来年からの年末調整で、二度と入力用PDFのフォントサイズで悩まないように記録します。
TL;DR
公式の冒頭にきちんと書いてありました。公式ドキュメントを読みましょうは官公庁でも一緒。
各種申告書・記載例(扶養控除等申告書など)|国税庁
※ 入力用PDFの利用方法
1 「入力用」のPDFファイルは適宜の作業場所にダウンロード保存してください。
2 Adobe Readerを起動し、「ファイルを開く」を選択後に、1で保存した「入力用」のPDF ファイルを開いて、入力をしてください。
(Adobe Readerをお持ちでない方は、Adobeのダウンロードサイトからダウンロードしてください。)
というわけで、公式の通りAdobe Readerを使用しましょう。
絶対にMac標準のプレビュー.appで編集してはいけません。
入力手順
1. Adobe Acrobat Readerをインストールする
brewあります
adobe-acrobat-reader — Homebrew Formulae
2. 年末調整申請書の入力用PDFをダウンロードする
冒頭のリンクを再掲
各種申告書・記載例(扶養控除等申告書など)|国税庁
3. Adobe Acrobat Readerで入力用PDFを開いて入力する
氏名のフリガナの文字がちゃんと枠内に収まりました!🙌
長い住所も文字サイズが調整されています。
(例では全角30文字入れてみました)
私が入力する範囲だと、保険料控除申告書の保険等の種類が文字数制限オーバーで入りきらないということはありましたが、それ以外の箇所は多少文字数が多くてもフォントサイズが調整されて入りきりました。
金額入力のときもコンマを自動補完してくれます。
フリガナ入力時、Fn+F7でカタカナ変換しようとすると、謎にスペルチェックのウインドウが開いて機能しないのが気になりますが…。
Mac標準の入力ソースでは、変換時のリストを上に遡ればすぐにカタカナあるので、それで乗り切りましょう。
プレビュー.appで開いてはいけない理由
Adobe Readerが入っていないと、PDFはMac標準のプレビュー.appで開きますよね。
こちらでも入力はできるのですが、文字が入りきらない箇所がとても多いです。
上記の例と同じように入力しても、氏名のフリガナの文字が入りきっておらず、住所も全角20文字までしか入っていないです。
フォントパネルから文字サイズ変更できるかと思いきや、フォーカスを外すと元のサイズに戻ります。
Adobe Readerだと上手くいくという情報を見つけて、brewダウンロードしてPDFを開いたんですが、フォントサイズが大きいままという事態が発生。
嘘やったんか…?と疑心暗鬼になってたところ、Xに以下の情報がありました。
- プレビュー.appで開くとフォントサイズが固定される
- その状態で保存すると、他のソフトで開いてもフォントサイズは固定のまま
上記の事態は、まさにプレビュー.appで編集保存したファイルをAdobe Readerで開いたために起こっていました。
というわけで、PDFをダウンロードしなおしてAdobe Readerで開いて編集したら、無事にフォントサイズが自動調整されました。
これで来年からの年末調整申請書の作成が楽になります。
同様にフォントサイズに困っている方はぜひ参考にしてください。