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Amazon Payの実装でつまづきやすいこと一覧

Last updated at Posted at 2018-02-26

公式ではありませんが、Amazon PayをECサイトに導入時に、実装でつまづきやすいことをまとめてみました。
随時更新予定です。
追記してほしい内容があれば、コメントにお願いいたします。

(※2019/0910更新)
以下のページの実装の手引きに、以降にまとめている「リダイレクト形式のログイン方法」や「Amazon Pay APIの処理フロー」など必要なことがまとまってました。

Amazon Pay FAQ

0.概要 を見た後に、こちらを見るとよさそうです。

0.概要

ざっくりとイメージを掴みたい

Amazon Payの流れを知る

セルフチェックシート > Amazon Payの流れをざっと見る

Amazon Payを体験する

Amazon Payを体験してみる

1.ウィジェットの表示

Amazonから連携されるアカウント情報について知りたい

javascriptから取得可能なアカウント情報 と GetOrderReferenceDetails APIから取得可能なアカウント情報 でそれぞれ違いがあります。

javascriptから取得可能なアカウント情報

プロファイル情報の取得の その他サンプルコード にある JavaScriptコードサンプル に実装方法が記載されています。
取得可能なアカウント情報は以下の通りです。
image.png

GetOrderReferenceDetails APIから取得可能なアカウント情報

GetOrderReferenceDetails APIのレスポンス OrderReferenceDetails 内の Destination > Addressより取得可能です。
アカウント情報は以下の通りです。
image.png
自社サイトの会員情報と連携する場合は、GetOrderReferenceDetailsを実行し、アカウント情報を取得することをオススメします。

ただし、テスト環境と本番環境では取得できるAmazon Payのアカウント情報が異なります。
テスト環境では、会社名が住所3が無く、市区町村としてCity情報が存在しますのでご注意ください。

ドメインがlocalhostのときに、リダイレクト形式で認証した場合、「セッションが終了しました。 Amazon Payのボタンをクリックしてもう一度サインインしてください。」と表示される

Amazon Payボタンウィジェット押下後に表示されるAmazonログイン画面を、ポップアップ形式・リダイレクト形式 2つの方法で表示することが可能です。
※参考:リダイレクト認証を有効にする。
ただし、リダイレクト形式の場合、ドメインがlocalhostのときに下記サンプルコードの通り実行しても、うまく動きません。
リダイレクト認証サンプルコード

この場合は、下記方法を試してみてください。

# accessTokenのsecure属性を削除する
document.cookie = "amazon_Login_accessToken=" + accessToken + ";path=/; secure ";
→「secureを削除する

Amazonログイン後のリダイレクト先ページにパラメーターを追加で渡す方法が知りたい

loginOptionsの「state」に、リダイレクト先ページへ渡したいパラメーターを追加することで、対応可能

OffAmazonPayments.Button("AmazonPayButton", sellerId, {
         type: "PwA",
         color: "Gold",
         size: "large",
         authorization: function() {
             loginOptions = {
                 scope: "profile payments:widget payments:shipping_address postal_code",
                 state: "123",#ここにパラメーターを追加
                 popup: false
             };
             authRequest = amazon.Login.authorize(loginOptions, "confirmation_redirect.html");
         },
         onError: function(error) {
             // your error handling code.
             // alert("The following error occurred: "
             // + error.getErrorCode()
             // + ' - ' + error.getErrorMessage());
         }
     });

毎回Amazonアカウントへのログインを求めるようにしたい

一度、Amazonアカウントでログインすると、数分間は、Amazonアカウントへのログインを求められない。
求められるようにするには、javascript内のloginOptionにinteractive: 'always'を設定すればよい。

loginOptions = {scope: 'profile postal_code payments:widget payments:shipping_address payments:billing_address', popup: true, interactive: 'always'};

アドレス帳ウィジェット・お支払い方法ウィジェットが2回レンダリングする

Code Generatorのサンプルのように、new OffAmazonPayments.Widgets.AddressBookの中で、new OffAmazonPayments.Widgets.Walletを実行する必要があります。

理由
Amazonでは、アドレス帳ウィジェットに表示される住所毎に、お支払い方法を設定するようです。
そのため、アドレス帳ウィジェットがレンダリングされると、住所に紐づくお支払い方法を表示するため、お支払い方法ウィジェットも自動でレンダリングされます。
結果として、
①お支払い方法ウィジェットがレンダリング
②アドレス帳ウィジェットがレンダリング → お支払い方法ウィジェットが再度レンダリングされる
という事象が発生します。

    function showAddressBookWidget() {
        // AddressBook
        new OffAmazonPayments.Widgets.AddressBook({
          sellerId: 'your_seller_merchant_id',
          
          onReady: function (orderReference) {
              var orderReferenceId = orderReference.getAmazonOrderReferenceId();
              var el;
              if ((el = document.getElementById("orderReferenceId"))) {
                el.value = orderReferenceId;
              }
              // Wallet
              showWalletWidget(orderReferenceId); ##ここがポイント
          },
.....

    function showWalletWidget(orderReferenceId) {
        // Wallet
        new OffAmazonPayments.Widgets.Wallet({
.....

