#はじめに
WebSphere Application Server の ND 版 ( for AIX ) を導入する場合、
前提条件として GUI をつかえるようにする必要があります。
GUI ベースで IBM Installation Manager や Profile Management Tools などを利用します。
WAS ND Traditional v9 の導入手順や マニュアルを参照すると、
前提ソフトウェアとして GUI 用に gtk2 を入れる必要があることが分かります。
gtk2 自体は AIX Toolbox for Linux Applications 等で公開されている rpm パッケージで導入しますが、 rpm コマンドで入れる場合、依存関係で苦労することになります。
yum コマンドがつかえれば 依存関係のあるパッケージも含めて簡単に導入できますが
yum コマンドは 基本的にインターネットに接続して使うのが一般的です。
今回は、インターネットに接続されていない AIX サーバー上で、
AIX Toolbox for Linux Applications からダウンロードした各種 rpm ファイルを用いて
yum リポジトリを作成し、そこから gtk2 を導入する手順を説明します。
#環境
AIX 7.1 TL05 SP03
#導入の流れ
作業の大まかなステップは以下のとおりです
- AIX Toolbox for Linux Applications から rpm ファイルを入手
- サーバーへのアップロード
- yum のインストール
- yum リポジトリ作成前提ファイルの導入
- yum リポジトリの作成
- yum コマンドの設定ファイル修正
- gtk2 の導入
なお、単純に gtk2 を入れるのであれば、下記のページから gtk2_bundle_for_AIX_ALL.tar を入手し、展開、 install.sh
スクリプトで導入することも可能です。
Installing and configuring GTK2 on IBM AIX
ただ、この方法だと、 入手できる gtk2_bundle_for_AIX_ALL.tar が新しいのか古いのかわからないこともあり、極力 AIX Toolbox for Linux Applications から入手したもので導入することを考えます。
(と、言いつつ yum の導入部分でいきなりヘタレますが。。)
#AIX Toolbox for Linux Applications から rpm ファイルを入手
AIX Toolbox for Linux Applications には AIX 向けにビルドされた各種 rpm ファイルが公開されています。
AIX 向けの rpm ファイルは他にもさまざまなサイトで公開されていますが、ここが Official site ですので極力ここで入手しましょう。
このページの難点としては、一括してダウンロードをする簡単な方法が無い、という点です。(私が知らないだけかも知れませんが。。。)
500 個近くあるファイルをブラウザから1つずつダウンロードしていくのは現実的ではありません。
そのため、ここでは、 インターネットにつながる Linux マシンから wget でダウンロードします。
(※ 一時的にでも AIX からインターネットにつなげられるのであれば、参考欄に記載の「AIX Toolbox for Linux Applications を簡単にインストールする方法」方法等で直接ダウンロード・インストールするほうが簡単です。 ここでは、AIX はインターネットに出られない前提とし、インターネットにつながる Linux でダウンロードし、それを (DVD等のメディアや FTP等を用い)サーバーに持ち込む、というやり方を想定しています。)
やり方としては、 ダウンロード URL のリストを作成し、それを wget -i <ファイル>
で
すべてダウンロードします。
URL のリストの作成方法は 原始的ではありますが、以下のようにして作成しました。
もっとよいやり方があればぜひお知らせください。
# wget https://www.ibm.com/developerworks/aix/library/aix-toolbox/alpha.html
# cat alpha.html | tr "\"" "\n" | grep -e ppc.rpm -e noarch.rpm > list.txt
アルファベット順のリストのページの HTML ソースが取得できることと、
その中の ダウンロードURL は すべて " で囲まれていることを利用しています
wget で alpha.html をダウンロードした後、 tr コマンドで " を \n (改行) に変換し
「ppc.rpm」または「noarch.rpm」 のものを grep しています。
※(追記:2019/08/27)確認してみたところ、 URL が変わっているようでした。
https://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=ibm10883796
curl 上記URL > alpha.html などでダウンロード可能でした。
list.txt は以下のようなリストになります。
# cat list.txt
https://public.dhe.ibm.com/aix/freeSoftware/aixtoolbox/RPMS/ppc/a2ps/a2ps-4.13-3.aix6.1.ppc.rpm
https://public.dhe.ibm.com/aix/freeSoftware/aixtoolbox/RPMS/ppc/ansible/ansible-2.7.0-1.aix6.1.ppc.rpm
