はじめに
どーも。shihopowerです!
今回は先日、AWS SAP(AWS Certified Solutions Architect - Professional)に合格したので、その振り返りを記録しておこうと思います。
これから受験する方の参考になれば幸いです。
試験概要
AWS SAPは、AWS認定資格の中で最難関と言われる資格の一つです。
公式の試験ガイドによると、出題は以下の4つのドメインで構成されています。
| ドメイン | 出題比率 |
|---|---|
| 組織の複雑さに対応するソリューションの設計 | 26% |
| 新規ソリューションの設計 | 29% |
| 既存ソリューションの継続的改善 | 25% |
| ワークロードの移行とモダナイゼーションの促進 | 20% |
参考:AWS Certified Solutions Architect - Professional 公式試験ガイド
SAA(Solutions Architect - Associate)との違いは、個人的には難易度感の質そのものが違うと感じました。
SAAは「このサービスがどういうサービスなのか」を理解していれば、選択肢をある程度絞り込むことができました。
一方でSAPは、長い問題文から要件を整理し、どのサービスをどう組み合わせれば要件を満たせるのか、という一段階踏み込んだ理解がないと解けない問題が多く、単なるサービスの知識だけでは太刀打ちできないな、という感触でした。
勉強期間
勉強開始日〜受験日:2026年2月24日〜2026年8月23日(ちょうど半年)
トータルの学習時間:きちんと測っていないので正確な数字ではないですが、AWS経験がそんなに長くなかった(実務経験半年に満たない状態で勉強開始)のと、要領があまり良いタイプではないので、300時間くらいかかったのではないかと思います。
勉強のモチベーション
実務でAWSを扱っているので、取る必要がありました。
勉強していく中で、「こんなサービス使わないよ!」というサービスがいっぱい出てきて、正直モチベーションが下がった時期もありました。
ですが、途中で諦めてしまうと、いままでの努力が無駄になってしまう。それは嫌だなという気持ちで、最後までやり抜きました。
学習教材
使用した教材は以下の1つだけです。
この教材だけで対策しました。試験本番レベルと同等〜やや難しいと感じたので、この教材でしっかりトレーニングを積めば合格できると思います。
実際、試験当日にこの教材とほぼ同じ問題が何問か出たので、そういった問題は確信をもって選択肢を選ぶことができました。
勉強方法
やみくもに問題を解くのではなく、「仕組みを理解すること」を大切にして進めました。
Claude Codeでの教材整理(1周目・前半)
まず、教材の問題をClaude Codeに読み込ませて、試験対策ポイントをまとめてもらいました。
自分でまともにまとめようとすると1か月以上かかりそうな作業を、ものの8時間くらいでまとめてくれたので、とても助かりました。
通勤時間や昼休みに、Claude Codeがまとめてくれたメモを何度も読んで対策を進めていきました。
「私、とっても効率的に学習できている!」と当時は思っていたのですが、現実はそう甘くありませんでした。
「わかったつもり」に気づいた瞬間
対策を始めて1か月くらい経ったころ、「もうそろそろ問題をすらすら解けるようになっているかな」と思い、実際に問題を解き始めたのですが、ぜんぜん解けなかったんですね……。
毎日しっかりメモを読んでいるはずなのにどうして……と考えてみたのですが、やはりAIにまとめてもらった内容を表面的にしか理解できていなかったんだと気づきました。自分の頭で整理したうえで落とし込むことができていなかったことを痛感しました。
方針転換:1問1問地道に読み解く
そこで、問題を1問1問地道に読み解く方針に切り替えました。
1周目は、問題文や選択肢をじっくり読んで、書かれている内容が頭に浮かぶかを確認する。もし浮かばない場合は、その箇所をClaudeに聞いたり、公式ドキュメントの関連ページを読んだりして、徹底的に理解するようにしました。
2周目・3周目:反復して定着させる
2周目、3周目は、問題文を再度読み返していき、1周目で学習した内容をおさらいしつつ、1周目で漏れていた箇所をつぶしていきました。
わからないところや深掘りしたいところはClaudeに聞いて、調べた内容をQiitaに記事として投稿していきました。わからないことだらけだったので、結果的にたくさんの記事が出来上がっていきました。記事を書く際はClaudeに文章をまとめてもらっていたのですが、だんだん雑になっていき、あまり読者のことを考えられていなかったなと振り返って反省しています……。
私の記事を読んだ人の中には「これAIが書いたな」と感じた方もいたかもしれません。ただ、立派な技術記事を書くことが目的ではなく、自分の試験勉強の足跡を残していって、結果的にそれが誰かの役に立っていたらラッキーくらいに思っていたので、質よりスピード重視で記事を書き、自分の頭の中を整理することを優先していました。
4周目:初めての通し演習で現実を知る
4周目くらいで、時間を計って通しで解いてみました。時間内には解き終わるものの、結果は5〜6割と、合格基準である7.5割には遠く及びませんでした。3周もしたのに……とショックを受けつつ、まだ勉強が足りていないんだなと受け止め、再度じっくり問題文と選択肢を読んで、内容の理解に努めました。適宜、最初にClaude Codeにまとめてもらったメモも見返しながら、何度も何度も読み返していきました。
問題文や選択肢を理解できない要因を分析してみると、
- 他のサービスや機能とごっちゃにしている
- そのサービスが全体のアーキテクチャのどこを担当していて、何のために使われているのかがわかっていない
といったことが多いとわかったので、適宜サービスを体系的に調べて整理していきました。
6周目:合格ラインが見えてきた
6周目くらいで、もう一度時間を計って通しで解いてみたところ、7.2〜7.3割くらい取れるようになっていました。合格基準の7.5割まであと少し!
