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Claude Code でマルチ LLM 活用 — Gemini・ChatGPT・NotebookLM の使い分け

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Last updated at Posted at 2026-02-17

1つの LLM では足りない場面がある

ADR(Architecture Decision Record)という概念を初めて知ったとき、Claude Code に「ADR って何ですか?」と聞きました。返ってきたのは「Architecture Decision Record です。重要な意思決定を記録します」という一文。正確だけど、何も分からない。

Claude Code は開発に特化したエージェントです。コードを書き、ファイルを編集し、テストを実行します。しかし概念の丁寧な説明を求めると、開発タスクのコンテキストで動作しているため、回答が簡潔すぎると感じることがありました。

私は4つの LLM を使い分ける4段階アプローチを取っています。

4段階アプローチ

第1段階: Claude Code に質問

まず開発中に出てきた用語や概念を Claude Code に質問します。

me: 「ADR って何ですか?」
Claude Code: 「Architecture Decision Record です。重要な意思決定を記録します」

開発のコンテキスト内での回答が得られます。実装に直結する情報はここで十分です。

第2段階: Gemini / 通常の Claude に質問

Claude Code の回答が不十分だと感じたとき、Gemini や Claude(通常版)に同じ質問をします。

me: 「ADR とは何か、初心者にわかりやすく説明してください」
Gemini: 「ADR は、プロジェクトで重要な技術的決定をしたとき、
その理由と背景を記録する文書です。例えば...」

より詳しい説明、丁寧な例示、初心者向けの解説が得られます。

第3段階: 例え話で説明してもらう

それでもわからないとき、工夫します。

me: 「TDD をグラップラー刃牙に例えて説明してください」
Claude(通常版): 「TDD は、まず『相手の技を想定』してから
『対策を練る』ようなものです...」

自分の知っている分野に置き換えることで、抽象的な概念が具体的になります。漫画、スポーツ、料理など題材は何でも構いません。

第4段階: ディープリサーチ

徹底的に調査したいとき、複数の LLM に同じ質問を並行で投げます。

以下は筆者の個人的な使い分けです(2026年2月時点)。

LLM 使う理由 使い方
Claude Code 実践的な使い方 「このプロジェクトでどう使う?」
Gemini 概念の詳細説明 「初心者向けに説明して」
ChatGPT ベストプラクティス 「一般的にはどうするのが正解?」
NotebookLM 情報統合 複数ソースを投入して横断分析

NotebookLM の活用

NotebookLM は「複数の情報源を統合する」用途で使います。

  1. Claude Code の回答をコピー
  2. Gemini の回答をコピー
  3. 関連ドキュメントの URL を追加
  4. NotebookLM に全部投入

NotebookLM が複数ソースを横断的に分析し、矛盾点や共通点を整理してくれます。

たとえば ADR のテンプレートについて調べたとき、Claude Code は「5項目構成」と回答し、Gemini は「7項目構成」と回答しました。NotebookLM に両方を投入すると「基本は5項目、チーム運用では7項目が推奨」と整理してくれました。

使い分けの判断基準

開発中に疑問が出た
  ↓
Claude Code に質問
  ↓ 回答が十分 → 開発に戻る
  ↓ 回答が不十分
Gemini / Claude に質問
  ↓ 理解できた → 開発に戻る
  ↓ まだわからない
例え話で説明してもらう
  ↓ 理解できた → 開発に戻る
  ↓ 深掘りしたい
ディープリサーチ(複数 LLM 並行)

ほとんどの疑問は第1〜2段階で解決します。第3〜4段階まで進むのは、新しい概念を初めて学ぶときだけです。

まとめ

この使い分けを始めてから、新しい概念の理解に費やす時間が体感で半分になりました。以前は「なんとなく分かった気」で先に進んで後でハマることが多かったのですが、第2〜3段階で腹落ちさせてから実装に戻ることで手戻りが減りました。

  • Claude Code は実装に直結する回答が得意。まずここに聞く
  • 概念の理解には Gemini や Claude 通常版で補完する
  • 例え話は理解の突破口になる。自分の知っている分野に置き換える
  • NotebookLM で複数ソースを統合し、矛盾点を整理する
  • 「どの LLM に何を聞くか」を事前に決めておくと迷わない
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