https://public.dhe.ibm.com/aix/freeSoftware/aixtoolbox/RPMS/ppc/atk/atk-devel-2.20.0-3.aix6.1.ppc.rpm
https://public.dhe.ibm.com/aix/freeSoftware/aixtoolbox/RPMS/ppc/atk/atk-2.20.0-3.aix6.1.ppc.rpm
…(略)
リストファイルが作成できれば、それをベースにすべてダウンロードします。
# wget -i list.txt
もし、 AIX Toolbox for Linux Applications の DVD をお持ちであれば
それをコピーしてもかまいません。
※(追記)上記のリストをすべてダウンロードした場合、 特定の rpm で、 AIX 6.1, 7.1, 7.2 向けがある場合に
依存関係がうまく解決されないことがあるようです。
そのため、同じ rpm で 6.1 , 7.1, 7.2 向けのファイルがある場合、 リポジトリを利用する AIX のバージョンにあった
ファイルを残し、他を削除してください。
#サーバーへのアップロード
ここでは、 NFS サーバー上にアップロードし、それを複数のサーバーから NFS 経由で利用します。
配置先は /nfsdir/AIXToolsBox_LinuxApps/Repo_20181220/local/Packages としました
"/nfsdir" 部分が NFS export されるイメージです。
なお、 yum リポジトリを構築する目的で、 上記 "local" は リポジトリ名、 "Packages" は固定です。 "AIXToolsBox_LinuxApps/Repo_20181220" 部分は 何でも良いです。
(どうでもよいですが AIXToolsBox では無く AIXToolBox ですね。 勢いで s 入れてしまいました。。。)
#yum のインストール
yum のインストールですが、下記のページを参考に、 yum_bundle_v4.tar を入手し、
展開、 rpm -ivh *.rpm
で導入します。
AIX Toolbox for Linux Applications を簡単にインストールする方法
※ 2020/08/14 追記)
上記のページが見られなくなっているようです。
AIX Toolbox for Linux Applications の Overview ページ の一番下から、以下のように遷移して入手してください。 (yum_bundle_v5.tar があるようです)
Direct connection to the ftp server
-> ezinstall
-> ppc
直接行くならこちら
ftp://public.dhe.ibm.com/aix/freeSoftware/aixtoolbox/ezinstall/ppc/
また、下記の一連の手順がうまくいかず、 libcrypt.a 関連のエラーが出る場合、
AIX-rpm パッケージや OpenSSL が古いケースがあるようです。
その場合、以下の対応をすればうまくいきます。
- AIX-rpm パッケージ更新
- OpenSSL 更新
- updtvpkg 実行
詳しくは、こちら の2~4をご覧ください。
sudo を入れる、という話ですが、AIX-rpm と OpenSSL の部分です。
AIX ToolBox for Linux Applications から入れるんじゃなかったのか?という話もありますが
それを試してみたところ、 必要な rpm ファイルが1つ ( python-pycurl-x.xx.x-x.aix6.1.ppc.rpm )
ToolBox に載っていないことが分かりました。
そのため、あきらめて yum_bundle_v4.tar を使うことにしました。
yum_bundle_v4.tar を展開し、rpm -ivh *.rpm
を実行します。
# cd yum_bundle_v4
# ls
ca-certificates-2016.10.7-2.aix6.1.ppc.rpm python-iniparse-0.4-1.aix6.1.noarch.rpm
curl-7.52.1-1.aix6.1.ppc.rpm python-pycurl-7.19.3-1.aix6.1.ppc.rpm
db-4.8.24-3.aix6.1.ppc.rpm python-tools-2.7.10-1.aix6.1.ppc.rpm
gdbm-1.8.3-5.aix5.2.ppc.rpm python-urlgrabber-3.10.1-1.aix6.1.noarch.rpm
gettext-0.19.7-1.aix6.1.ppc.rpm readline-6.1-2.aix6.1.ppc.rpm
glib2-2.14.6-2.aix5.2.ppc.rpm sqlite-3.15.2-1.aix6.1.ppc.rpm
pysqlite-1.1.7-2.aix6.1.ppc.rpm yum-3.4.3-5.aix6.1.noarch.rpm
python-2.7.10-1.aix6.1.ppc.rpm yum-metadata-parser-1.1.4-2.aix6.1.ppc.rpm
python-devel-2.7.10-1.aix6.1.ppc.rpm
# rpm -ivh *.rpm
Preparing... ################################# [100%]
Updating / installing...
