iTerm2を使う理由
- ターミナルを常時、起動できるようにしておきたい
- キー割当を細かく設定したい
- ターミナルで隠れているウィンドウを確認したい
と多々ありますが結局のところ、既存のターミナルより多機能であり導入の手間もかからないからというのが理由な気がします。
インストール
以下のサイトから(zipファイルを)ダウンロードして、解凍
解凍ファイル(iTerm.app)をアプリケーション(/Applications)に移動
使っている機能
ホットキー
ホットキークリックでターミナルに切替(or 起動)
※ターミナルへの切替えは頻繁に行う方なので、とても重宝している機能
キー割当
a~z,⌘キーもキー割当可能
※(JISキーボードで)軽く確認したところ、以下キーは割当不可。他は利用できる様子
「capslock」「英数」「かな」「fn」「取り出し(⏏)」「電源ボタン」
ウィンドウの半透明化
「⌘ + u」でターミナルを半透明化切り替え
※ターミナルで隠れたウィンドウを確認したいときとかに使用。
ロギング
メニューバーから「Shell > Log > Start, Stop」でターミナルの入出力をロギング
※エビデンスとりたい時とかに使用
その他の便利そうな機能
※私は利用してないですが、複数人使っている人を見たことがあったので紹介
画面分割
縦分割:⌘ + d, 横分割:⌘ + shift + d
※分割後パネル操作のバインドキーは以下から確認できる
Window > Select Split Pane > 「各項目」
Window > Resize Split Pane > 「各項目」
自動プロファイル切り替え
ユーザー切替、リモート接続等実施時にプロファイル切り替えを自動でしてくれる
※ただし、shell integrationのインストールと設定が必要
設定
上記で紹介した機能の設定方法紹介
※設定画面の表示の仕方は以下
「⌘ + ,」 またはメニューバーから「iTerm2 > Preferences...」
他アプリと同手順ですが、一応
ホットキー
1.設定画面から「Profiles > Keys」を選択
2.左下付近にある「Show/hide iTerm2 with a system-wide hotkey」をチェック
3.「Hotkey」の項目にて、利用したいホットキーをクリック
※私の場合は「⌘ + 1」を設定
キー割当
※個別設定と共通設定があります
個別設定
1.設定画面から「Profiles > Keys」を選択
2.左下付近にある「+」をクリック(※「−」は除去)
3.「Keyboard Shortcut:」に割当するキーをクリック
4.「Action」から利用したい動作を選択
共通設定
1.設定画面から「Keys」を選択
2.個別設定の「2」〜「4」と同手順で設定
Actionに関する補足
ターミナルのバインドキーとActionの設定方法を紹介
※私が割当を行っている機能のみ
機能 | ターミナル バインドキー |
Actionの設定方法 |
---|---|---|
単語移動(左) | Esc + b | 「Send Escape Sequence」を選択して「b」を入力 |
単語移動(右) | Esc + f | 「Send Escape Sequence」を選択して「f」を入力 |
単語削除(左) | ctrl + w | 「Send Hex Codes」を選択して「0x17」と入力 |
undo | ctrl + _ | 「Send Hex Codes」を選択して「0x1f」と入力 |
※1.他のバインドキーに関して以下を参考 | ||
bash:ターミナルにて「man bash」→「Readline Command Names」を確認 | ||
zsh :ターミナルにて「bindkey」 | ||
※2.「Send Hex Codes」の入力値に関しては下記サイトを参考 | ||
https://ja.wikipedia.org/wiki/ASCII |
ウィンドウの透明化
1.設定画面から「Profiles > Window」を選択
2.「Trancsparency」のスライダーをよしなに動かす
自動プロファイルの切替
1.設定画面から「Profiles」を選択し、左の一覧から切替対象のProfileを選択
2.「Advanced」 を選択し、下の方にある 「Automatic Profile Switching」にて「+」をクリック
3.切替条件を適当に入力
#その他機能
この記事作成時点に知って、今後使うかもしれないと思った機能紹介
貼り付け履歴一覧表示(Open Paste History)「⌘ + shift + h」
ターミナルに貼り付けした一覧を表示し、そこから上下キーで選択することで再貼付けができる
クイックオープン(Open Quickly)「⌘ + shift + o」
「プロファイル切替」「ウィンドウ/タブ/パネル切替」「新規タブ」実行の選択ウィンドウを開く
※フィルタリングも可
プレイバック(Start Instant Replay)「⌘ + alt + b」
ターミナルでの操作内容を再確認できる