LoginSignup
27
19

More than 5 years have passed since last update.

Raspberry Pi Zero で自律飛行ドローンを作るぞ(第2回:姿勢制御は簡単にはできないぞ!!)

Last updated at Posted at 2017-02-18

概要

前回のRaspberry Pi Zero で自律飛行ドローンを作るぞ(第1回:浮上まで) から約一か月、姿勢制御に挑戦してみて難しさが見えてきた。
ここらで一回整理することにしました。

やろうとしたこと

ジャイロセンサ(MPU-6050)出力の3軸(roll(ロール:進行方向に対し前後を軸にした回転)pitch(ピッチ:進行方向に対し左右を軸にした回転)Yaw(ヨー:進行方向に対し上下を軸にした回転))を制御して機体の水平維持を試みる。
そこで、まずはrollだけを制御することにした。

やったこと

ハード面

  • 機体前後を押さえる冶具を作った。
  • センサ配線をしっかりと作った
  • raspberrypi zeroはLipoバッテリ1セルで駆動することにした。(5vに昇圧しなくても動作しているのでOKとした)
  • プロペラガードを付けた。
  • プロペラを5030から5045に変えた。
  • モーター用Lipoバッテリを2セルから3セルに増やした。

ソフト面

  • roll角の制御した。
  • PID制御を追加した。
  • 重量バランスを吸収するため、モータ毎に回転数を設定した。

動作検証結果

  • 冶具ありの場合となしの場合で浮上させてみたが、納得のいくものにはらなかった。。

冶具あり動画(YouTube)
- 回転数を上げれば上昇することはわかった。
- ふらつきはまだまだ大きすぎる。
- roll制御は未完成。。
IMAGE ALT TEXT HERE

冶具なし動画(YouTube)
- roll制御だけなので、やはりどっかに行ってしまう。(機体の重い方とか)
- 飛んでいく方向が制御できないので出力を上げられない。
- roll制御どころではない。
IMAGE ALT TEXT HERE

わかったこと

  • 難しいことがわかった。(実感した)
  • PID制御の値を定めることができない。
  • 冶具ありとなしで同じ制御は使えなそう。
  • 回転するプロペラが危険。
  • 機体の重量バランスは大事
  • 加速度も取得できるので考慮したほうがよさそう。(下図はpitchと加速度aaWorld.xの測定結果) ピッチと加速度.PNG

次にやること

  • 冶具なしで検証できるようする方法を考える。
  • 加速度を計算に加える
  • 継続してPID制御を検証する
  • プロペラガードを強化する。
  • roll以外の制御も考えないと。。

この続きは、Raspberry Pi Zero で自律飛行ドローンを作るぞ(第3回:フライトコントローラを使いました...)

コード(GitHub)

27
19
5

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
27
19