MacBook Pro 2020を購入しました。約3年ぶりです。
PC環境はいつもキレイな状態にしておきたいものですが、最高のタイミングがPC買い替え時です。
PCを買い替えても私はいつも移行アシスタントを使っていません。
マシン環境の再確認、棚卸しができるので結果綺麗な環境を作り直すことができます。
移行作業の記事は3年前にも書いています。
【2017年版】MacOS Sierraに新しく環境構築(主にCUI) - Qiita
今回も同様に記録を残します。
設定作業
CUIの土台を整える
iTerm2のインストール、設定
入手先: 公式サイト
インストール
Macにはターミナルという名前の標準ターミナルアプリが最初から入っていますが、iTerm2が使い勝手が非常によいのでこれをインストールします。
iTerm2 - macOS Terminal Replacement
iTerm2の良さは下記でも紹介されています。
MacのターミナルアプリはiTerm2で決まり!!オススメの設定と基本的な機能まとめ – Webrandum
設定(必要なければスキップ)
配色をJapanesqueに設定しました。
最初から入っているテーマではないのでダウンロードしたものをインポートします。
手順1. テーマが入っているファイルをgit cloneする。
git clone https://github.com/aereal/dotfiles.git
手順2. iTerm2の環境設定 => Import)から「colors/Japanesque/Japanesque.itermcolors」を選択
手順3. 配色から「Japanesque」を選択(Preference => Profiles => Colors => Load Preset => Japanesque)
(手順2でJapanesqueが選択できるようになります。)
下記にも設定方法が記述されています。
iTerm2でColorsにJapanesqueを設定する - Qiita
次にフォントをRictyに設定しました。
読みやすさに定評のあるプログラミングフォントです。
Rictyは別途インストールする必要があります。
下記のコマンドを実行するとインストールされます。
brew tap sanemat/font
brew install ricty
cp -f /usr/local/opt/ricty/share/fonts/Ricty*.ttf ~/Library/Fonts/
fc-cache -vf
インストール方法は下記にも記載されています。
Homebrewを使ってRictyをインストール - Qiita
インストール後は、環境設定からフォントを選択します。(Preference => Profiles => Text)
XCodeインストール
入手先: app store
- Homebrew(後述)のインストールにはCommand Line Toolsのインストールが必要。
- Command Line ToolsのインストールにはXCodeが必要。
です。
Command Line ToolsはHomebrewをインストールするときに一緒にインストールされるので、ここではXCodeをインストールします。 一度XCode起動させて、「Agree」をクリックしておきます。
Homebrewインストール
入手先: 公式サイトを参考にコマンドラインで入手
macOS(またはLinux)用パッケージマネージャー — Homebrew
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install.sh)"
以前はCommand Line Toolsを手動でインストールする必要がありましたが、今は勝手にインストールしてくれます。
作業効率を上げるパッケージ群をインストール
作業の効率を上げるパッケージをインストールしていきます。
brew install neovim
brew install zsh
brew install wget tree fzf jq nkf massren tig fasd rsync
Catarinaからは最初からログインシェルがzshです。
ただし、Homebrew版のzshの方が安定版のバージョンが新しかったのでインストールしました。
Preztoインストール
Preztoはzshフレームワークです。便利なzshの設定が前もって記述されています。
インストール方法は公式に記載されています。所定のディレクトリにgit cloneしてホームディレクトリにシンボリックリンクを作成しています。
sorin-ionescu/prezto: The configuration framework for Zsh
git clone --recursive https://github.com/sorin-ionescu/prezto.git "${ZDOTDIR:-$HOME}/.zprezto"
setopt EXTENDED_GLOB
for rcfile in "${ZDOTDIR:-$HOME}"/.zprezto/runcoms/^README.md(.N); do
ln -s "$rcfile" "${ZDOTDIR:-$HOME}/.${rcfile:t}"
done
Webサーバー構築
ローカル開発環境となるWebサーバーの構築です。
MySQLインストール
Qiitaから流用
CREATE USER `ユーザー名`@localhost IDENTIFIED BY 'パスワード';
GRANT ALL PRIVILEGES ON DB名.* to `ユーザー名`@localhost;
SQLiteインストール
SQLiteを実案件で使うことはほとんどないですが、簡易的なツールで使うことがあります。
brew install sqlite
PHP7.4インストール
最初から入っているのはPHP7.3でした。brew searchをしてHomebrewでインストールできる最新版を調べます。
以下を参考にしました。
brew search php@7
==> Formulae
php@7.2 php@7.3 php@7.4
7.4が最新なので、これをインストールします。
brew install php@7.4
.zshrcにパスを通します。私はもとからPATH=〜で定義していたのでそれに付け足すようにしました。
# ~/.zshrc
PATH=/usr/local/opt/php@7.4/bin:/usr/local/opt/php@7.4/sbin:〜:$PATH
php.iniを調整します。
私は以下を調整しました。
- 文字エンコーディングをUTF-8に設定※最初からそうなっているかも
- タイムゾーン設定
- 環境変数を参照できるように設定($_ENV['HOME'] でホームディレクトリを参照できます。)
default_charset = "UTF-8"
date.timezone = Asia/Tokyo
# variables_order = "GPCS"
variables_order = "EGPCS"
PHP用のツールインストール
Composer
PHPのパッケージ管理ツール、ComposerもHomebrewでインストールします。
brew install composer
PshSH
PHPのREPL環境、PshSHをComposerでインストールします。
composer g require psy/psysh:@stable
Apacheインストール
macには最初からApacheはインストールされていますが、Homebrew版の方が使いやすいので別途インストールします。
brew install httpd
設定ファイルの場所を調べます。
apachectl -V
設定ファイルでは、以下を調整しています。
- mod_rewrite有効化
- Virtual Host有効化
- phpモジュールの読み込み
- 拡張子.phpでアクセスされたときにphpとして処理する
LoadModule rewrite_module lib/httpd/modules/mod_rewrite.so # コメントアウト解除
# Virtual hosts
Include /usr/local/etc/httpd/extra/httpd-vhosts.conf # コメントアウト解除
# 以下追記
LoadModule php7_module /usr/local/opt/php/lib/httpd/modules/libphp7.so
<FilesMatch \.php$>
SetHandler application/x-httpd-php
</FilesMatch>
npmパッケージをインストール(グローバルのみ)
グローバルで使用するnpmパッケージのみをインストールします。
npm install -g yarn
GUIアプリケーションを便利に使うためのコマンド
ForkLift 3をデフォルトのファイルビューアとして開く(Finderの代わりにForkLift 3を開く)
ファイル管理ソフトとしてForkLift 3を使っています。
「Finderで開く」「Reveal in Finder」といったメニューは通常Finderが開きますが、ForkLift 3が開くように設定変更します。
defaults write -g NSFileViewer -string com.binarynights.ForkLift-3
このコマンドの意味は下記に詳しく紹介されています。
ForkLift 3をMacのデフォルトファイラに変更 - Debug Your Life // 暮らしをデバッグする。