1:readline-6.1-2 ################################# [ 6%]
2:sqlite-3.15.2-1 ################################# [ 12%]
…(略)
この yum コマンドですが、 日本語設定の場合、下記のようなエラーになります。
# yum repolist
Traceback (most recent call last):
File "/usr/bin/yum", line 29, in <module>
yummain.user_main(sys.argv[1:], exit_code=True)
File "/opt/freeware/share/yum-cli/yummain.py", line 288, in user_main
errcode = main(args)
File "/opt/freeware/share/yum-cli/yummain.py", line 40, in main
yum.misc.setup_locale(override_time=True)
File "/opt/freeware/lib/python2.7/site-packages/yum/misc.py", line 996, in setup_locale
sys.stdout = codecs.getwriter(locale.getpreferredencoding())(sys.stdout)
File "/opt/freeware/lib/python2.7/codecs.py", line 997, in getwriter
return lookup(encoding).streamwriter
LookupError: unknown encoding: IBM-943
そのため、 LANG=C
を指定して実行します。 (下記の例は LANG=C yum... としていますが、 export LANG=C を行ってから実行してもかまいません)
# LANG=C yum repolist
https://anonymous:anonymous@public.dhe.ibm.com/aix/freeSoftware/aixtoolbox/RPMS/ppc/repodata/repomd.xml: [Errno 14] curl#6 - "Couldn't resolve host 'public.dhe.ibm.com'"
Trying other mirror.
repo id repo name status
AIX_Toolbox AIX generic repository 0
AIX_Toolbox_71 AIX 7.1 specific repository 0
AIX_Toolbox_noarch AIX noarch repository 0
repolist: 0
デフォルトで インターネット上のリポジトリ設定がされているため、 結局エラーになっていますが。。。
yum リポジトリ作成の前提ファイルセットの導入
これが苦労しました。。。
yum リポジトリを構築する上で、 以下の3つを導入することになります。
- deltarpm-3.6-1.aix6.1.ppc.rpm
- python-deltarpm-3.6-1.aix6.1.ppc.rpm
- createrepo-0.10.3-3.aix6.1.noarch.rpm
このうち、 deltarpm, python-deltarpm は単独で導入可能でした。
(なお、ここでは NFS サーバーとは別のサーバーで /mnt にマウントして作業をしています。
後から考えると、別に NFS サーバー上でやっておけばそれで OK だということが分かりました)
# cd /mnt/AIXToolsBox_LinuxApps/Repo_20181220/Packages
# rpm -ivh deltarpm-3.6-1.aix6.1.ppc.rpm
Preparing... ################################# [100%]
Updating / installing...
1:deltarpm-3.6-1 ################################# [100%]
# rpm -ivh python-deltarpm-3.6-1.aix6.1.ppc.rpm
Preparing... ################################# [100%]
Updating / installing...
