#概要
AWSソリューションアーキテクトアソシエイトの試験に合格しました。勉強期間は4週間ほどでした。幸い1回目の試験で合格することができました。勉強方法や試験の流れをメモしておきたいと思います。
#モチベーション
勉強期間は少し特殊な状況でした。2020/10に第2子が生まれたのをきっかけに、会社の制度(妻出産休暇)を利用して4週間の休暇をいただきました。この1ヶ月はほぼ専業主夫状態で、家事全般と上の子(5歳)の世話をしてました。休暇といってもそんな感じなので、まとまった時間を取るのは難しいと思っていましたが、平日は上の子が保育園に行っている間に隙間時間があるかなと思ったので、何か資格でも取ろうかなと思っていました。
「AWS 認定」
私はインフラエンジニア歴は長い部類ですが、クラウドの体系的な勉強はしたことがなかったので、AWSの勉強をしてみようと思いました。体系的に勉強するなら資格の勉強をするのがよいと思ったので、AWSの資格を取得してみようと思いました。AWSソリューションアーキテクトアソシエイトは、AWSの資格の中では中級程度に位置づけられる資格で、AWSのサービスを比較的幅広く理解している必要があります。今は業務上で開発や構築を本格的に行う機会は少ないですが、クラウドについて理解している必要はあるので、私に合っているかなと思いました。
#勉強方法
勉強に用いた教材を紹介します。
「これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座(SAA-C02試験対応版)」
私は主にこの教材で勉強しました。定価は12000円ですが、私が購入したときは1800円くらいでした。Udemyは毎月のように9割引とかのセールをやっているので、セールのタイミングで購入するのがいいと思います。最安だと1200円くらいになります。(定価っていったい...)
このコースでは、ハンズオン形式で実際のAWSのサービスに触れながら学習を進めることができます。今回は、試験に合格することよりも、AWSの様々なサービスに体系的に触れることが目的だったので、ハンズオン形式で勉強できるのがよかったです。AWSをあまり使ったことがなくても、インフラの知識がある程度あれば、タイトルのとおりこれだけで合格することは十分に可能だと思います。
AWSでは頻繁なサービスの変更がありますが、AWSのサービス変更に追随して、こちらのコースの教材も頻繁にアップデートされているようです。変更があった部分は都度説明が追加されていて親切だと思いました。画面が現行のサービスと多少異なる部分もありますが、AWSを使うならその程度は気にしない方がよいということだと思います。
AWSでは高額のサービスも簡単に使えてしまうので、気をつけないと後で高額の請求に驚くということになることがあります。勉強代とはいえ何万円もかかってしまうのはつらいですが、ある程度経験がないと勘所がわかりにくいと思います。このコースでは、月額だと何万円にもなる高額なサービスも使うことがありますが、高額なサービスは使用後すぐに削除するようにアドバイスしてもらえるので、AWSのコストは最小限で済みます。会社等でAWSを使える場合もあると思いますが、このコースではルートアカウントを使ったりするので、できれば自分でアカウントを作って、自分のクレジットカードでコストを気にしながら使った方がよく身につくんじゃないかと思います。結果的に、コース開始から終了まで約3週間使いましたが、AWSのコストは2.09米ドルでした。コーヒー1杯分くらいなので、このくらいなら安心して使えるのではないかと思います。
EC2が多いですが、EC2自体ではなくNATゲートウェイのコストが高めでした。EC2自体は無料枠で済んでいました。Elastic IPも少し課金されてますが、デタッチして放置してしまったことがあったので課金されてしまいました。デタッチしてすぐに解放すればもう少しコストを抑えられると思います。数十円なので誤差みたいなもんですが。
「【SAA-C02版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)」
上記のハンズオンにも2回分の模擬試験が付いていますが、さらに6回分の模擬試験を収録した問題集です。こちらも割引があるときに1200円くらいで購入しました。難易度はやや高めなので、これで7割前後得点できていれば本番でも合格できる可能性が高いと思います。
「AWS Well-Architected フレームワーク」
こちらは試験用の教材ではありませんが、AWSソリューションアーキテクトの原典とも言える文書です。技術的なことだけでなく、組織やビジネスのあり方についても書かれていて、AWSの利用者に限らず役に立つと思うので、目を通すといいと思いました。
#申し込み~試験
「AWS 認定試験の受験方法」
AWSの試験はベンダ系のIT資格でおなじみのピアソンで受験することができます。ウェブから都合のよい日を自分で選んで予約することになります。AWSの試験は、今ではオンラインでも受験することができるようになっていますが、周りに何もない部屋を用意しないといけないなど、私の自宅ではちょっと難しく、東京駅近くの試験センターに行って受験しました。
試験時間は140分です。140分で65問なので、まあまあ余裕があります。70分ほどで全問に解答し、自信がない問題にはマークを付けました。全問回答後、20分ほどでマークした問題を見直し、さらに20分ほどで全問を見直しました。12問ほど自信がない問題がありましたが、8割程度は得点できているだろうと判断し、30分ほど残して試験終了にしました。試験が終わると画面上で合否を確認することができます。無事に合格と表示されていたのでひとまず安心しました。
試験の言語は日本語で受験しましたが、画面上で英語も確認することができます。外資系ベンダの試験としてはそれほど変な日本語ではなかったかなと思いますが、ところどころサービス名や機能名の訳が実際のサービスと異なっているところがありました。日本語に違和感があったら英語を見てみた方がよいと思います。実際にAWSを使うなら英語のドキュメントを読むこともあると思うので、あまり細かいことは気にしない方がいいということだと思います。
#合格後の対応
合格の翌日、正式な合格通知がメールで送られてきました。スコアは1000点中775点でした。8割くらいかなと思ったので想定の範囲内ですが、あまり余裕はなかったみたいです。合格するとこんな感じのロゴがもらえます。
試験に合格すると、模擬試験の無料での受講や、次回の試験の割引などの特典があるので、他の資格の取得を狙ってみてもいいかもしれません。試験に合格はしたものの、AWSのサービス一覧を見ると全く知らないサービスが山のようにあって正直なんもわかりません。AWSサービス多過ぎです。継続的な学習が必要かなと思います。