間違えた問題、正解したけれど自信をもって選択肢を選べなかった問題を中心に、自分がつまずいたところをつぶしていきました。疑問点が出たらClaudeに聞いてQiitaにメモする、というサイクルは続けていましたが、この段階になると記事として仕上げるのが面倒になり、ドラフトのままメモを残す、ということもよくやっていました。
本番直前:仕上げの反復
6周目の通し演習から本番までは、さらに5〜6周くらいしたと思います。問題文と選択肢を覚えるくらい、ひたすら解き続けました。
効果的だった学習方法
とにかく「仕組みを理解すること」に尽きると思います。
表面的に問題文や選択肢を読むのではなく、
- なぜここはこういうサービスの組み合わせなんだろう?
- なぜこのサービスはこういう特徴があるのだろう?
といった疑問を都度Claudeに聞き、公式ドキュメントを参照して回答してもらう。これを繰り返すことで、単なる丸暗記ではなく、仕組みを理解したうえで問題文や選択肢を読めるようになっていきました。
苦戦したところ
認証系と移行系は特に苦戦しました。
認証系
IAM Identity Center、AWS Managed Microsoft AD、AD Connectorなど、業務で扱ったことがないサービスが多く、そもそも「フェデレーション」という概念自体を知らなかったので、たくさん調べて整理していきました。
移行系
移行系も同様に、MGN、DMS、DataSync、Migration Hubなど、使ったことがないサービスだらけでした。
「このサービスはこういうときに使う」「他のサービスとの差分はここ」という形で、一つひとつ整理していきました。
とにかく登場するサービスが多く、覚えるのがめちゃくちゃ大変でした(><)
反省点
1つ目は、最初の1か月の使い方です。
今振り返ると、Claude Codeにまとめてもらったメモを読むだけでなく、もっと早い段階からどんどん問題を解いていけばよかったと思っています。私はAWS経験が浅いので、AIにまとめてもらった内容を読んだだけではすぐには理解できないんだよ、ということを半年前の自分に言い聞かせてやりたいです(笑)
2つ目は、生活習慣です。
7月〜8月は試験勉強に注力しすぎて、運動不足になっていました。何日も外に出ず、家の中でずっと勉強していたのですが、パソコンの画面を長時間、夜遅くまで見ていたせいで寝つきが悪く、睡眠の質もあまり良くありませんでした。これは効率的な勉強とは言えなかったなと反省しています。
次回の試験に向けて
次回は応用情報技術者試験のリベンジをします。
去年受験したのですが、あと2点で泣く泣く落ちてしまったので、今回はリベンジを果たすべく、早速明日から対策を始めます。
今回のSAP対策の反省を活かして、運動不足にならないように適宜外に出て散歩したり、筋トレをしたりしながら勉強していこうと思います。あと、もっとAIを活用して勉強していきたいと思います。次回の試験に向けてClaude に学習計画とWBSをつくってもらいました。早速そのスケジュールに従って明日から対策を始めていく予定です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
AWS SAPはとにかく扱う範囲が広いので、問題を解けるようになるまで根気が要ります。でも、この泥臭い経験はきっと実務や今後の人生においても役に立つと思うので、これから受験する方は恐れずチャレンジしてほしいなと思います。
この記事がどなたかの参考になれば幸いです。