1:python-deltarpm-3.6-1 ################################# [100%]
createrepo に関しては、 依存関係のエラーがでました
# rpm -ivh createrepo-0.10.3-3.aix6.1.noarch.rpm
error: Failed dependencies:
libxml2-python >= 2.7.8 is needed by createrepo-0.10.3-3.noarch
xz is needed by createrepo-0.10.3-3.noarch
xz-libs is needed by createrepo-0.10.3-3.noarch
たった3つ、と思わせつつ、表示されたものを入れようとするとさらに依存関係があり、、、と言った感じで必要なファイルを洗い出すのにも多少時間がかかりました。
何か良い方法はないものか。。。(それが yum では、という説もありますが)
依存関係確認の際は、 rpm の依存関係確認オプション rpm -qpR <ファイルセット>
というコマンドもあるのですが、 rpm -Uvh --test <ファイルセット>
で確認すれば十分です。
(実際にインストールするときは --test をはずす)
結局、3~4回ぐらいトライしながら 必要なファイルセットを特定・追加していきました。
これが一番めんどくさい。。。
最終的なコマンドは以下のようになりました
rpm -Uvh --test createrepo-0.10.3-3.aix6.1.noarch.rpm \
libxml2-python-2.9.7-1.aix6.1.ppc.rpm \
xz-5.2.3-1.aix6.1.ppc.rpm \
xz-libs-5.2.3-1.aix6.1.ppc.rpm \
libffi-3.2.1-2.aix6.1.ppc.rpm \
libgcc-6.3.0-2.aix7.1.ppc.rpm \
ncurses-6.1-1.aix6.1.ppc.rpm \
libxml2-2.9.7-1.aix6.1.ppc.rpm \
bash-4.4-3.aix6.1.ppc.rpm \
libstdcplusplus-6.3.0-2.aix7.1.ppc.rpm \
libiconv-1.14-1.aix6.1.ppc.rpm \
zlib-1.2.11-1.aix6.1.ppc.rpm \
gettext-0.19.8.1-3.aix6.1.ppc.rpm
Preparing... ################################# [100%]
これでテストがうまく行きましたので、 --test をはずして導入します。
rpm -Uvh createrepo-0.10.3-3.aix6.1.noarch.rpm libxml2-python-2.9.7-1.aix6.1.ppc.rpm xz-5.2.3-1.aix6.1.ppc.rpm xz-libs-5.2.3-1.aix6.1.ppc.rpm libffi-3.2.1-2.aix6.1.ppc.rpm libgcc-6.3.0-2.aix7.1.ppc.rpm ncurses-6.1-1.aix6.1.ppc.rpm libxml2-2.9.7-1.aix6.1.ppc.rpm bash-4.4-3.aix6.1.ppc.rpm libstdcplusplus-6.3.0-2.aix7.1.ppc.rpm libiconv-1.14-1.aix6.1.ppc.rpm zlib-1.2.11-1.aix6.1.ppc.rpm gettext-0.19.8.1-3.aix6.1.ppc.rpm
Preparing... ################################# [100%]
Updating / installing...
1:libgcc-6.3.0-2 ################################# [ 7%]
2:xz-libs-5.2.3-1 ################################# [ 14%]
3:libffi-3.2.1-2 ################################# [ 21%]
4:libstdc++-6.3.0-2 ################################# [ 29%]
5:ncurses-6.1-1 ################################# [ 36%]
6:gettext-0.19.8.1-3 ################################# [ 43%]
7:libiconv-1.14-1 ################################# [ 50%]
add shr4.o shared members from /usr/lib/libiconv.a to /opt/freeware/lib/libiconv.a
add shr.o shared members from /usr/lib/libiconv.a to /opt/freeware/lib/libiconv.a
add shr4_64.o shared members from /usr/lib/libiconv.a to /opt/freeware/lib/libiconv.a
/
8:zlib-1.2.11-1 ################################# [ 57%]
9:libxml2-2.9.7-1 ################################# [ 64%]
10:libxml2-python-2.9.7-1 ################################# [ 71%]
11:bash-4.4-3 ################################# [ 79%]
## Binary "bash" is avaible in 32bit and 64bit ##
The default used is 64bit
If 32bit is needed, please change symbolic link
for "bash" in /bin directory
To do that type:
# rm -f /bin/bash
# ln -sf /opt/freeware/bin/bash_32 /bin/bash
12:xz-5.2.3-1 ################################# [ 86%]
13:createrepo-0.10.3-3 ################################# [ 93%]
Ignore the error about AIX-rpm dependency since the older libintl.a is already preserved and will be reverted back
Cleaning up / removing...
