリア
- 技術を極めたいのか、事業ドメインやIT企画系に向けた方向へ進みたいのか
オファー
- 場合によっては給与の交渉が効く。内資企業の場合は向こうの給与テーブルに沿って指定されがちだが、提示額に対して最低50万ほどは上げられる気がする
- オファー受諾意志の提示猶予はだいたい1週間
気づいたこと
- 自分は事業ドメインよりは新しくて実用的な技術に興味がある
- 求人内容にどれだけ興味を持てるか、その案件の先にどのようなキャリアを築けるかを重要視したほうが良い
- 技術的な質問は、基本的には基本情報レベルの中で実用的な内容に限定されたものが多い
- 普段意識して業務に取り組んでいなくても、ここを疎かにした結果足切りを食らうケースもそこそこあるので対策しておく
- この辺の質問はChatGPT などで壁打ちして整理しておくと楽 - よほど応募したい企業を絞れるまでは、カジュアル面談程度にとどめておき、5社までに絞れてきたら一気に面接を進める、みたいな方法だと短めに活動を終わることができそう