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Quest 3を使って、物を掴んだり、パススルーするプロジェクトを作る

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似たような記事はググればいっぱいあるのですが、
結構やり方変わっていてここまで行くのに苦労したのでまとめてみました。

インストール

一般的な手順は割愛。
UnityHubをインストールして最新のSDKを入れてください。
(執筆時点で2022.3.14f1)
プレリリースの方に2023の方がありますが入れないほうが無難です。
Unityは毎年3月ぐらいに前年度のLTS版を作成していて、2023の方はまだLTSに入っていないので。

ただ、Android用のSDKはインストールが必須です。
(Questは中身がAndroidなのでAndroidむけにビルドします)

プロジェクト設定

プロジェクト作成

UnityHubから新規プロジェクトを作成を押して、3Dコアを選んでプロジェクト作成を押下する。
参考記事の方はURPで作っていますが、Rendererの設定に苦労するので初心者はやめたほうがいいです。
※プロジェクト名にカタカナが入っていますが英数字以外プロジェクト名に入れないでください、ビルドに失敗して後で修正しました
image.png

Meta XR SDKのインストール

起動したらWindow→Asset Storeとクリック。
image.png

Search onlineをクリックしてWebのAsset Storeに行きます。
image.png

Asset StoreでOculusで検索
image.png

検索で出てきた

  • Meta XR Core SDK
  • Meta XR Interaction SDK(もしかしたらこの手順にはいらないかも)
  • Meta XR Interaction SDK OVR Integration
    を取得する。

もしくは

  • Meta XR All-in-One SDK
    でもOKです。

  • Oculus Integration (Deprecated)
    がありますがこちらはDeprecatedなので不要です。
    (元々こちら1個で足りていたのですが、59からSDKごとに分割されたそうです
     実質All-in-one SDK?違いは調べていないです)

image.png

終わったらPackage Managerを起動する
image.png

Package Managerの左上からMy Assetsに変更
image.png

先程ダウンロードした3つのSDKをインストールする
(初回だとDownload→Installが必要)
image.png

Core SDKインストール時にRestart Editorと出るのでそれも実行する
image.png

Project Settings

Edit→Project Settings...を選択

image.png

Oculusタブを選択(私はデフォルトで出ていました)
Android Settingsを選択(デフォルトはPCになっていたのでこちらは変更が必要です)
image.png

XR Plug-in Managementを選択
Plug-in ProvidersからOculusにチェックを付ける
image.png

その配下のOculusのメニューを選択し、Android settingを選択
Quest Pro と Quest 3のチェックを付ける

image.png

Build Settings

File→Build Settingsを選択
image.png

左のPlatformからAndroidを選択、Development Buildにチェックを付けて、Switch Platformを実行する
image.png

オブジェクトの配置

Ovr Camera Rigの設置

最初から置いてあったMainCameraを削除する

image.png

Oculus→Tools→Building Blocksを選択
image.png

Camera RigをHierarchyタブにドラッグアンドドロップする
image.png

確認用にGrabbable Itemsもドラッグアンドドロップする
image.png

HierarchyタブのGrabbable ItemのPositionをY:1 Z:0.5に変更する
(座っているとこれぐらいの位置がつかみやすい)
image.png

Questの設定

設定が終わっていて行えなかったので参考記事のこの部分を見てください。
手順は変わってなかったです。

ビルド

File→Build Settingsの右側、Run Device でQuest 3を選択し、Build And Runを押す。
image.png

APKの名前は適当でいいです。
image.png

Quest 3をかぶり、しばらく待つ。
初回は結構長いので気長に待ちましょう。
2回目からは早くなります。

image.png

目の前にブロックが浮かんだサンプルが起動します。
(このブロックは手で掴めます)
image.png

PathThrough設定

部屋が汚いのでここからは画像なしで。(すみません)

Passthroughを追加する

Oculus→Tools→BuildingBlocksからPassthroughをHierarchyにドラッグアンドドロップする。

image.png

PassthroughをONにする

HierarchyからCameraRigを選択し、InspectorからOVR Managerのスクリプトの設定をスクロールする。
Quest Featureの部分にPassThrough Supportがあるので、Supportedに変更する
image.png

Skyboxを削除する

Window→Rendering→Lightingを選択する
image.png

Environmentタブを選択し、Skybox MaterialをNoneに変更する
image.png

Viewポートから空と地面が消えるのでその状態でもう一度ビルドする
image.png

部屋の中にブロックが浮かんでいるはずです。
以上です。

参考記事

本当に参考になりました、ありがとうございます。

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