14:gettext-0.19.7-1 ################################# [100%]
導入の際の rpm のオプションとして、 "U" を使っていますが、
"U" は アップデートまたはインストール、という意味のようです。
そのため、もし事前に何かインストールされているような場合は "U" を使えば Update されます。
初期インストールの際は "i" で良いですが、面倒なので "-Uvh" を使いました。
#yum リポジトリの作成
一番めんどくさかった createrepo パッケージも入りましたので、
いよいよ yum リポジトリを作成していきます。
今、ディレクトリ構成としては 以下のようになっています
繰り返しですが、 NFS サーバー側で実施してもかまいませんし、 AIX~Repo_20181220 は何でも良いです。 local は好きな名前を。
/mnt (NFS マウントしたディレクトリ)
|--AIXToolsBox_LinuxApps
|--Repo_20181220
|--local
|--Packages <- 各種 rpm ファイル配置
苦労して導入した createrepo コマンドでリポジトリを作成します。
# pwd
/mnt/AIXToolsBox_LinuxApps/Repo_20181220
# ls
local
# createrepo .
Spawning worker 0 with 47 pkgs
Spawning worker 1 with 47 pkgs
Spawning worker 2 with 47 pkgs
Spawning worker 3 with 47 pkgs
Spawning worker 4 with 47 pkgs
Spawning worker 5 with 47 pkgs
Spawning worker 6 with 46 pkgs
Spawning worker 7 with 46 pkgs
Spawning worker 8 with 46 pkgs
Spawning worker 9 with 46 pkgs
Spawning worker 10 with 46 pkgs
Spawning worker 11 with 46 pkgs
Worker 4:
Worker 4: iso-8859-1 encoding on Trond Eivind Glomsr <teg@redhat.com>
Worker 4:
Worker 7:
Worker 7: iso-8859-1 encoding on Bernhard Rosenkr舅zer <bero@redhat.com>
Worker 7:
Worker 8:
Worker 8: iso-8859-1 encoding on Bernhard Rosenkr舅zer <bero@redhat.com>
Worker 8:
Worker 4:
Worker 4: iso-8859-1 encoding on Bernhard Rosenkr舅zer <bero@redhat.com>
Worker 4:
Worker 2:
Worker 2: iso-8859-1 encoding on - added "Obsoletes: proftpd-core" to make migration to new RPMs easier.
Worker 2: Thanks to S饕astien Prud'homme <prudhomme@easy-flying.com> for the hint.
