7月1日・2日に開催されたQiita × Fast DOCTOR Health Tech Hackathonに参加し、優秀賞を受賞することができました。具体的に作成したものについての詳細は他のチームメンバーが説明する予定なので、参加背景と私の感想に焦点を当てレポートさせていただければと思います。
Who
今回参加した5人のメンバーは会社の同僚で、株式会社ヘンリーという電子カルテを作っている会社に勤めています。ただし、今回のハッカソンへの参加は会社を代表するものではなく、会社の#randomチャンネルに「Qiita × Fast DOCTOR Health Tech Hackathon」の情報が流れてきたところ、面白そうと思ったメンバーが自発的に集まり、参加を決めたものです。そのため、ハッカソンでは「ヘンリー」という名前は一切使いませんでした。どちらかというと、社会人サークルのノリでした。
Why
では、なぜ私たちは参加を決めたのでしょうか。その主な理由は、やはりテーマへの興味が一番でした。
まず、我々は普段医療ITのサービスを作っているということもあり、この分野の課題の大きさと解決の価値を深く感じています。しっかりと課題を解決するために、着実に進める実行力と柔軟な発想力が必要です。今回のハッカソンは、発想力を活用して新しいアイデアを見つける絶好の機会だと考えていました。
また、ChatGPTというトピックが非常に魅力的でした。LLMが世界に与えた影響は言うまでもなく、医療IT分野でも活用してみたいとずっと考えていました。一方、患者情報保護の観点から、我々の製品にOpenAIのソリューションを組み込むことは容易でない現状があります。そのため、このハッカソンは私たちにとって非常に良いチャンスだったのです。
What
自分を含め、チームにハッカソンの熟練者が居ませんでした(むしろ初参加が多かった)が、2日間とても楽しめました。
まず、運営はとてもスムーズだと感じました。最初の応募から担当の方が親切にメールで対応してくださいました。その後のDiscordへの案内や毎日のアナウンスも適切で、基本的には指示に従うだけで迷うことなく行動できました。会場の設営や昼食の手配など、関係者が多いため大変だったと思いますが、参加者としては何の不便も感じず、ハッカソンに集中することができました。
また、チームでひたすらアイデアを考えて実装するだけでなく、主催者であるファストドクターさんの医師の皆様がチームに入り、情報のインプット及びアドバイスを下さった点はとてもありがたいと感じました。我々は普段医療ITの知識に触れていますが、医者ではないため、利用者視点からの実用性判断が難しい部分がありました。様々な知識を親切に教えていただいたので大変学びになりました。ハッカソンの場だけでなく、今の業務でも活用できると感じました。
終わりに
医療分野はドメインが深い故に、多くの方に敬遠されがちだと感じております。実際に医療と言っても範囲が広いので、調べてみたら意外と面白いセグメントも多かったりします。ぜひ皆さんに興味を持っていただきたいと思っています。(タイムリーですが、ファストドクターさんも参加したオンラインイベント「医療スタートアップ開発裏側」は参考になると考えます)
秋頃にHealth Tech Hackathonの第二弾が開催されるとのことです。医療ITに携わっている方はもちろん、そうでない方も、この分野を知るきっかけとして捉えて参加してみてはいかがでしょうか?