LoginSignup
45
48

More than 3 years have passed since last update.

Amazon Payの実装でつまづきやすいこと一覧

Last updated at Posted at 2018-02-26

公式ではありませんが、Amazon PayをECサイトに導入時に、実装でつまづきやすいことをまとめてみました。
随時更新予定です。
追記してほしい内容があれば、コメントにお願いいたします。

(※2019/0910更新)
以下のページの実装の手引きに、以降にまとめている「リダイレクト形式のログイン方法」や「Amazon Pay APIの処理フロー」など必要なことがまとまってました。

Amazon Pay FAQ

0.概要 を見た後に、こちらを見るとよさそうです。

0.概要

ざっくりとイメージを掴みたい

Amazon Payの流れを知る

セルフチェックシート > Amazon Payの流れをざっと見る

Amazon Payを体験する

Amazon Payを体験してみる

1.ウィジェットの表示

Amazonから連携されるアカウント情報について知りたい

javascriptから取得可能なアカウント情報 と GetOrderReferenceDetails APIから取得可能なアカウント情報 でそれぞれ違いがあります。

javascriptから取得可能なアカウント情報

プロファイル情報の取得の その他サンプルコード にある JavaScriptコードサンプル に実装方法が記載されています。
取得可能なアカウント情報は以下の通りです。
image.png

GetOrderReferenceDetails APIから取得可能なアカウント情報

GetOrderReferenceDetails APIのレスポンス OrderReferenceDetails 内の Destination > Addressより取得可能です。
アカウント情報は以下の通りです。
image.png
自社サイトの会員情報と連携する場合は、GetOrderReferenceDetailsを実行し、アカウント情報を取得することをオススメします。

ただし、テスト環境と本番環境では取得できるAmazon Payのアカウント情報が異なります。
テスト環境では、会社名が住所3が無く、市区町村としてCity情報が存在しますのでご注意ください。

ドメインがlocalhostのときに、リダイレクト形式で認証した場合、「セッションが終了しました。 Amazon Payのボタンをクリックしてもう一度サインインしてください。」と表示される

Amazon Payボタンウィジェット押下後に表示されるAmazonログイン画面を、ポップアップ形式・リダイレクト形式 2つの方法で表示することが可能です。
※参考:リダイレクト認証を有効にする。
ただし、リダイレクト形式の場合、ドメインがlocalhostのときに下記サンプルコードの通り実行しても、うまく動きません。
リダイレクト認証サンプルコード

この場合は、下記方法を試してみてください。

# accessTokenのsecure属性を削除する
document.cookie = "amazon_Login_accessToken=" + accessToken + ";path=/; secure ";
→「secureを削除する

Amazonログイン後のリダイレクト先ページにパラメーターを追加で渡す方法が知りたい

loginOptionsの「state」に、リダイレクト先ページへ渡したいパラメーターを追加することで、対応可能

   OffAmazonPayments.Button("AmazonPayButton", sellerId, {
            type: "PwA",
            color: "Gold",
            size: "large",
            authorization: function() {
                loginOptions = {
                    scope: "profile payments:widget payments:shipping_address postal_code",
                    state: "123",#ここにパラメーターを追加
                    popup: false
                };
                authRequest = amazon.Login.authorize(loginOptions, "confirmation_redirect.html");
            },
            onError: function(error) {
                // your error handling code.
                // alert("The following error occurred: "
                // + error.getErrorCode()
                // + ' - ' + error.getErrorMessage());
            }
        });

毎回Amazonアカウントへのログインを求めるようにしたい

一度、Amazonアカウントでログインすると、数分間は、Amazonアカウントへのログインを求められない。
求められるようにするには、javascript内のloginOptionにinteractive: 'always'を設定すればよい。

loginOptions = {scope: 'profile postal_code payments:widget payments:shipping_address payments:billing_address', popup: true, interactive: 'always'};

アドレス帳ウィジェット・お支払い方法ウィジェットが2回レンダリングする

Code Generatorのサンプルのように、new OffAmazonPayments.Widgets.AddressBookの中で、new OffAmazonPayments.Widgets.Walletを実行する必要があります。