2.Amazon Pay APIの実行

GetOrderReferenceDetails APIを呼び出せるタイミングが知りたい

ConfirmOrderReference前でも実行可能。ただし、以下の制約あり

  • ウィジェット表示前:OrderReferenceIDはウィジェット表示時に発行されるため、OrderReferenceIDをリクエストパラメータとするGetOrderReferenceDetails APIは呼び出せない
  • ウィジェット表示後・アクセストークンなしの場合:配送先の一部(国コード、都道府県、郵便番号)が取得可能
  • ウィジェット表示後・アクセストークンありの場合:配送先と購入者の情報が取得可能

capture(売上請求) APIのエラーをsandbox環境で再現させたい

※capture(売上請求)のリファレンス
SellerCaptureNoteに、下記を設定いただければ、Sandbox環境では、AmazonRejectedエラーが返却されます。

{"SandboxSimulation": {"State":"Declined", "ReasonCode":"AmazonRejected"}}

capture(売上請求)API実行後、closeAuthorization」を行ったときにエラーが発生

 * captureが成功すると、自動的に該当オーソリデータはcloseするため、closeAuthorizationを明示的に実施しなくても大丈夫

0円で売上請求した場合のcaptureAPIの挙動

  • 下記の通りエラーになる
{
  "Error": {
    "Type": "Sender",
    "Code": "InvalidParameterValue",
    "Message": "The Value '0' is invalid for the Parameter 'amount'"
  },
  "RequestId": "503862a1-7977-4d78-b915-3e9862cb62b2",
  "ResponseStatus": "400"
}

オーソリ金額の上限額をしりたい

  • ワンタイムペイメントは一回の支払いにつき上限1000万円まで
  • 定期支払いは、月額5万円まで
  • ただし、クレジットカードの上限額が30万円であれば、30万以上でオーソリ処理を行うと、HardDeclineされる。

APIの同時リクエスト数が最大値を超えると、どのような動きになるか

  • スロットリングの最大値を超えると、HTTPレスポンスコード503エラーが返却される
  • Amazon Pay側で待ち状態にならないので、あらためてAPIリクエストする必要あり

image.png

各種APIの同時リクエスト数が知りたい

  • API毎に同時リクエスト件数が決まっている Throttling limits for payment APIs
  • 例えば、SetBillingAgreementDetails、ConfirmBillingAgreement、AuthorizeOnBillingAgreementは10で、GetBillingAgreementDetailsは20
  • Amazon Pay API リファレンスの各APIの説明で、最大リクエストクォーターとして記載されている

Amazonからメールが送信されるタイミングが知りたい

FAQのP.52を参照
image.png

3.IPN の受け取り

IPNが送られているのか、受信できていないのかわからない

(前提)IPNを受け取れるようSellerCentralから設定

  • SellerCentralよりIPNの通知先URLを設定
    SellerCentral > 設定 > インテグレーション

IPNの受け取り先に、サンプルIPNを送信する

IPNテストツールを利用

IPNのレスポンス内容を確認する

ScrachPadを利用

手順

  1. SellerCentralより下記URLをIPNの通知先として設定
  2. ツールのAuthorizationにあるListen IPN notificationにチェック
  3. パラメータを設定し、CloseAuthorizationを実行
  4. ツールのIPN Noticeタブを選択

4.定期支払い(autopay)

注文者が定期支払いを解約するにはどうすればよいか

Amazon Payの購入者ページから解約可能

** 定期解約の方法 **

  1. amazon payページから、購入者様 リンクを押下
  2. ご利用履歴 から対象の注文の 詳細 リンク を押下
  3. 定期購入契約のキャンセル を押下

5.本番への切り替え

本番への切り替え方法を知りたい

以下を参照してください。
本番への切り替え
※特に出品者情報は、メールなど本番用にも設定が必要ですので、お気をつけください。

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