はじめに
最近 Copilot の新機能を追いかけるのがライフワークになっているShahinです!
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2026年6月に GitHub Copilot に「Automations(自動化)」という機能が GA しました。
一言で言うと、Copilot のクラウドエージェントをスケジューラとして動かせる機能です。毎晩 main ブランチの壊れたテストを自動修正して Draft PR にしてくれたり、新しい Issue が作られるたびに AI がラベルを貼ってくれたりします。
「CI が失敗したまま朝出社するの、もう嫌だ」とか「Issue のラベル貼り忘れで検索できない地獄」みたいな悩みに、けっこうダイレクトに効くやつです!
Copilot Automations って何?
従来の GitHub Copilot は、自分が話しかけたときだけ動くものでした。VS Code でコードを書いていてサジェストが出る、Chat で質問したら答えが返ってくる、という形です。
2026年6月にリリースされた Automations は、それを逆転させた機能です。
自分が呼ばなくても、Copilot が勝手に動いて仕事をする
スケジュールやリポジトリのイベント(Issue 作成・PR 更新)をトリガーに、Copilot のクラウドエージェントが自律的にタスクを実行します。
どんなトリガーが使えるの?
現時点(2026年7月)で設定できるトリガーは以下の3種類です。
| トリガー | 内容 |
|---|---|
| 時間間隔 | 毎時 / 毎日 / 毎週のスケジュール実行 |
| Issue 作成時 | 新しい Issue が作られたとき |
| PR 作成・更新時 | Pull Request が作成または更新されたとき |
エージェントが持てるツール(できること)も設定画面から選べます。「PR を作成する」「Issue のラベルを更新する」などを組み合わせて、やりすぎないように制限をかけられます。
実際に設定してみる(デモ)
ここからは実際の設定手順を追っていきます。前提として Copilot Pro / Pro+ / Max / Business / Enterprise のいずれかのプランが必要です。Business・Enterprise の場合は管理者が「Copilot cloud agent」ポリシーを有効にしておく必要があります。
Step 1: リポジトリの Agents タブを開く
GitHub のリポジトリを開いて、上部のタブから「Agents」を選択します。
最近追加されたタブなので、見当たらない場合は設定 → Preview Features から有効化を確認してみてください。
Step 2: Automations を選択する
Agents タブの中に「Automations」というメニューがあるのでクリックします。
Step 3: 新しい Automation を作成する
「Create new」ボタンを押すと、設定画面が開きます。GitHub Copilot アプリ(スマホアプリ)から作ることもできます。
Step 4: Automation の中身を設定する
設定項目はシンプルな4つです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Name | この Automation の名前(自分が分かればOK) |
| Prompt | エージェントへの指示(何をするか自然言語で書く) |
| Trigger | いつ動かすか(時間 / Issue作成 / PR更新) |
| Tools | エージェントが使えるツールの許可範囲 |
デモ①:Issue を自動ラベル分類する
新しい Issue が作られるたびに bug / enhancement / other のどれかを自動でつけてくれる Automation を作ります。
Name
Auto-label new issues
Prompt
When a new issue is created, read its title and body,
then label it as one of the following:
- "bug" if it describes something broken or not working as expected
- "enhancement" if it describes a new feature or improvement request
- "other" for anything else
Apply exactly one label. Do not add comments or close the issue.
Trigger: When a new issue is created
Tools(許可するもの): Read issue(Read-only)+ Update issue labels(Read-write)
保存して実際に Issue を作ってみると、数十秒で Copilot がラベルを自動で付けてくれます。
正直、「これだけのために自分で Actions を書いてたのか…」と少し虚しくなるくらいシンプルに動きましたね(笑)
デモ②:毎晩 failing test を自動修正する
こっちが個人的にテンション上がった使い方です。
main ブランチの failing test を毎晩チェックして、修正できそうなものは Draft PR として出してくれる Automation を設定します。
Name
Nightly failing test fixer
Prompt
Every night, check for failing tests on the main branch.
For each failing test, try to identify the root cause and propose a fix.
If a fix can be made, open a draft pull request with the proposed change.
Add a comment to the PR explaining what was changed and why.
If you are unsure about a fix, leave a comment on the PR explaining the issue and skip the change.
