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クラウドに映像を残したくない!End-to-End暗号化のP2Pペット見守りカメラをAndroidで個人開発した話

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Last updated at Posted at 2026-06-08

はじめに

宅内だけでなく宅外からも自宅で世話をしているペットや家族の見守りをしたいとき、以下のような課題に直面したことはありませんか?

  • 専用のネットワークカメラを自宅に設置するのは、機器やサービスの購入や初期設定の手間がかかる
  • 安価なカメラ機器の提供ベンダーは海外製が多く、映像データの漏洩や不正アクセスなどのセキュリティに不安がある

これらの課題をすべて解決するために、ユーザー登録不要・完全無料で見守りができるアプリ 「SPカメラ」 を開発・リリースしました!

この記事では、Androidスマホだけで簡単・安全に自宅の見守りができる手順を紹介します。

SPカメラとは?(3つの大きな特徴)

SPカメラは、2つのAndroidスマホにインストールして使用し、QRコードでスマホ同士を紐付けるだけでカメラ映像が確認できます。 カメラ映像のデータはEnd-to-Endで暗号化しますので、その内容を第三者に見られることなく安全にアクセスすることができるようになっています。

公式ページ:SPカメラ - ペットの見守りに!

主な特徴は以下の3つです。

1. ユーザー登録不要・完全無料

利用にあたってメールアドレスや個人情報の登録は一切不要です。アプリをインストールして規約に同意すれば、すぐに無償で利用できます。

2. QRコードを撮るだけの圧倒的な手軽さ

撮影側スマホで発行されたQRコードを閲覧側スマホのQRコードリーダーで読取りアクセスするだけで、見守りに必要な環境のセットアップが完了します。

3. 高画質な映像を連続スナップショットで表示

閲覧側のスマホでは、ライブ映像のスナップショットが数秒間隔で表示され、スマホカメラの高画質な映像で確認ができます。また、閲覧した映像のリプレイも可能です。さらに、リプレイ映像は、JPEG形式の画像をZIP圧縮したファイルで保存することができ、ブログなどのコンテンツにも活用できます。

採用しているセキュリティ技術

「SPカメラ」におけるデータ通信は、個人開発しましたP2P通信環境構築ツール「トンネルアプリ」を使用しており、端末間の通信データは、独自のP2P技術によりEnd-to-Endで暗号化されます。通信データがクラウドに保存されたり、第三者に覗かれたりする心配はありません。

以下に関連記事を投稿しています。

SPカメラを使った環境構築手順

セットアップ

設定は非常にシンプルです。まずは、Androidスマホの両方にアプリをインストールします。

アプリの通知の許可を確認するメッセージが表示されるので許可してください。

_camera_setup_image5_ja.png

撮影側のスマホ(SP①)のメニューから「SPカメラの登録・ライブ」を選択し、「SPカメラを登録」をクリックして、QRコードを表示します。

_camera_setup_image1_ja.png

そして、閲覧側のスマホ(SP②)で、そのQRコードを読込み登録を行います(QRコード読取は、専用アプリ等を使用してください)。 これで、スマホ同士の紐付けが完了します。

_camera_setup_image2_ja.png

💡 ポイント
宅外から閲覧する場合も、面倒なルーターのポート開放や、固定IP、VPNの設定は一切不要です。起動するだけで完全NAT超えの通信環境が整います。

次に、撮影側のスマホのメニューから「SPカメラで撮影」を起動します。

💡 ポイント
カメラ[1]とカメラ[2]の2つがあり、一方が背面カメラもしくは前面カメラになります。

「SPカメラで撮影」を起動した時に、写真と動画の撮影の許可を確認するメッセージが表示された場合は、許可してください。

_camera_setup_image3_ja.png

撮影側スマホのSPカメラを出来る限り止めないようにするには

映像を閲覧したい間は、撮影側のスマホを稼働した状態にしておく想定ですが、スマホOS側の処理によって、稼働中のSPカメラアプリが強制的に停止やスリープする場合があります。 その対策としては、以下の方法があります。

  • スマホの電源を充電した状態にしておく。
  • 開発者向けオプションを有効にして、「充電中に画面をスリープしない」を有効にする。
  • Google Playの「アプリの自動更新」を「アプリを自動更しない」にする。

※OS側の仕様により、アプリのフォアグラウンドサービスの連続稼働時間に制限があり、 アプリ内部のサービスを約5時間毎に自動で停止・起動を行っています(Android 14以降)。

最後に、閲覧側のスマホのメニューから「SPカメラの登録・ライブ」を選択し、登録した撮影側のスマホを選択すると、カメラのライブ映像が確認できます。 閲覧側のカメラ映像は、JPEG形式のスナップショットが数秒間隔で表示されます。また、閲覧した映像のリプレイも可能です。

これで、SPカメラのセットアップは完了です。簡単ですね!

リプレイ画像

閲覧したライブ映像は、リプレイ画像としてスマホに保管されていますので、必要な範囲を複数のJPEG画像ファイルとして保存することができます。

_camera_setup_image4_ja.png

  • ①開始画像の位置をタッチで指定します。
  • ②終了画像の位置をタッチで指定します。
  • ③開始画像の位置を1フレームづつ前へ移動します。
  • ④開始画像の位置を1フレームづつ後へ移動します。
  • ⑤終了画像の位置を1フレームづつ前へ移動します。
  • ⑥終了画像の位置を1フレームづつ後へ移動します
  • ⑦表示している画像のフレーム番号です。
  • ⑧終了画像のフレーム番号です。
  • ⑨このリプレイ画像のフレーム全件数です。

保存ボタンを押下すると、複数のJEPG画像ファイルをフォルダごとZIPファイルに圧縮したうえで、スマホのダウンロードフォルダに保存されます。

サンプル映像

実際にSPカメラを設置して撮影したサンプル映像です。世話をしている猫の様子の確認に使用しています。
連続スナップショット画像を別ウィンドウで表示

20240904_01_android-camera-monitor_image06.png

技術的なこだわり・工夫したポイント

1. Androidスマホだけで完結する見守り環境を構築

手持ちのAndroidスマホが複数あったこともあり、既に開発済のP2P基盤「トンネルアプリ」と組み合わせれば「これだけで見守りできるやん!」と考えました。

2. カメラ映像は高画質な連続スナップショットを使用

カメラ映像については、「手軽に今の状況を確認する」という見守りの最低限の要件が満たされればよいと考え、通信データ容量や処理負荷が大きい動画データではなく、拡大表示で詳細を確認することも勘案し、あえて圧縮率を抑えたJPEG形式画像の連続スナップショットによる表示にしました。

おわりに(まとめ)

このアプリを開発した理由は、突然、親の介護とともに親が飼っていた猫を同時に世話することになったことがきっかけでした。仕事はリモートワークが中心でしたが、たまに出社することもあり、どうしても宅内・宅外のいずれの場所からもカメラで見守りする環境が必要だったのです。

ユーザー登録不要・完全無料で今すぐお試しいただけますので、ぜひ触ってみていただけると嬉しいです!
もし「ここが使いやすかった」「こんな機能が欲しい」といったご意見やフィードバックがあれば、コメント欄やお問い合わせからお気軽にお寄せください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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