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エンジニア歴10ヶ月目で「PHP7技術者認定初級試験」を受けてみた

Last updated at Posted at 2020-07-26

はじめに

2019年の9月にエンジニアに転職して、約10ヶ月が経過しました。
PHPも業務で初めて触ったのでエンジニア歴とPHP歴はほぼイコールです。

ネットで色々調べていたら、「PHP7技術者認定初級試験」という検定があることを知りました。
実際に試験を受けて合格したので、
どのような試験で、どのくらいの期間何を試験対策として行ったのかを簡単に共有できればと思います。

  • この試験を受けるか迷ってる方
  • PHPを触り初めて1年くらいの人で自分の理解度の把握をしたいと思われている方
  • 基本構文の習得程度で、FWでPHPを書いている方 などの参考になれば幸いです。

PHP7技術者認定初級試験とは

一般財団法人PHP技術者認定機構が実施している、
PHP技術の習得度合いを測るための試験です。

体系だてたPHP学習の総チェックにいかがですか?という感じで、
検定試験の部類で資格試験ではないです。

PHP5とPHP7の試験があり、
PHP5は上級試験/準上級試験の2つ
PHP7は初級試験のみ
という構成です。

私はPHP7初級試験を受けました。

試験内容はPHPの仕様や基本構文、設定周りなど基礎的な部分となります。
正誤選択形式で、試験会場のPCで受験します。
60分で40問。
7割正解で合格。
試験料は13,200円(税込)
結果は試験終了後にすぐ確認できます。

出題範囲はオライリーの『初めてのPHP』(PHP7版)の内容に沿って出題されます。
実際の出題内容については公言できないので、詳細な出題範囲は公式でチェックしてみてください。
https://www.phpexam.jp/summary/novice7/
スクリーンショット 2020-07-26 16.06.48.png

業務でPHPを使用していれば、問題集を何周かすれば合格できると思います。

試験対策

出題された問題については言及できませんので、
実際に試験当日までどのくらいの期間で何をやったのかをまとめます。
私の試験の結果は850点/1000点でした。

対策期間

  • 2週間(月~金で各日15分~30分程度、土日で2時間程度)

やったこと

おそらく業務でPHPに触っている方は試験問題集をやり込めば問題なく合格レベルまで達せると思います。

その他にPHPの基礎的な書籍で問題集での説明が不十分な箇所や自分の理解が浅いところを補完するとより完璧に近づきます。

公式の出題範囲は初めてのPHPですが、基本的な内容は同じなので同一の書籍がなくても問題ないと思います。
実際に私は独習PHPという書籍を持っていたのでそちらを使用しましたが、全く問題ありませんでした。

この試験でPHPに初めて触れるという方は初めてのPHP試験問題集の順番で進めるのがいいと思います。

対策のポイント

初級試験の内容は基礎的なもので、決して難しい内容ではありません。
基礎構文や条件分岐、繰り返し、配列の操作などは
業務で1年程度PHPでコードを書いていれば改めて勉強する必要はないと思います。

しかし、文章での正誤選択問題となるので細かい部分の理解が必須となります。
実際に問題集や教材で出てくるコードは実際に動かして一つ一つ確認して行くのが大切です。
特に組み込みメソッドの返り値などはしっかり把握する必要があります。

苦労したポイント

私はPHPの基本的な構文を最低限覚え、その後業務でFWでの開発に移ってしまいました。
そのため、PHPの仕様(動作環境)やPHPコマンド、設定周り、など根本的な部分の理解がなく、試験対策を通じて知ることが多かったです(恥ずかしい...)。

実際に問題集の1周目は基本的な条件分岐、ループ、配列操作、webフォームでのやり取り、DB操作、CookieとSessionなど以外は全然解けませんでした。

公式の出題範囲でいうと下記の部分の知識が完全に抜け落ちていました。

  • PHPの特徴
  • ファイルの操作
  • 情報の保存:データベース(PDOのオプションやプリペアドステートメント等の部分)
  • ファイルの操作
  • メールの送信
  • コマンドラインPHP(サーバ起動やドキュメントルートの設定,php.iniや構成ディレクティブあたり)

この辺りは私のようにすぐにFW中心の開発に移ってしまった方は抜けている部分が多いと思います。

オプション指定などについても細かく聞かれるので、問題集に出ている部分は確実に習得する必要があります。

本番の試験は問題集の出題より少しだけ難しく感じました。
より迷わせる問題が多く、問題集の内容を暗記だけではなくしっかり理解しているかを突いてくる問題が多かったです。

まとめ

実際にこの試験を受けてみて、PHPのことを全然知らなかった/理解していなかったと痛感しました。
「言語そのものの理解」を深めることの重要性も知ることができました。
試験対策をして、PHPについての理解が深まったことでFWを使っていてモヤモヤしていた部分がすっきりと理解できる、使えるようになった部分もたくさんありました。

特に有名な試験でもないし、合格したからと言って自身の価値向上に繋がるような試験ではないですが、
言語について再度しっかり学びたい方、これから習得を目指す方にはとてもいい試験だと思いました。

試験を通してPHPにより興味を持ったので、継続して言語について理解を深めていこうと思っています。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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