はじめに
ドットインストールのシェルスクリプト入門を見たので、その視聴メモをまとめておきたいと思います。
この記事は、前半(#01~#09)のまとめです。
シェルスクリプト入門 (全18回) - ドットインストール
http://dotinstall.com/lessons/basic_shellscript
#01 シェルスクリプトとはなにか?
特に気になるところなし。
#02 はじめてのシェルスクリプト
1行目に実行するシェルを指定する
/bin/bash で実行する場合、1行目に下記のように書く。
#!/bin/bash
ファイルのアクセス権限を変更する
シェルスクリプトを実行するためにファイルに実行権限を与える。
hoge.shの所有者、グループ、その他のユーザの権限をそれぞれ、rwx r-- r--にする場合、下記のようにchmodコマンドを実行する。
(所有者は読み出し書き込み実行権限、グループとその他のユーザには読み出しのみの権限を許可する場合)
$ chmod 744 hoge.sh
#03 変数を使ってみよう
変数の使い方
- 変数に代入するとき = の前後にスペースを入れない
- ''(シングルクォート) で括ると変数が展開されない
hoge.sh
# =の前後にスペースを入れない
S="hoge"
echo $s
echo "$s"
# シングルクォートで括ると展開されない
echo '$s'
実行結果
$ ./hoge.sh
hoge
hoge
$s
#04 数値演算をしてみよう
数値演算の仕方
- 数値演算を行う時は ``(バッククォート) で括る
- 数値演算をを行う時は expr を使う
- 記号の前後にはスペースを入れる
hoge.sh
x=10
# バッククォートで括ると計算する
# 記号の前後にはスペースを入れる
echo `expr $x + 2`
実行結果
$ ./hoge.sh
12
#05 四則演算をしてみよう
掛け算の仕方
- 掛け算する時は *(アスタリスク) を *\*(バックスラッシュ) でエスケープする
- 計算の順序の ()(括弧) も\でエスケープする
hoge.sh
x=10
# 掛け算は*を\でエスケープする
# $x × 2
echo `expr $s \* 2`
# 括弧も\でエスケープする
# ( $x + 5 ) × 2
echo `expr ¥( \x + 5 \) \* 2`
実行結果
$ ./hoge.sh
20
30
#06 配列を使ってみよう (1)
配列へのアクセス
- 配列で添字を使用する場合は {}(波括弧)で括る
- $array で先頭の要素
- ${array[@]} で全ての要素
- ${array#[@]} で要素数
hoge.sh
#配列
a=(2 4 6)
# 先頭の要素
echo $a
# 添字を使用する場合は{}で括る
echo ${a[1]}
#全ての要素
echo ${a[@]}
# 要素数
echo ${#a[@]}
# {}で括るのを忘れると、$aが評価されて「2[1]」 となってしまう
echo $a[1]
実行結果
$ ./hoge.sh
2
4
2 4 6
3
2[1]
#07 配列を使ってみよう (2)
配列への代入と要素の追加
- 配列への代入時は{}で括る必要はない
- 配列の要素の追加は array+=(hoge foo) とする
hoge.sh
#配列
a=(2 4 6)
# 配列への代入時は{}で括る必要はない
a[2]=10
echo ${a[@]}
# 配列の要素の追加
a+=(20 30)
echo ${a[@]}
実行結果
$ ./hoge.sh
2 4 10
2 4 10 20 30
``(バッククォート) で括ると実行結果を返す。
この場合は、dateコマンドの結果を配列に格納する。
``で括ると実行結果を返す
- ``(バッククォート) で括ると実行結果を返す
hoge.sh
# ``で括ると実行結果を返す
d=(`date`)
echo ${d[0]}
実行結果
$./hoge.sh
2015年
参考
dateコマンドは日付時刻を表示する。
$ date
2015年 6月25日 木曜日 23時00分00秒 JST
#08 条件式を評価してみよう (1)
条件式について
- $? は、直前の条件式の評価の戻り値(真なら0,偽なら1)が格納されている
- -eq は等しいかどうか(equal)
hoge.sh
# 条件式の評価
# 数値の評価
# 1 = 2
test 1 -eq 2; echo $?
# 1 = 1
test 1 -eq 1; echo $?
実行結果
$ ./hoge.sh
1
0
色々な条件式
- -eq : 等しいか(equal)
- -ne : 等しくないか(not equal)
- -gt : 大きい(greater than)
- -ge : 以上(greater than or equal)
- -lt : 小さい(less tahn)
- -le : 以下(less than or equal)
#09 条件式を評価してみよう (2)
文字列の条件式
- = : 等しいか
- != : 等しくないか
ファイル(ディレクトリ)の条件式
- -nt : 新しいか(newer than)
- -ot : 古いか(older than)
- -e : 存在するか(exist)
-
-d : ディレクトリか(directory)
論理演算子
- -a : and
- -o : or
- ! : not
例
hoge.sh
# ファイルの条件式
# カレントディレクトリにhoge.shが存在するかどうか
test -e hoge.sh; echo $?
#論理演算子
# 1は1と同じでかつ2は2と同じか
# (1 = 1) and (2=2)
test 1 -eq 1 -a 2 -eq 2; echo $?
実行結果
$ ./hoge.sh
0
0