Worker 2: - release: 1.2.0-3
Worker 2:
Worker 8:
Worker 8: iso-8859-1 encoding on - Rebuilt with "build" onsted of "buildテ_ext" compile option
Worker 8:
Worker 9:
Worker 9: iso-8859-1 encoding on Trond Eivind Glomsr <teg@redhat.com>
Worker 9:
Worker 1:
Worker 1: iso-8859-1 encoding on Trond Eivind Glomsr <teg@redhat.com>
Worker 1:
Worker 8:
Worker 8: iso-8859-1 encoding on Bernhard Rosenkr舅zer <bero@redhat.com>
Worker 8:
Worker 8:
Worker 8: iso-8859-1 encoding on Bernhard Rosenkr舅zer <bero@redhat.com>
Worker 8:
Worker 8:
Worker 8: iso-8859-1 encoding on Bernhard Rosenkr舅zer <bero@redhat.com>
Worker 8:
Worker 8:
Worker 8: iso-8859-1 encoding on Bernhard Rosenkr舅zer <bero@redhat.com>
Worker 8:
Worker 8:
Worker 8: iso-8859-1 encoding on Bernhard Rosenkr舅zer <bero@redhat.com>
Worker 8:
Worker 10:
Worker 10: iso-8859-1 encoding on [3.3.1-4]
Worker 10: - added a new font patch, hopefully this works better (Thanks to G畸or J.Th)
Worker 10:
Workers Finished
Saving Primary metadata
Saving file lists metadata
Saving other metadata
Generating sqlite DBs
Sqlite DBs complete
repodata というディレクトリができ、その中にファイルが作成されています。
# ls
local repodata
# ls -lR repodata
合計 5424
-rw-r--r-- 1 root system 762263 Dec 20 20:25 100eacac450ff07b8a4b544c9563d84f62f472909b5d5c551b63763e37eb2fc3-filelists.sqlite.bz2
-rw-r--r-- 1 root system 326345 Dec 20 20:24 2595ff438481ab49810ed4c706770c6bf5e4e147e5b91476b51a7b7beaa7a0df-other.xml.gz
-rw-r--r-- 1 root system 205390 Dec 20 20:24 4e9687935ae608aca3538a96717b705f024ce9cc6f55b6d691ed92461a992f2e-primary.xml.gz
-rw-r--r-- 1 root system 421287 Dec 20 20:25 61b26383f68ceeeecd7451261783259c4a329906ed9aac07e3580c0832fe652c-primary.sqlite.bz2
-rw-r--r-- 1 root system 305515 Dec 20 20:24 e1dbe6913ff42d861a8d6230b59f726606cc59c986e8b48a841a284529743dd2-other.sqlite.bz2
-rw-r--r-- 1 root system 738423 Dec 20 20:24 f35d82047f08a28208372f6b9c87a5ac3910e9ef1f3e9c6fb9dba3db7e04f6e5-filelists.xml.gz
-rw-r--r-- 1 root system 3000 Dec 20 20:25 repomd.xml
#yum コマンドの設定ファイル修正
リポジトリが出来ましたので、 yum コマンドの設定ファイルを修正して、
作成したリポジトリを参照するように設定します。
Linux では /etc/yum 等のディレクトリがありますが、 AIX では /opt/freeware/etc/yum 以下になります。
# cd /opt/freeware/etc/yum
# ls -l
合計 16
drwxr-xr-x 2 root system 256 Aug 03 2017 protected.d
drwxr-xr-x 2 root system 256 Aug 03 2017 repos.d
drwxr-xr-x 2 root system 256 Aug 03 2017 vars
-rw-r--r-- 1 root system 444 Aug 03 2017 version-groups.conf
-rw-r--r-- 1 root system 599 Dec 20 19:19 yum.conf
まず、 repos.d の中に 今回作成したリポジトリの定義ファイルを作成します。
# cd repos.d
# vi local.repo
<ファイル編集>
# cat local.repo
[local]
gpgcheck=0
name=LocalRepository
baseurl=file:///mnt/AIXToolsBox_LinuxApps/Repo_20181220
enabled=0
なお、今回は NFS サーバーから /mnt にマウントしています。
常にマウントされているわけではないため、 enabled=0
とし、通常は無効な設定にしています。
また、 baseurl は http://.... ではなく、 file://... で、 repodata ディレクトリの1つ上のディレクトリを指定します。
次に、デフォルトの yum.conf も修正してしまいます
(インターネットには出られないため、 インターネット上のリポジトリの定義については enabled=0
とします。)
# cd /opt/freeware/etc/yum
# cp -p yum.conf yum.conf.20181220
# vi yum.conf
<ファイル編集>
# cat yum.conf
[main]
cachedir=/var/cache/yum
keepcache=1
debuglevel=2
logfile=/var/log/yum.log
exactarch=1
obsoletes=1
[AIX_Toolbox]
name=AIX generic repository