理由
Amazonでは、アドレス帳ウィジェットに表示される住所毎に、お支払い方法を設定するようです。
そのため、アドレス帳ウィジェットがレンダリングされると、住所に紐づくお支払い方法を表示するため、お支払い方法ウィジェットも自動でレンダリングされます。
結果として、
①お支払い方法ウィジェットがレンダリング
②アドレス帳ウィジェットがレンダリング → お支払い方法ウィジェットが再度レンダリングされる
という事象が発生します。

    function showAddressBookWidget() {
        // AddressBook
        new OffAmazonPayments.Widgets.AddressBook({
          sellerId: 'your_seller_merchant_id',

          onReady: function (orderReference) {
              var orderReferenceId = orderReference.getAmazonOrderReferenceId();
              var el;
              if ((el = document.getElementById("orderReferenceId"))) {
                el.value = orderReferenceId;
              }
              // Wallet
              showWalletWidget(orderReferenceId); ##ここがポイント
          },
.....

    function showWalletWidget(orderReferenceId) {
        // Wallet
        new OffAmazonPayments.Widgets.Wallet({
.....

2.Amazon Pay APIの実行

GetOrderReferenceDetails APIを呼び出せるタイミングが知りたい

ConfirmOrderReference前でも実行可能。ただし、以下の制約あり
* ウィジェット表示前:OrderReferenceIDはウィジェット表示時に発行されるため、OrderReferenceIDをリクエストパラメータとするGetOrderReferenceDetails APIは呼び出せない
* ウィジェット表示後・アクセストークンなしの場合:配送先の一部(国コード、都道府県、郵便番号)が取得可能
* ウィジェット表示後・アクセストークンありの場合:配送先と購入者の情報が取得可能

capture(売上請求) APIのエラーをsandbox環境で再現させたい

※capture(売上請求)のリファレンス
SellerCaptureNoteに、下記を設定いただければ、Sandbox環境では、AmazonRejectedエラーが返却されます。

{"SandboxSimulation": {"State":"Declined", "ReasonCode":"AmazonRejected"}}

capture(売上請求)API実行後、closeAuthorization」を行ったときにエラーが発生

 * captureが成功すると、自動的に該当オーソリデータはcloseするため、closeAuthorizationを明示的に実施しなくても大丈夫

0円で売上請求した場合のcaptureAPIの挙動

  • 下記の通りエラーになる
{
  "Error": {
    "Type": "Sender",
    "Code": "InvalidParameterValue",
    "Message": "The Value '0' is invalid for the Parameter 'amount'"
  },
  "RequestId": "503862a1-7977-4d78-b915-3e9862cb62b2",
  "ResponseStatus": "400"
}

オーソリ金額の上限額をしりたい

  • ワンタイムペイメントは一回の支払いにつき上限1000万円まで
  • 定期支払いは、月額5万円まで
  • ただし、クレジットカードの上限額が30万円であれば、30万以上でオーソリ処理を行うと、HardDeclineされる。

APIの同時リクエスト数が最大値を超えると、どのような動きになるか

  • スロットリングの最大値を超えると、HTTPレスポンスコード503エラーが返却される
  • Amazon Pay側で待ち状態にならないので、あらためてAPIリクエストする必要あり

image.png

各種APIの同時リクエスト数が知りたい

  • API毎に同時リクエスト件数が決まっている Throttling limits for payment APIs
  • 例えば、SetBillingAgreementDetails、ConfirmBillingAgreement、AuthorizeOnBillingAgreementは10で、GetBillingAgreementDetailsは20
  • Amazon Pay API リファレンスの各APIの説明で、最大リクエストクォーターとして記載されている

Amazonからメールが送信されるタイミングが知りたい

FAQのP.52を参照
image.png

3.IPN の受け取り

IPNが送られているのか、受信できていないのかわからない

(前提)IPNを受け取れるようSellerCentralから設定

  • SellerCentralよりIPNの通知先URLを設定 SellerCentral > 設定 > インテグレーション

IPNの受け取り先に、サンプルIPNを送信する

IPNテストツールを利用

IPNのレスポンス内容を確認する

ScrachPadを利用

手順

  1. SellerCentralより下記URLをIPNの通知先として設定
  2. ツールのAuthorizationにあるListen IPN notificationにチェック
  3. パラメータを設定し、CloseAuthorizationを実行
  4. ツールのIPN Noticeタブを選択

4.定期支払い(autopay)

注文者が定期支払いを解約するにはどうすればよいか

Amazon Payの購入者ページから解約可能

** 定期解約の方法 **
1. amazon payページから、購入者様 リンクを押下
1. ご利用履歴 から対象の注文の 詳細 リンク を押下
1. 定期購入契約のキャンセル を押下

5.本番への切り替え

本番への切り替え方法を知りたい

以下を参照してください。
本番への切り替え
※特に出品者情報は、メールなど本番用にも設定が必要ですので、お気をつけください。

45
48
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
45
48