ParamArrayを配列へ手軽に変換

VBAの○ソな部分の1つである ParamArray を手軽に配列へ変換する方法です。

方法

filterワークシート関数を使えば一発です。

' サンプル
Sub hoge ( ParamArray args() As Variant )
    Dim ａ() As Variant
    a = Worksheetfunction.filter(args,True)
    :

注意点(制約事項)

• ParamArray のインデックスは 0 始まりですが、filter関数を通すと 1 始まりに変わります。
• 数値は全てDoubleに変換されてしまいます。
• ワークシートで扱えない型を突っ込むとエラーになります。

おまけ

ParamArray を別の関数に引き渡したいだけであれば、受け取る側の引数を ByVal な Variant型にすれば良いです。

Sub a ( )
    b 1, 2, 3
End Sub

Sub b ( ParamArray args() As Variant )
    c args
End Sub

Sub c ( ByVal args As Variant )
    :

ByVal にしないと「ParamArray の使い方が適切ではありません。」と怒られますが、このエラーメッセージのヘルプを見ると、

ParamArray として定義されたパラメーターがプロシージャ内で不適切に使用されています。 このエラーの原因と解決策を次に示します。

• 配列または ByRef Variant を想定している別のプロシージャに ParamArray が引数として渡されました。

と書いてあります。つまりはByRefじゃなきゃ良いんです。