Windows7以降、デフォルトのままsysprepを実行するとインストールしたデバイスドライバーがすべて消されてしまうという設定になっています。
それを防ぐため、sysprepを行う際にデバイスドライバーを消さずにsysprepを行いマシンをシャットダウンする方法をメモしておきます。
##対応OS(確認済みOS)
基本、Windows7以上であれば、どのWindows(サーバーOSを含む)で対応可能なはずです。
対応OS |
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Windows7 |
Windows8 |
Windows8.1 |
Windows 10 1607 ~ 21H1 |
Windows Server 2008 R2 |
Windows Server 2012 R2 |
Windows Server 2016 |
Windows Server 2019 |
Windows Server 2022 |
sysprepを行いたいPCの中で以下を作業します。
以下の内容を書いたファイルを「C:\unattend.xml」として保存します。(保存場所は任意)
<unattend>
<settings pass="generalize">
<component name="Microsoft-Windows-PnpSysprep" processorArchitecture="x86" publicKeyToken="31bf3856ad364e35" language="neutral" versionScope="nonSxS" xmlns:wcm="http://schemas.microsoft.com/WMIConfig/2002/State" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance">
<PersistAllDeviceInstalls>true</PersistAllDeviceInstalls>
</component>
</settings>
</unattend>
以下の内容を記入したSysprep実行用のバッチファイルを「c:\sysprep.bat」として保存します。(保存場所は任意)
C:\windows\system32\sysprep\sysprep /generalize /oobe /reboot /unattend:c:\unattend.xml /mode:vm
- 尚、上記のunattend.xmlファイルは保存したパスを入れてください。
- /mode:vmは、Windows8(Windows Server 2012)以降でないと利用できません。Windows 7等の場合は、このパラメーターは削除してください。
##sysprepの実行方法
sysprepの準備ができたら、sysprep.batを実行するだけです。