はじめに
dockerを使っていて「docker ~~」「docker-compose ~~」と打つのは面倒なのでaliasを作成してコンパクトにしたいなと思いました。
本記事の対象者はlinux初心者やプログラミング初心者、aliasについて知らない人を対象としております。修正点や改善点などがございましたコメントお願いします!
aliasとは
alias(エイリアス)は、シェルコマンドのショートカットを作成するための機能です。長いコマンドや頻繁に使用するコマンドに対して、短い名前を割り当てることができます。これにより、コマンドの入力が簡単になり、タイプミスを減らすことができます。
エイリアスは、シェルセッションが終了すると消えてしまいます。つまり、ターミナルを閉じて再度開くと、そのセッションで設定したエイリアスは利用できなくなります。
エイリアスを永続的に設定するには、シェルの設定ファイルにエイリアスの定義を追加します。bashを使用している場合は.bashrc、zshを使用している場合は.zshrcという設定ファイルにエイリアスを追加します。
手順
1.現在のユーザーのデフォルトのシェル確認
echo $SHELL
このコマンドは、$SHELL
環境変数の値を表示します。$SHELL
環境変数は、現在のユーザーのデフォルトのシェルを指定します。
出力結果が /bin/bash ならば、現在のシェルは Bash です。/bin/zsh ならば、現在のシェルは Zsh です。macOS Catalina (10.15) 以降では、デフォルトのシェルが Bash から Zsh に変更されています。
2. .zshrcファイルを開く
$ open -e ~/.zshrc
次に自分が設定したいaliasを作成します。
export PATH=$HOME/.nodebrew/current/bin:$PATH
alias dc='docker-compose'
alias dcb='docker-compose build'
alias dcr='docker-compose run --rm'
alias dcu='docker-compose up -d'
alias dcd='docker-compose down'
alias dce='docker-compose exec'
alias dcl='docker-compose logs'
alias dps='docker ps'
alias di='docker images'
alias dr='docker rm'
alias dri='docker rmi'
今回はよく使うコマンドのaliasを作成しました。
2. .zshrcファイルを開かずコマンドで入力
上記では.zshrcファイルを開き自分で追記しましたが、コマンドで追記する方法もあります。
echo "alias dc='docker-compose'" >> ~/.zshrc
3. 変更を反映
設定を反映させるためには、設定ファイルを再読み込みするか、新たにシェルを起動します。設定ファイルを再読み込みするには、以下のコマンドを実行します:
$ source ~/.zshrc
正常に再読み込みが行われれば、aliasで定義したショートカットコマンドが使えるようになっています。
まとめ
今回はdockerに関するaliasを作成しました。aliasはdockerに限らず様々なコマンドのショートカットに使えるので、使いこなすことで開発効率を上げることができます。