Trigger: Daily(毎日 — 実行時刻も設定可能)
Tools(許可するもの): Get file、Search code(Repos)+ Get workflow run(Actions)+ Create pull request(Pull Requests)
翌朝リポジトリを見ると、こんな感じで Draft PR が上がっていました。
「AI が夜中に働いてくれた!」という体験、地味に楽しかったです。ちなみにエージェントが「よく分からないので直せなかった」ケースは、Draft PR にその旨のコメントだけ残して変更なしで来ます。これはちゃんと思慮がある設計だと感じました。
デモ③:毎週のリリースノートを自動ドラフトする
おまけで、毎週月曜の朝にリリースノートの下書き PR を出す設定です。
Prompt
Every Monday morning, check the commits and merged pull requests
from the past week on the main branch.
Draft release notes summarizing the changes, grouped by type
(features, bug fixes, internal changes).
Open a pull request with the draft release notes as a new markdown file
at docs/release-notes/YYYY-MM-DD.md.
Trigger: Weekly(曜日と時刻を指定)
Tools(許可するもの): List commits(Repos)+ List PRs(Pull Requests)+ Create pull request(Pull Requests)
実際に動いた結果がこれです。Copilot が docs/release-notes/2026-07-07.md を作成して Draft PR を上げてきました。PR 本文には「Features / Bug Fixes / Internal Changes」のセクション構成の説明まで書いてあって、けっこう丁寧でした!
これが動くと「誰がリリースノート書くか問題」から解放されます。完璧な文章は来ないですが、下書きがある状態から始められるのは全然違う感じがしました!
GitHub Copilot アプリからも作れる
PC の Web 画面だけでなく、スマホの GitHub Copilot アプリからも Automation を作成・管理できます。サイドバーから「Automations」→「New automation」→「Run as cloud automation を ON」にするだけで、通勤中にサクッと設定できるのは地味に便利です。
使ってみての注意点
対応リポジトリについて
現時点では private / internal リポジトリのみ対応しています。public リポジトリへの対応は近いうちに来る予定とのことです。
スコープは1リポジトリ
各 Automation は1つのリポジトリにスコープされています。複数リポジトリをまたいだ操作は今のところできません。
課金について
Automation の実行はトークンを消費するので AI クレジット課金が発生します。1 クレジット = $0.01 USD で、ユーザーの標準の usage-based レートで請求されます。無限に動かすと意外と積み重なるので、最初は1〜2つのリポジトリで試して消費量を確認するのがおすすめです。
⚠️ 注意: Automation を作成したユーザーのクレジットで課金されます。組織内で複数人が使う場合は、誰が Automation を作るかを決めておくと管理しやすいです。
エージェントの暴走防止
「Tools」の選択で、エージェントが使えるアクションを絞ることができます。最初は最低限のツールだけ許可して、様子を見ながら広げるのが安全です。
まとめ
Copilot Automations を使うと、こんなことがプロンプトを書くだけで実現できます。
| やりたいこと | トリガー | ポイント |
|---|---|---|
| Issue の自動ラベリング | Issue 作成時 | Tools を「Update issue labels」だけに絞る |
| 毎晩の failing test 自動修正 | Daily | Draft PR を出させると安全 |
| 毎週のリリースノートドラフト | Weekly | docs フォルダに出力させると管理しやすい |
| PR 作成時の自動レビュー依頼 | PR 作成時 | Copilot Code Review と組み合わせると強力 |
正直なところ、「Copilot ってすごいけど、結局自分で呼ばないと動かないじゃん」という感覚を長く持っていたんですが、この機能でその印象が変わりました。AI エージェントが24時間常駐メンバーとして働いてくれる感覚に近いです。
まだ GA になったばかりで日本語の情報が少ないので、ぜひ試してみてください!
GitHub Copilot について一緒に話しませんか?
この記事のような GitHub Copilot の最新機能を、みんなでワイワイ話し合えるコミュニティがあります。
GitHub Copilot User Group Japan(Gh-CUG / ジーカグ) です!
Gh-CUG ってどんなコミュニティ?
「なんでもは知らない、しってることだけ」をモットーに、初心者・学生・エンジニア全員がフラットに参加できる GitHub Copilot のユーザーグループです。
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