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【SAP対策】VPCマネージドプレフィックスリストとはなんぞや

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どーも!shihopowerです!今回はVPCマネージドプレフィックスリストについて説明します。SAP対策を行っていて、あまり見慣れない用語に出会いました。知らない用語はそのままスルーするのではなく、しっかり理解して試験に臨もうと思います!この記事を読めば「プレフィックスリスト、完全に理解した」と言えるようになります💪

目次

  1. プレフィックスリストとは?
  2. 2種類のプレフィックスリスト
  3. どこで使えるの?(対応リソース)
  4. プレフィックスリストを使うメリット
  5. SAP対策として押さえておきたいポイント
  6. まとめ

1. プレフィックスリストとは?

一言で言うと、「CIDRブロックをまとめた名前付きリスト」 です。

たとえば、セキュリティグループのインバウンドルールを設定するとき、許可したいIPアドレスが10個あったとします。これを1つ1つルールに書くのは管理が大変ですよね。

そこで登場するのがプレフィックスリストです。複数のCIDRブロックをリストとして1つのオブジェクトにまとめ、セキュリティグループやルートテーブルからIDで参照できるようになります。

# プレフィックスリストのイメージ
pl-xxxxxxxxx(my-office-ips)
  ├── 203.0.113.0/24  # 東京オフィス
  ├── 198.51.100.0/24 # 大阪オフィス
  └── 192.0.2.0/24    # 福岡オフィス

このリストを更新するだけで、参照しているすべてのセキュリティグループやルートテーブルに変更が反映されます。


2. 2種類のプレフィックスリスト

プレフィックスリストには大きく2種類あります。

カスタマーマネージドプレフィックスリスト

ユーザー自身が作成・管理するプレフィックスリストです。

項目 内容
作成者 ユーザー自身
編集 可能
最大エントリ数 最大1,000まで設定可
アドレスファミリー IPv4 または IPv6(混在不可)
共有 AWS RAM(Resource Access Manager)で他アカウントと共有可
料金 無料

エントリを追加・削除するたびにバージョンが更新されます。名前や最大エントリ数の変更ではバージョンは上がりません。また、以前のバージョンにロールバックすることも可能です。

AWSマネージドプレフィックスリスト

AWSが作成・管理するプレフィックスリストです。AWSサービスのIPアドレス範囲が自動的に最新状態に保たれます。

AWSサービス プレフィックスリスト名 ウェイト
Amazon CloudFront com.amazonaws.global.cloudfront.origin-facing 55
Amazon DynamoDB com.amazonaws.region.dynamodb 1
Amazon EC2 Instance Connect com.amazonaws.region.ec2-instance-connect 2
AWS Ground Station com.amazonaws.global.groundstation 5
Amazon Route 53 com.amazonaws.region.route53-healthchecks 25
Amazon S3 com.amazonaws.region.s3 1
Amazon S3 Express One Zone com.amazonaws.region.s3express 6
Amazon VPC Lattice com.amazonaws.region.vpc-lattice 10

ウェイト(重み)に注意!
AWSマネージドプレフィックスリストには「ウェイト」という概念があります。これはリソースが消費するルール数を表します。たとえばCloudFrontのウェイトは55です。セキュリティグループのデフォルトクォータは60ルールなので、CloudFrontのプレフィックスリストを追加すると残り5ルールしか使えなくなります。クォータの引き上げが必要なケースもあるので注意しましょう。

AWSマネージドプレフィックスリストは作成・変更・削除・共有が不可です。参照して使うだけです。


3. どこで使えるの?(対応リソース)

プレフィックスリストは以下のリソースで参照できます。

リソース 使い方
VPCセキュリティグループ インバウンド/アウトバウンドルールのソース・デスティネーションに指定
VPCサブネットルートテーブル ルートのデスティネーションに指定
Transit Gatewayルートテーブル ルートのデスティネーションに指定

ゲートウェイルートテーブルではプレフィックスリストを参照できません。また、既存のセキュリティグループルールをプレフィックスリスト参照に変更することはできず、新しいルールを追加する必要があります。


4. プレフィックスリストを使うメリット

✅ CIDRを一元管理できる

プレフィックスリストを更新するだけで、参照しているすべてのセキュリティグループ・ルートテーブルに変更が自動反映されます。CIDRを個別に何十か所も修正する手間がなくなります。

✅ 複数アカウントで共有できる(AWS RAM)

AWS Resource Access Manager(RAM)を使ってプレフィックスリストを他のAWSアカウントと共有できます。組織全体で共通のIPリストを一元管理し、一貫したセキュリティポスチャを維持できます。

✅ AWSサービスのIPを手動管理しなくてよい

AWSマネージドプレフィックスリストを使えば、CloudFrontやS3などのIPレンジをAWSが自動更新してくれます。「いつの間にかIPが変わって通信できなくなった」というトラブルを防げます。


5. SAP対策として押さえておきたいポイント

SAP(AWS Certified Solutions Architect - Professional)の対策を進める中で、以下のポイントが重要だと感じました。

重要ポイントまとめ

ポイント 覚えておくこと
用途 セキュリティグループ・ルートテーブル・TGWルートテーブルで使用可能
種類 カスタマーマネージド vs AWSマネージドの違いを区別できるようにする
共有方法 AWS RAMを使って他アカウントと共有できる
ウェイト AWSマネージドリストはウェイト分のルール枠を消費する(クォータ注意)
料金 追加料金なし
制約 ゲートウェイルートテーブルでは使用不可
バージョン管理 エントリ変更でバージョンが上がる。以前のバージョンにロールバック可能

シナリオ例

  • 「複数のVPCやアカウントで同じCIDRブロックセットを管理したい」→ カスタマーマネージドプレフィックスリスト + AWS RAM
  • 「CloudFrontのIPからのみトラフィックを許可したい」→ AWSマネージドプレフィックスリスト(CloudFront)をセキュリティグループに設定
  • 「Transit Gatewayのルートテーブルを効率的に管理したい」→ プレフィックスリストをTGWルートテーブルのデスティネーションに指定

6. まとめ

カスタマーマネージド AWSマネージド
作成者 ユーザー AWS
編集
共有(RAM)
IPの自動更新 ✕(手動) ○(自動)
料金 無料 無料

プレフィックスリストは「CIDRをまとめて、使いまわす」ための仕組みです。複数アカウント・複数VPCにまたがる運用効率化のシナリオでも活用できるため、AWS RAMとの組み合わせもセットで理解しておくと良さそうです!

最後まで読んでいただきありがとうございました🙌


参考

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