baseurl=https://anonymous:anonymous@public.dhe.ibm.com/aix/freeSoftware/aixtoolbox/RPMS/ppc/
enabled=0
gpgcheck=0
[AIX_Toolbox_noarch]
name=AIX noarch repository
baseurl=https://anonymous:anonymous@public.dhe.ibm.com/aix/freeSoftware/aixtoolbox/RPMS/noarch/
enabled=0
gpgcheck=0
[AIX_Toolbox_71]
name=AIX 7.1 specific repository
baseurl=https://anonymous:anonymous@public.dhe.ibm.com/aix/freeSoftware/aixtoolbox/RPMS/ppc-7.1/
enabled=0
gpgcheck=0
yum の定義修正が終わったため、 テストしてみます。
# LANG=C yum --enablerepo=local list
local | 2.9 kB 00:00:00
Installed Packages
AIX-rpm.ppc 7.1.4.30-2 installed
bash.ppc 4.4-3 installed
ca-certificates.ppc 2016.10.7-2 installed
createrepo.noarch 0.10.3-3 installed
... (略)
デフォルトの yum.conf を修正していない場合は、 オプションで無効化することも可能です。
LANG=C yum --disablerepo=* --enablerepo=local list
#gtk2 の導入
最後に、もはやどうでもいい気分ではありますが、 gtk2 を導入します。
# LANG=C yum --enablerepo=local install gtk2
Setting up Install Process
Resolving Dependencies
--> Running transaction check
---> Package gtk2.ppc 0:2.24.30-2waixX11 will be installed
…(略)…
Dependencies Resolved
======================================================================================================================
Package Arch Version Repository Size
======================================================================================================================
Installing:
gtk2 ppc 2.24.30-2waixX11 local 37 M
Installing for dependencies:
atk ppc 2.20.0-3 local 404 k
cairo ppc 1.14.6-2waixX11 local 5.0 M
expat ppc 2.2.4-1 local 511 k
fontconfig ppc 2.11.95-3 local 1.4 M
freetype2 ppc 2.8-1 local 1.9 M
gdk-pixbuf ppc 2.35.1-2waixX11 local 3.5 M
harfbuzz ppc 1.2.7-2 local 2.0 M
libXft ppc 2.3.2-4waixX11 local 719 k
libXrender ppc 0.9.8-2waixX11 local 219 k
libjpeg ppc 6b-7 local 630 k
libpng ppc 1.6.27-2 local 1.6 M
libtiff ppc 3.8.2-1 local 774 k
lzo ppc 2.10-2 local 123 k
pango ppc 1.40.1-2waixX11 local 1.5 M
pixman ppc 0.34.0-1 local 877 k
shared-mime-info ppc 1.6-2 local 1.0 M
Updating for dependencies:
glib2 ppc 2.56.1-2 local 28 M
Transaction Summary
======================================================================================================================
Install 17 Packages
Upgrade 1 Package
Total download size: 87 M
Is this ok [y/N]: N
導入といいつつ、上記の例は最後で N を指定して抜けています。
そこで y を指定すれば導入完了です。
今回の例では、 ファイルを NFS サーバーに配置し、別のサーバーでリポジトリ作成、yum 設定を行いました。
実際に作業した後から考えると NFS サーバー上で リポジトリの作成までやってしまい
別のサーバー(yum 利用サーバー)で yum 設定を行う方が本来の姿だと思います。
#参考
■ AIX Toolbox for Linux Applications
https://www.ibm.com/developerworks/aix/library/aix-toolbox/alpha.html
■ Installing and configuring GTK2 on IBM AIX
https://developer.ibm.com/tutorials/installing-and-configuring-gtk-on-aix/
■ AIX Toolbox for Linux Applications を簡単にインストールする方法
https://www.ibm.com/developerworks/community/blogs/070548f2-a7e8-4ee2-b859-19828c444def/entry/yum_conf?lang=en
■ WebSphere Application Server traditional V9 導入ガイド
https://www.ibm.com/developerworks/jp/websphere/library/was/twas9_install/index.html
■ Preparing AIX systems for installation
https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/SSAW57_9.0.0/com.ibm.websphere.installation.nd.doc/ae/tins_aixsetup.html